フェラーリ328 エンジンシリンダーヘッドからのオイル漏れ修理です。
⇧写真下に見えるのがタイミングベルトなんです。
⇧エンジン本体とタイミングベルト隙間の状態。
写真中央の茶色の液体が漏れだしているオイルです。
タイミングベルトはゴム製なので油分を嫌います。
⇧エンジン真下にも滴り落ちているオイル。
オイル漏れ修理スタートです。
⇧エンジン上部を分解し見えてくるのはカムシャフトです。
カムシャフトを分解した状態です。
この部分のオイル漏れを正確に修理するにはここまでの分解が必要になってきます。
オイル漏れの原因は写真左の焦げ茶色のオイルシールなんです。
新しくシールを組み込むフランジ(シルバーの台座)は精密に仕上げています。
シールリングも細かな調整をおこないます。
こうして私たちは組み上げていきます。
ダイヤルゲージでピストンの上死点を1/100単位で合わせます。
今まで分解したエンジンのほとんどが適正値ではありませんでした。
エンジンの調子を整えるには最も重要な部分の一つなんです。
漏れ滴っていたオイルをクリーニングアップ。
作業に伴い分解した再使用部品は組み付け前に隅々まで綺麗に。
正確に、また綿密な調整や組み付けをおこなうことで漏れや滲みがおこることはありません。
それほどフェラーリのエンジンは精密なんです。
【328 メンテナンス作業 参考価格 242,000円 左右シリンダーヘットオイル漏れ修理・各部測定調整・クリーニングアップ を含みます】