主人が以前所有していた、
フェラーリF430チャレンジ。
公道は走れない、生粋のレーシングカーです。
主人にとってこの車を手にした事は、深い深い意味があるんですよ。
主人はプロレーサーを目指し、20歳から25歳まで鈴鹿を走っていたんです。
頑張って挑戦し続けましたが、
「灰も残らん位、燃え尽きた!」という程、
悔いも無く鈴鹿を卒業しました。
そして次の夢は、【自動車屋のおやじ】になる事。
(この頃はサラリーマンでメカニックをしてたからね~)
主人は、「自動車屋のおやじになって、鈴鹿へ凱旋するぞー!」と、
心に誓ったようです。
2008年5月でした。
仕事が終わってから主人と2人で積載車に乗って、アートスポーツさんへ
F430チャレンジを取りに行きました。
確かこの車が、日本に入ってきてた最後の新車でした。
今思えば、主人が F430チャレンジのステアリングを握ったのは、この時だけ...笑
持って帰ってきて、積載車から降ろしてガレージに納めたのが最初で最後。
しかもバックでしか走行していないと思う...笑
それから何日くらい経ってからかな~
主人が、
「鈴鹿のライセンス、更新しようかなぁ」と言いました。
主人の中で何か区切りが付いたんでしょうね。
この車を手にできたと言う事は、ほんと努力して頑張ってきた証ですからね!
“もう鈴鹿へ凱旋してもええやろ~” と思えたんでしょうね。
25歳の時以来、鈴鹿へは一度も行っていない主人。
こういう所、頑固というか、一度決めたら貫くんですよね~
18年ぶりに鈴鹿へ行きました!
こんな想いが詰まった車だから乗れなかったのかな....
フロントバンパーやリヤウイングを造って換装し、ガレージに “飾って” ましたね。
傷が付くのを防ぐシールが貼られたまま...笑
思う存分走れなかったけど、主人にとっては大きな意味を持つ F430チャレンジでした。