ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
今回、Ferrari 348 GTS メンテナンス 御依頼、誠に有り難う御座います。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
Ferrari 348 チェック開始の為、リフトセクションへと移動させて頂きました。
不具合発生ポイントのトラブルシューティング。
現状のマシン状態を把握する為、Ferrari純正車両診断テスター SD2でFerrari 348 マシンコントロールユニットと交信。
ErrorコードのみのチェックではなくSD2で現状の電子制御系統の状態や、セット状況また、出力電圧 波形に至るまで、チェックします。
Ferrari純正 車両診断テスターSD2を使用し取得したエアコン関連各部のデーター。
現状のエアコン エレクトロニクスパーツの作動状況また、関連個所のデーター取得。
続いて、SD2で取得したデーターは、あくまでもデーターとし受け止めます。
データー全てを鵜呑みにせず、各ポイントの基本作動を専用機器で単体点検。
また、メカニカルの作動状況も的確にチェックしていきます。
更に奥深くまで、独自のチェックを行いピンポイントで不具合ポイントを絞り込みます。
エアーコンディショナーの構造を熟知したエンジニアによるチェックが進みます。
エレクトロニクス関連のトラブルなのか、機械機構でのトラブルかを、見極める事が重要です。
全てのチェックを完了させて頂きましたFerrari 348 GTS。
担当エンジニアが、現状マシンに発生している不具合個所をピンポイントで把握し切らせて頂きました。
内容をまとめさせて頂き、現状のマシンの状態を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きますので宜しくお願い致します。
現状のマシンの状態を全て記載した報告書を送付させて頂き、その中で1セクション1セクション確実にメンテナンスする方法で決定しました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
トラブルの主原因により影響を受け2次的不良が発生してしまっているコンブレッサー。
新品のコンプレッサーは非常に高額な為、現品をリビルトしメカニカルまた、外観も新品同様に仕上げます。
高圧 低圧のエアコンホース&パイプ。
純正ホース&ジョイントも高額な為、今回ジョイント~ホースに至るまで、クオリティーをアップし製作します。
Ferrari 348 リペア&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…
早速、実作業開始です。
現品リビルト後のコンプレッサー。
一概にリビルトパーツと言っても、リビルト内容に問題の有るリビルトパーツも多々存在します。
コンプレッサーの構成パーツや、作動原理を知り尽くし、こちらからどの様な仕様のリビルトコンプレッサーを製作して欲しいか、マグネットクラッチは、どうするのかを指定し、精度の高いリビルトパーツを使用しないと、ロングライフ化が望めません。
非常に重要なポイントですね。
2次的不具合で破損したコンプレッサー。
主原因は、エアコンガス漏れ。
安易なガスの補充 また、オイル調整不良で他のパーツまで破損また、ダメージを与えています。
ガス漏れと同時になくなってしまうコンプレッサー潤滑オイル。
エアコンコンプレッサーの潤滑方式は、簡単に言えば2サイクルエンジンと同じ。
コンプレッサーに溜まって潤滑するのではなく、エアコンガスに付着しエアコンライン全体を回りながら潤滑しています。
ガス漏れ=オイル漏れの方程式。
そのままの放置では、コンプレッサーオイル切れによる焼きつきを発生させ、コンプレッサー内部のパーツがバラバラ。
バラバラになったパーツ片が全てのエアコンラインに周り大変な事に!!
エアコンの効きが悪いと、エアコンガスの補充を繰り返すと上記のトラブルを確実に発生させます。
また、エアコンガスが漏れた状態での放置は、漏れている個所から、十二分に湿気を含んだ大気が混入し、ほぼアルミニュウム製のエアコンパーツを内部から腐食させ全滅させます。
早期に確実なリペアが必要な部位の1つですね。
主原因のエアコンガス漏れ。
エアコンパイプジョイントからのエアコンガスリーク。
現品でリペアします。
確実な方法で現品でリペア完了。
同時にパイプ類や周辺部分もクリーニングアップ。
ガス漏れしていた主原因のエアコンホース。
純正よりクオリティーアップし、また低価格。
今回、設計&製作したエアコンホース。
国産の非常に品質の良い高圧ホースを使用。
ホースとのジョイント部も全て製作。
エアコンホースに限らず製作可能です。
ジョイント&パイプのアップ。
これで主原因ポイントは全てクリアー。
熱害からホースを守る為、遮熱パーツで保護。
まずインナー側、遮熱パーツを装着。
アウターは、レース車輌用パーツで遮熱。
コンプレッサー装着部分の現状の画像。
組み込み前に細部までクリーニングアップを行います。
周辺部分も綺麗にクリーニングアップ。
関連各部のチェックまた、クリアランスも見直し、組み込み終了。
全ての作業に時間を惜しまず徹底したメンテナンスを行います。
こちらもトラブルの主原因からの2次的影響を受け不良が発生してしまっている部位。
リペア開始です。
汚れ切っていた関連パーツもクリーニングアップ。
リペア&メンテナンスも終了です。
クリーンな状態で組み込みます。
分解に伴ったパネル群も組み込み前にクリーニングアップを行ないます。
固定観念や、効率化にとらわれる事無く、独自のメンテナンス&セットアップまた、クリーニングアップを行ないます。
1台1台に最良のメンテナンスを施しオーナーの元へと戻します。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。
リペア&メンテナンス時に行なうクリーニングアップ。
各部の仕上げは、レザーの素材、ペイントの素材、各部の構成パーツなどなど….. 素材を熟知したエンジニアにより、部位部位に1番適した、本来の素材を蘇らす意味での仕上げが行われます。
ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行われません。
クリーニングアップは全て作業の一貫と考え行います。
全てのリペア&メンテナンス終了のFerrari 348 GTS。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の、1部分のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影致しております。
詳細な写真(CD-Rに落として有ります)及び、今回のメンテナンス内容、また今後のメンテナンス書類も分かり易く作成していますのでマシンと一緒にお渡し致します。
今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。