ボルトや、ナットのネジ山の隙間の隅々までクリーンな状態に。
汚れが付着していると締め付けトルクが変化します。
クリーンな状態で規定トルクで確実に組み込みます。
ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
いつも Ferrari F40 メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたFerrari F40を積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
まず、ボデーリペアから...
1988年からフェラーリ本社とスカリエッティの2ヵ所でF40の生産が行われ、まずスカリエッティの工房で、スチールパイプを溶接しフレームを製作。
それをマラネロのフェラーリでペイントし、再度スカリエッティに戻され、カーボンとケブラーのボディパネルを組み付け。
その後フェラーリ本社で塗装から最終アッセンブリーまで全てハンドメイドで行われラインオフされた独特の生産過程を持つF40。
ボディ各部は当時開発されたばかりのカーボン、ケブラーで構成されています。
構造部接着剤といった当時の最新マテリアルを組み合わせコックピットを囲むようにフレームへ固定した半モノコック構造のF40。
ボデーリペアポイントは、カーボンとケブラーの複合素材のリヤーカウル。
リヤーカウル リペアポイント。
インナー側の現状の画像。
F40 特有の基本構造や、カーボンとケブラーの複合素材ボデーを熟知したエンジニアが車輌に1番適したリペア方法を模索します。
まず、クラックの状態をチェックします。
更に奥深くまで、カーボンとケブラーの複合素材のダメージをチェック。
最適な修復内容を決定。
修復の為、リヤーカウルの取り外しに入ります。
カーボンとケブラーの複合素材カウル修復開始です。
まず、下処理から。
今回使用するカーボンケブラークロス。
続いて、カウル外側の下地処理。
ゲルコートまで剥がしてからクロスを張り込みます。
補強も兼ねたリペアが進みます。
カーボンケブラークロスでリペアまた、強度を持たせる為の補強も完了。
リペアしたカウルをマシンへ。
エンジンフード等、付属パーツの脱着を行ない、ペイントはパートナーの下で行います。
続いて、オーナーご依頼ポイントの室内ルーフ 内張りのリペアへと。
内張りの接着が剥がれ内装が垂れ下がっている現状。
まず、内張りAssyの脱着から。
車輌から取り外した内張りAssy。
ドライカーボン製の内張りを使用します。
重量が超 軽量。
車輌重心位置も下がり走行時、車輌を安定させる役割も兼ね備えます。
ビジュアル面でもインテリアをグッと引き締めます。
純正の内張りからフックを移植します。
フックの移植。
カーボンクロスで固定していきます。
フックに発生していた錆等、再使用パーツは、独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&リフレッシュ。
移植完了の内張り。
カーボンクロスで固定。
徹底したクオリティーで仕上げます。
車輌へと組み込み開始です。
細部の隙間や合わせ面 等の微調整も実施。
組み込み完了。
インテリアが引き締まりました!
ドライカーボン製の内張りを組み込みましたが、オリジナルの状態に問題なく戻せるようにしています。
フェラーリ F40。
1987年末、フェラーリ創立40周年の記念モデルとして、当時89歳だったエンツォ・フェラーリ自身によりマラネロでプロトタイプが公開され、同じ年の9月に開催されたジュネーブ・ショーで正式に発表された、F40。
当初発表された予定生産台数は400台でしたが、殺到するオーダーを予測し、急遽増産。
結局1992年の生産終了までに1311台がラインオフ。
正規輸入車は59台、その内ストラダーレモデルが58台。
コンペティツィオーネ(F40 LM)が1台。
フェラーリ社内では「ル・マン」と呼ばれ、F1ドライバーのミケーレ・アルボレートも開発に携わったモデルでも有名ですね。
ボディ各部は当時開発されたばかりのカーボン、ケブラーで構成されています。
構造部接着剤といった最新のマテリアルを組み合わせコックピットを囲むようにフレームへ固定した半モノコック構造のF40。
心臓部は、3.0L V8気筒32バルブにIHI製 ターボチャージャーをツインで武装。
288GTOのコンペティションモデル 288GTO Evoluzioneから引継ぎ、改良を加えた強力なインタークーラー式ツインターボ F120A型エンジン。
実はこのエンジンはランチアのグループCカーLC2のデチューン版。
最高出力は484ps
F40、208、288GTOなど、ターボチャージャーの心臓部には必須うのチェック項目があります。
フルパワーを100%発揮出来る状態であるかどうか…….
基本に問題が有るとエンジンブローも引き起こしかねません。
インジェクションシステムは、α-N タイプ。
続いて、メカニカル関連のチェック。
年数的、指定交換パーツ。
走行距離的、指定交換パーツ。
F40 モデル毎に傾向的不具合発生ポイントが存在します。
また、マシンの使用状況や、保管状態により、個々のマシンの状態が全く違いますので同時に的確なチェックが行なわれます。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの1部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返しマシンより受ける衝撃や、恒に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。
指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけないと言うわけでは有りません。
的確なチェックで判断します。
ボディ各部はF1に使われているカーボンケブラーで構成。
各部の補強にも複合素材を使用しコックピットを囲むようにフレームへ固定。
アルミハニカムをケブラー包み込む構造、ノーメックス強化樹脂等、当時のF1テクノロジーを積極的に取り入れているF40。
288GTOエボルツィオーネがベースのフェラーリ伝統の鋼管スペースフレームのF40。
パワーユニットを搭載するサブフレームが走行中の振動などのストレスを緩和する構造ですが、サスペンションブッシュ等、劣化している状態ではフレームへの入力が多大に大きくなりフレームにダメージを与えます。
1988年からフェラーリ本社とスカリエッティの2ヵ所でF40の生産が行われ、まずスカリエッティの工房で、スチールパイプを溶接しフレームを製作。
それをマラネロのフェラーリでペイントし、再度スカリエッティに戻され、カーボンとケブラーのボディパネルを組み付け。
その後フェラーリ本社で塗装から最終アッセンブリーまで全てハンドメイドで行われラインオフされた独特の生産過程を持つF40。
キュタライザの無いモデルが前期型。
1990年からキャタライザーが装着されているモデルが後期型。
ボディカラーは、ロッソコルサ一色のみ。イエローやホワイトまた、ブラックのマシンも有りますがリペイントされたものです。
サスペンションシステムは、F/R共にAアームを用いたダブルウィッシュボーン。
フロントダンパーは上下Aアームの間に、リヤダンパーはドライブシャフトとの干渉を回避する為、アッパーアームとサブフレームの間にマウント。
ブレーキキャリパーはモノブロック 4ポッド対向ピストンキャリパー。
F40特有のメンテナンスが必要です。
マシンはさまざまなパーツや機構で構成されていますね。
メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…..書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台のマシンとして構築されています。
マシン毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツが有ります。
ただ、これまでマシンがどの様な方法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?
オーナーがどの様に使用してきたか?
どの様な保管をされてきたか?
色々な状況でメンテナンス個所が違ってきます。
指定交換に入っていないパーツでも使用状況によって寿命が長くもなりまた、短くもなります。
マシン内部の隠れた部分まで、各項目 全て個別に的確なチェックを行います。
常に定期的なマシンのチェックによりベストなマシンの維持が可能となります。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは、2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。
油脂類の漏れ。
漏れ出したオイルが周りの問題の無いパーツにまで付着。
早期の対応が必要です。
漏れ出したオイルが他のパーツなどに付着していき全く問題の無いパーツまで攻撃し始めます。
分かりやすく言うと、輪ゴムにオイルを付けると、数日でゴムの弾力性が無くなり伸ばすと直に切れてしまいます。
これと同じ様な事が車輌に生じてしまいます。
また、個所によっては車輌火災につながるオイル漏れ。
オイル漏れ発生個所の中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的なガスケットや、ラバー素材パーツ。
ラバーパーツなどは、手厚く保管されている車輌でも光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こります。
また特にエンジン関連パーツは、熱による弾性不良また、回転部分の磨耗(エンジンを長期間始動しないマシンは、形成変化を起こします。)などもオイル漏れを発生させてしまいます。
また、構成金属パーツ類では、金属を構成する個々の原子そのものが膨張して、格子間隔が大きくなりその為、弾性変形を生じパーツ接合面に歪が発生しオイル漏れを発生させている場合も多々見受けられます。
ピンポイントでトラブルポイントを確定していきます。
次に、なぜトラブルが発生してしまったか?
トラブルを引き起こしている主原因は?
これらの要因も特定します。
全てのチェックが終了したFerrari F40。
確実に現状のマシンの状態を把握し切らせて頂きました。
内容をまとめ、現状のマシンの状態を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きます。
今回のリペア&メンテナンス個所、また今後のメンテナンス個所。
現状のマシンの状態を全て記載した報告書を送付させて頂き、その中で1セクションを確実にメンテナンスする方法で決定しました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
パーツ入荷までの間に、パートナーの下で最終処理が行なわれています。
分解していたリヤーカウルを車輌へ精度を出し組み込み。
ボデーラインを1体として研ぎ上げます。
カウル単体で研ぎ上げた場合、ボデーラインの一体感が出ない為です。
このプロセスが仕上がった状態を左右します。
同時に生産時の誤差や、ペイントの巣穴等も修復します。
通常パテは強制的に乾燥させ研ぎ上げます。
これは、作業時間短縮の為です。
強制的に乾燥させた場合、数年後にパテが痩せてくる可能性があります。
パートナーの下では、必要最小限のパテ処理を行い自然乾燥にこだわります。
じっくり自然乾燥させ研ぎ上げていきます。
再度リヤーカウルを車輌より脱着。
ボデーラインを一体と考え研ぎ込まれたリヤーカウル。
ライン以外の細部を研ぎ込んで行きます。
細部までチェックされリペアが行なわれます。
生産時の誤差や、当時のクオリティー。
これら全て含め、良い意味で歴史と伝統のあるFerrari。やはり味が有ります。
同時に加工、修正を行なっていきます。
上記細部修正中の画像。
カーボンケブラー専用の水分吸い込み防止用に開発されたプライマーサフェーサーでの処理が進みます。
パートナーの下で丁寧な作業が進みます。
再度車輌にカウルを取り付けボディーとの一体感を出す為の処理が行なわれました。
処理後、再度カウルを車輌より取り外し、これよりペイント前の最終チェックへと。
最新鋭の設備が整っているパートナーの下で丁寧な作業が行われています。
最終チェックも行なわれペイント完了のリヤーカウル。
続いて、車輌に組み付け完了後、リヤカウルを開閉してあらゆる方向より蛍光灯の光の映りこみを利用して塗装面チェックが行なわれます。
生産時の誤差やクオリティーを最新の技術で取り戻しました。
また、新車製造工程と同じくトップコートであるROSSO CORSAペイント後、ブラックのエッジをペイント。
全てのペイント終了後、ペイントのコンディションを整える作業へと。
パートナーの自社製品 プロユース向けのフィニッシングコンパウンドでコンディションを整えます。
自社製品 開発段階の製品テストにてデータ取得品を使用するので各研磨剤及びG-zoxの相性はよく、
最終仕上げは最近発売されたクリヤベールにて仕上られます。
その後パートナーの自社製品であるG-Zoxでコーティングされます。
パートナーの作業が完了。
これより担当エンジニアにより細部までチェックします。
F40生産当時の誤差や精度も最新のクオリティーで仕上げられています。
リヤフードのアクリルは接着タイプ。
アクリル全周のコーキングを取り外しペイント後再コーキング処理され完璧なフィニッシュ。
リヤフードアクリルをたとえ純正で交換したとしても1台1台に個体差がある為、ボデー加工が必要になります。
車輌の事を1番に考えリペアします。
ボデーラインを1体としてリペアされ優美なラインが復元されたF40。
続いてサンバイザー表皮の張替え。
室内ルーフのドライカーボン化に伴いサンバイザーをF40用純正パーツを使用し表皮を張り替えます。
バイザー裏側も同様に。
インテリアのトータルバランスを考え選択した素材。
F40 Ferrari 純正 ダッシュボードの表皮を入手。
その表皮で張り替えたサンバイザーの完成画像です。
裏側も同様に張替え。
細部の処理も完璧なフィニッシュ。
Ferrari F40 リペア&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…
リペア&メンテナンス開始です。
クリーンな状態からインテリア プロテクションカバーの装着。
リペア&メンテナンスに伴い独自のインテリア プロテクションカバーを装着。
一切の汚れの付着などを完璧にシャットアウトします。
各モデル、部分毎に完備しているプロテクター。
リペア&メンテナンスの為、リヤカウルを脱着。
中々オーナーが目にする事の無い隠れた部分。
まず、パワーユニットやミッションなど分解前に付着している細かな砂や塵を1度、全てクリーニングアップを行ないます。
これは、分解時に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為、行ないます。
また、見た目にも汚れが落ちスッキリ クリーンな状態を取り戻します。
上記の状態では、リペア&メンテナンス時に異物の混入が避けられません。
独自のクリーニングアップ方法で一掃しクリーンな状態を取り戻します。
変化振りを……..乞うご期待!!
クリーニングアップ終了のティーポ F120Aユニット。
全ての部位に対しクリーンな状態からリペア&メンテナンスします。
上記のクリーニングアップは作業の一貫とし行います。
クリーンな状態から分解開始です。
まず、リペア&メンテナンスに伴う油脂類の抜き取りから。
ドレンプラグもスッキリ クリーニングアップ。
締め付けたガスケットは再使用しません。
周辺部分も同時にスッキリ クリーニングアップ。
各油脂類を抜き取り同時にクリーニングアップ。
Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを行ないます。
専用SSTを使用する事により、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、組み込み精度が飛躍的に向上します。
イタリア モデナに本拠を置くFerrari , Lamborghini のメンテナンスと、レーシングマシンのメンテナンス ディーラーである
ROSSO CORSA , SPA の指定を東洋で初めて受けています。
全てのSSTを完備し、最新のデーターや、情報でマシンを確実にリペア&メンテナンスします。
丁寧な分解作業が進みます。
分解と同時に独自の項目をチェック。
単に分解するだけで無く、その過程においても項目毎にチェックします。
トラブルシューティング時特定済みの主原因また、2次的不具合を発生させてしまっているポイントのリペア&メンテナンスへ。
オイル漏れは他のパーツなどに付着し全く問題の無いパーツまで攻撃し始めます。
また、個所によっては車輌火災につながるオイル漏れ。
専用SSTと独自のクオリティーでリペア&メンテナンスを行ないます。
パワーユニット内部のリペア&メンテナンスに伴いクリーニングアップを行ないます。
同時に鋼管スペースフレーム等も...
クリーニングアップ後のティーポ F120Aユニット。
結晶塗装も独自のクリーニングアップ方法で完璧にクリーニングアップ。
鋼管スペースフレーム&サスペンションや、アップライト部分の隅々までクリーンな状態。
全てがクッキリ映える様になりました。
クリーンな状態からティーポ F120A内部リペアに入ります。
Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、F120A内部リペア&メンテナンスへ。
独自のクオリティーで徹底した管理の下、リペア&メンテナンス後のティーポF120Aの画像。
再使用パーツは、生産時の誤差、熱害で精度が低下していたポイントを確実に加工、修正。
精度を取り戻す加工&メンテナンスを行ない組み込み完了。
1つ1つのパーツ精度を限りなくアップデートさせました。
Maintenance Reportでは全ての画像をアッブ出来ませんが、ポイントをオーナーに見て頂ける様、かいつまんでアップしています。
リペア&メンテナンスの新旧パーツ 対比画像また、セットアップ中の画像 製作過程や交換過程の画像。
また、分解工程も詳細に撮影していますのでCD-Rで、お渡しします。
劣化しているラバーパーツの1部の画像です。
ラバーが劣化し構造体としての使用許容範囲を超えています。
ホース、ガスケット、シール等々使用される素材は使用用途で素材を変え形成されます。
ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。
また、常に熱害にさらされ劣化が促進します。
パーツの劣化は2004年からラインナップされたF430ですら発生している車輌も見受けられます。
年式を問わずどのモデルにも起こりうることです。
定期的な車輌全体のチェックで、常に良いコンディションに保つ事が重要ですね。
通常ホース交換のみ行われ組み込まれる場合が多い部分。
ケース、パイプビード部分も独自のクオリティーで修正&メンテナンスまた、クリーニングアップ。
パイプの腐食防止やリペア部分のロングライフ化につながります。
徹底したメンテナンス&リフレッシュ後、ニューパーツを組み込みます。
ホースクランプ1つまで、クリーニングアップ。
クランプ角度にもこだわり組み込み終了。
気持ちよいものです。
現状のエキゾーストフランジの画像です。
メンテナンス後のエキゾーストフランジ。
フランジに焼きついていた古いガスケットを取り外し、細部までメンテナンス。
メンテナンス後のフランジにニューパーツを装着。
続いて、IHI製ターボチャージャーのオイル漏れリペア。
現品を確実にリペア&メンテナンス。
メンテナンス&リフレッシュを行なったクラッチシステムを組み込み。
締め付けにはトルクレンチを使用し基本トルクで最終ロックします。
トルクレンチを使用する事により規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。
通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。
これを防ぎ、規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込んでいきます。
他の部位も同様です。
ボルトやナットの締め付けトルクは材質や処理の方法また、長さ等々でISO規格が設けられているほど重要なポイント。
繊細な調整を行ない組み込み。
クラッチのキャラクターを存分に発揮させます。
クラッチシステム組み込み終了。
続いて、ミッションの現状の状態。
メンテナンス前に内部への異物の混入を避ける為、クリーニングアップを行ないます。
クリーニングアップ後のミッションの画像。
クリーンな状態から丁寧なメンテナンスを行ないます。
細かなパーツも全てメンテナンス&クリーニングアップが終了したミッション。
組み込みに備えます。
現状のドライブシャフトの画像。
ドライブシャフトは、アウタージョイント インナージョイントを両サイドに持ち駆動力を伝達させる重要なパーツです。
また、非常にストレスのかかるパーツでもあります。
レース車輌ではモデルにもよりますが約2000k程度でAssy交換するほど、負荷の掛かってしまうパーツ。
左右のジョイントは、ブーツでベアリングが覆われ内部はベアリングを潤滑するグリスで満たされています。
フェラーリは、どのモデルにも関わらず熱害で劣化が促進してしまう部分でもあります。
このドライブシャフトに問題ありませんが、組み込み前にドライブシャフトのメンテナンス&クリーニングアップを行ないます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のドライブシャフト。
クリーンな状態から独自の項目をチェック。
再使用パーツは全て徹底したメンテナンス&リフレッシュをおこないます。
メンテナンスやリフレッシュなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。
これは、私共のクラフトマンシップで、より良いコンディションに車輌を仕上げる為のメンテナンスだからです。
ドライブシャフトプロテクターの現状の画像です。
使用には全く問題はありませんが、組み込み前にメンテナンス&クリーニングアップを行ないます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のプロテクターの画像。
1つ1つのパーツをリセットします。
私たちの、ごく通常の作業の流れです。
再使用パーツは通常そのまま組み込まれるのが一般的です。
ただ、再使用するだけでは無く全て徹底的にメンテナンス&リフレッシュをし再使用します。
分解パーツを1点1点リペアすると同時に、精度が低下している部位を修正また、リフレッシュし組み込みます。
メンテナンスさせて頂く私たちも、美術品を復元するような喜びを感じ日々向上心を持って取り組んでいます。
構造体として100%の機能性を取り戻すと共に機能美まで再現。
上が使用限度を超えたスパークプラグ。
下がニューパーツ。
今回アップデートプラグへと換装。
スパークプラグは、点火プラグはシェル 碍子および中心導体(中心電極及びターミナル)で構成されています。
点火プラグは燃焼室を貫く形で配置される為、シリンダーで発生する圧縮圧力や熱が外部に漏れないような密閉構造を持ち合わせているパーツ。
モータースポーツの世界ではエンジンのセッティングに応じて適切なプラグ熱価を選択する事が必要になります。
点火プラグの電極と碍子脚部は燃焼室の内部で大きな影響を受けています。
極と碍子脚部の焼け具合は燃焼室内部の燃焼環境を直接示す目安となる為、点火プラグを取り外した際には電極と碍子脚部の焼け具合を目視する事で、そ の点火プラグがそのエンジンのセッティングに対して適切か否かの判断を下す事が可能となり、セッティングに応じて選択し直す場合も有ります。
新品のプラグであっても製造誤差などにより必ずしもギャップが全数一定に揃っているとは限りません。
パワーユニットの種類によってはプラグの熱価などは全気筒同じであっても、気筒毎に異なる電極隙間を要求するものも存在する為、装着の前に電極隙間を測定して調整します。
周辺部分もクリーニングアップ。
クランプ角度1つにもこだわり組み込み。
スフェリカルジョイントのリペア&メンテナンスへと。
レース車輌などに多く使用されているスフェリカルジョイント。
通常ストリートモデルは、ラバーブッシュが使用されています。
カウンタックのサスペンションシステムなどはほぼ、スフェリカルジョイントで構成されています。
ダイレクトでクイックなステアリングフィールをもたらしてくれる反面、正しいメンテナンスを常に行なわないとメリットよりデメリットのほうが大きくなってしまうスフェリカルジョイント。
常に正しいメンテナンスを行なうことでスフェリカルジョイントを長持ちさせダイレクトでクイックなステアリングフィールが楽しめます。
このあたりの知識も大切ですね。
リヤバンパーを組み込み前にクリーニングアップ。
隠れた隅々には走行時の砂や塵が...
脱着時のみ可能な細部のクリーニングアップ開始です。
クリーニングアップ後のリヤバンバー。
センタートンネルや、カーボンケブラーもスッキリ。
新車時の組み付け誤差も見直し組み込み。
細部まで見直しを図り組み込んだリヤバンパー。
続いてフューエル系統のリペア&メンテナンスへ。
フューエル系統からリーク。
ガソリンは引火性が強く、オイルは着火性が強い油脂です。
ガソリンは気化しユニットに付随している各パーツ内臓スイッチのON/OFF プラグコードの一瞬のリークだけでも発火。
オイル漏れはエキゾーストマニホールド等、高温な箇所に付着すると発火。
どちらにしても車輌火災に至り人命に関わる非常に危険なトラブル。
リペア&メンテナンスで機能と精度を取戻し、またクリーニングアップで機能美を取り戻したフューエル系統の画像。
続いてパワーユニット フロント側のリペア&メンテナンスへと。
こちらも中々オーナーが目にする事の無い隠れた部分。
まず、パワーユニット分解前に付着している細かな砂や塵を1度、全てクリーニングアップを行ないます。
これは、分解時に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為、行ないます。
また、見た目にも汚れが落ちスッキリ クリーンな状態を取り戻します。
上記の状態では、リペア&メンテナンス時に異物の混入が避けられません。
独自のクリーニングアップ方法で一掃しクリーンな状態を取り戻します。
クリーニングアップ終了のティーポ F120Aユニット。
他の部位同様、全てクリーンな状態からリペア&メンテナンスを行ないます。
クリーンな状態から分解開始です。
タイミングケース内部もスッキリ、クリーニングアップ。
メンテナンスさせて頂く側も、気持ち良いんです。
まず、ウォーターポンプのオーバーホールに入ります。
ウォーターポンプは、エンジン冷却水を循環させるパーツ。
内側にはインペラーが付いています。
このインペラーでエンジン冷却水を循環させます。
エンジン冷却水の劣化や、濃度不良でもウォーターポンプ本体に、二次的不具合を誘発させます。
また、ウォーターポンプの回転軸を支えているベアリングにガタが生じて、内部シールに影響を与え冷却水漏れを起こす事があります。
タイミングベルトの奥に位置しているので同時のリペアが好ましい部分の1つです。
純正アッセンブリーパーツは非常に高額。
現品フルオーバーホールを行ないます。
フルオーバホール&リフレッシュ終了のウォーターポンプ。
機能性また、美観まで新品同様に仕上げました。
現状のパワーユニット側ウォーターポンプ接合部分。
以前、組み込まれた時にシール剤がタップリ塗布されています。
そのシール剤がエンジン内部側にも、はみ出しています。
この様な組み込みでは、はみ出したシール剤が剥離しウォーターラインに回り、ラジエターやウォーターラインを詰まらせてしまいます。
シール剤も全て除去。
パワーユニット側ウォーターポンプ接合面の精度を専用機器で加工修正。
精度を取り戻したパワーユニットへフルオーバーホールしたウォーターポンプを組み込み。
組み込み完了のウォーターポンプ。
接合面のアップ画像。
個々のパーツ精度を取り戻し組み込み。
完璧に精度を出すとシール剤もはみ出す程塗布しなくても、予防程度でOK。
1つ1つのパーツ精度を限りなく高める事で、構造体全体の精度を飛躍的にアップデートさせます。
タイミングベルト、テンショナーベアリングの交換へ。
取り外したタイミングベルトテンショナーベアリングの画像。
アウターケースには錆が発生、またベアリングシールも劣化し内部のグリス漏れが発生しています。
このような状態ではタイミングベルトの寿命を縮めるばかりか回転抵抗が起こりレスポンスにも影響します。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは、2万キロ(1年で2万キロ走行したら交換)どちらか先に達した時点で交換が必須。
タイミングベルトの正式名称はコグドベルト。
通常のVベルト、Vリブドベルトと違い、ラバー製の歯が付きクランクギヤ、カムギヤを連結しているのがコグドベルトの特徴。
ギヤに歯型を噛み合わせることにより、スリップすることなく回転を伝えることができる特殊なベルトです。
よくタイミングベルトが切れたと言う言葉を聞きますが、コグドベルト自体が切損する場合はほとんど無く、ラバー製の歯がポロリと欠損してしまう事をタイミングベルトが切れたと表現されています。
水濡れ、オイル漏れ、外界に露出している部分が多い等、さまざまな要因で劣化が促進しラバー製の歯が欠損しバルブクラッシュを引き起こしパワーユニットに多大なダメージを与えてしまいます。
コグドベルトの歯型が劣化してしまっているのが良く分かるアップ画像。
画像左側のセットが古いパーツ。
画像右が交換するニューパーツセット。
今回装着するオリジナルのタイミングベル トテンショナーベアリングの画像。
オリジナルのタイミングベル トテンショナーベアリング。
アウターケースは無垢材より削り出し製作。
錆の発生を完全にシャットアウトする亜 鉛メッキ処理を施工。
ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。
国産最高級ベアリングを 使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。
タイミングベルトへの負担を最小限に抑えます。
オリジナルのタイミング ベルトテンショナーベアリングを使用する事により、エンジン回転も非常にスムーズになりタイミングベルトへの負担も著しく軽減。
全ての問 題を完全にクリアーしたタイミングベル トテンショナーベアリングです。
バルブタイミングは確実に…
R/H L/H共に、独自のクオリティーでメンテナンス実施後のタイミングベルトテンショナー。
テンショナーは、タイミングベルトに適切な張力を与え、スムーズで静粛な駆動による伝動能力を最大限に発揮させる重要な部位。
基本張力が発揮できる様に現品を確実にメンテナンス。
テンショナーのメンテナンスで、下記の効果を発揮させます。
タイミングベルトの緩みによるバルブタイミングのズレを防ぎます。
3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは、2万キロ(1年で2万キロ走行したら交換)どちらか先に達する間に劣化で伸びたタイミングベルトから生ずる揺動、振動を静粛にします。
タイミングベルトとの駆動性を高めます。
続いて組み込み前にタイミングベルトカバーのクリーニングアップに入ります。
現状の画像です。
新車時からメンテナンスされていなかったようです。
かなりダストが蓄積した現状の状態。
蓄積した汚れが新しいタイミングベルトに付着し寿命が短縮されないよう、クリーニングアップ開始です。
タイミングベルトケース メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
タイミングベルトを攻撃する脅威も完全になくなりました。
1つ1つの細かな作業には、全て理由が有ります。
1つ1つのパーツを独自のクオリティーで仕上げます。
続いて、現状のウォーターパイプの画像です。
組み込み前にメンテナンス&クリーニングアップ開始です。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。
パイプビード部分も独自のクオリティーで修正&メンテナンスまた、クリーニングアップ。
パイプの腐食防止やリペア部分のロングライフ化につながります。
再使用パーツは、徹底したメンテナンス&リフレッシュ後、組み込みます。
パワーユニットハーネスや、パイピング等々に至るまで、丁寧にメンテナンス&クリーニングを実施。
ハーネス接続部分もリフレッシュを行いパワーユニットへの供給電圧を復帰させます。
また、パイピングの取り回しやクリアランスを微調整。
個々の干渉を防ぎメカニカルトラブルを抑止します。
機能性や、精度とともに全てをアジャスト。
機能美まで取り戻します。
エンジンスタートへと最終チェックを行います。
同時にエンジンスタート前にユニット内部に潤滑オイルを行きわたらせます。
最終チェックも完了。
軽いクランキング音と共にスムーズなアイドリング。
始動時から再度細部までチェック。
水温 油温 油圧 電圧 電流等々インスルメントパネルのメーター上でチェック。
また、メーター上の確認だけでなく、指針と実際のユニットとの誤差が無いか専用機器を接続し同時にチェック…
各回転域でのユニットやセンサーまた、α-Aインジェクションの基本作動もチェック。
基本チェックも終了。
続いて独自の味付けをプラスし、ティーポF120Aのポテンシャルを余すことなく引き出します。
エキゾーストプロテクターの現状の画像です。
使用には全く問題はありませんが、組み込み前にメンテナンス&クリーニングアップを行ないます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のプロテクターの画像。
1つ1つのパーツをリセットします。
プロテクターを車輌へ組み込み。
再使用パーツは通常そのまま組み込まれるのが一般的です。
ただ、再使用するだけでは無く全て徹底的にメンテナンス&リフレッシュをし再使用します。
機能美を復元。
私たちの、ごく通常の作業の流れです。
続いてフロント、リヤのブレーキシステムのメンテナンスへと。
リヤーブレーキシステムのメンテナンスから。
現状のブレーキシステムの画像です。
F40のブレーキシステムはレース車輌 同様のブレーキシステム。
ピストン作動部分に、砂や塵などからピストンや、キャリパー内部を保護する為の、ダストカバーは装着されていません。
ブレーキパフォーマンスを100%発揮させる為には定期的に、特有のメンテナンスを行なうことが必要です。
メンテナンス後のブレーキシステムの画像。
レース車輌 特有のメンテナンスも終了。
Maintenance Reportでは全ての画像をアッブ出来ませんが、ポイントをオーナーに見て頂ける様、かいつまんでアップしています。
リペア&メンテナンスの新旧パーツ 対比画像また、セットアップ中の画像 製作過程や交換過程の画像。
また、分解工程も詳細に撮影していますのでCD-Rで、お渡しします。
続いてリヤブレーキロータの現状の画像。
ブレーキロータも同様に特有のメンテナンスを行ないます。
構成パーツの1部の画像。
メンテナンス&クリーニングアップを同時に行ないます。
リヤブレーキロータ メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。
現品をこの状態までメンテナンス。
レース車輌同様のブレーキシステム。
特有のメンテナンスを実施。
関連パーツもメンテナンス&クリーニングアップ。
1つ1つのパーツを独自のクオリティーでメンテナンスを行ないます。
専用SST(専用工具)を使用。
独自のクオリティーとテクニックで徹底した管理の下、リペア&メンテナンス後のリヤブレーキシステム。
レース車輌同様のブレーキシステム特有のメンテナンスを実施。
ブレーキパフォーマンスを100%発揮させます。
続いてフロントブレーキシステムのメンテナンスに入ります。
現状のブレーキシステムの画像です。
メンテナンス後のブレーキシステムの画像。
フロントブレーキロータの現状の画像。
ブレーキロータも同様にレース車輌 特有のメンテナンスを行ないます。
構成パーツの1部の画像。
メンテナンス&クリーニングアップを同時に行ないます。
フロント ブレーキロータ メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。
独自のクオリティーとテクニックで徹底した特有のメンテナンスを実施。
三価クロメート処理されているアーム固定ボルト&ナットもクリーニングアップ。
素材を引き立てる1番適切な方法でクリーニングアップ。
ボルトや、ナットのネジ山の隙間の隅々までクリーンな状態に。
汚れが付着していると締め付けトルクが変化します。
クリーンな状態で規定トルクで確実に組み込みます。
使用許容範囲を超えてしまっているハブベアリング。
ハブベアリングは、正確かつ滑らかにホイールを回転させるために使用されるパーツ。
摩擦によるエネルギー損失や発熱を減少させ、パーツの焼きつきを防ぐことが目的。
このパーツが使用許容範囲を超え使用し続けるとベアリングが焼き付きを起こし最悪ホイールが走行中外れてしまう重要なパーツです。
Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、現品をフルオーバーホールします。
精度を取り戻した再使用ハブに、新しいハブベアリングをFerrari専用SST(専用工具)を使用し組み込み。
1/1000の精度で、フルオーバーホール終了。
機能性また、美観まで新品同様に仕上げます。
繊細な調整を行ない組み込み。
膨大なノウハウ、テクニック更に専用SST(専用工具)で完璧にメンテナンス。
独自のクオリティーとテクニックで徹底した管理の下、リペア&メンテナンス後のフロントブレーキシステム。
F40ブレーキシステムのパフォーマンスを存分に発揮できるブレーキオイルをチョイスし交換。
周辺部分も同時にスッキリと。
リペア&メンテナンスに伴い分解したCFRPアンダーカウル。
現状の状態です。
リペアに伴い分解した問題の無い脱着パーツはそのまま組み込まれるのが通常でしょう。
しかし弊社のメンテナンス工程は、その問題の無い脱着パーツも1点1点リフレッシュを行います。
きめ細やかなクリーニングアップを行います。
各部メンテナンスと同時に施工する独自のクリーニングアップ。
各部のクリーニングアップは、本来の素材を蘇らす意味で1番適した仕上げを行ないます。
ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行いません。
各部のクリーニングアップは全て作業の一貫と考え行います。
特別な費用等は必要ありません。
通常の一連作業の1部です。
続いてホイールのクリーニングアップ&メンテナンス。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。
4輪全てクリーニングアップ メンテナンス開始です。
ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。
4輪全てホイール内側&表側共に、本来の発色を取り戻し組み込みに備えます。
センターロックナット。
F40は、F1やレース車輌同様のセンターロックタイプ。
ハブの先端でホイールを専用ナットでロック。
他のセンターロックナット同様、使用に伴い線接触から、面接触に変わって来ます。
余り注目を浴びていない部分ですが非常に重要なパート。
今回換装するKitは、ウエッブサイト Premium Parts で紹介しています 『 F40専用 A7075 special ホイール センターロックナット set 』
F40ノーマルのセンターロックナットは、A2017。
通常の車輌の構成パーツは、ほぼ A2017 – ジュラルミンが使用されています。
今回換装するセンターロックナットの素材は A7075はジュラルミンの中でも最高の強度を誇る素材。
最高の強度を誇る素材、A7075 – 超々ジュラルミンは日本で開発された最高素材。
その強度から航空機のボデーや、構成パーツに使用される高価な素材。
そのジュラルミン最高峰の素材 A7075 – 超々ジュラルミンを鍛造工法で製作したF40専用 ホイール センターロックナット setです。
ノーマルのF40に使用されているクオリティーを遥かに超えた絶品です。
F40の運動性能を受け止める最高峰の素材 A7075 – 超々ジュラルミンを鍛造工法で製作したF40専用 special ホイール センターロックナット setです。
special ホイール ナットを、専用SSTで確実なトルクでロック。
車輌全体の1つ1つの構成パーツには、基本締め付けトルクが存在します。
通常基本トルクに沿い組み込みますが、部位によっては変更しないとダメなポイントも有ります。
今回は、材質や硬度に1番適した締め付けトルクでロックします。
続いて、車輌 全てのセクションの最終チェック&セットアップ。
同時に細部までクリーニングアップを行なっていきます。
続いて、クリーンな状態から車輌の最終チェックへと。
独自のチェックとセットアップで精度や機能性のバージョンアップを図ります。
フロントバンバー ロアー部分の現状。
よく擦れ傷付く部分です。
サイドスカート部分。
まずオーナーには見えない部分。
チョット一手間かけてみます。
出来る限りのペイント修正。
汚れも落ちクリーンに...
車輌全体の最終チェック&セットアップも完了。
クリーニングアップ済みのアンダーカウルを、基本装着位置の見直しも図り組み込み。
リペア&メンテナンス同様に、隠れた箇所ほど重要視します。
樹脂パーツ等も組み込み前にクリーニングアップを行なっていきます。
スッキリ クリーンな状態から組み込み。
基本装着位置の見直しも図り、チリ合わせを行い車両へと組み込み完了。
続いて、シャシ、パワーユニット等のリペアメンテナンス後の最終チェック&セットアップ。
F40の基本原理や構造を熟知したエンジニアがセットアップ。
また、独自の味付けを施しF40のポテンシャルを余す事無く引き出します。
最終の詰めです。
このプロセスが重要です。
独自のセットアップも終了。
最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。
隅々まで独自のクオリティーで仕上げます。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の1部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影しています。
詳細な写真 870枚 (CD-R 5枚に落として有ります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので車輌と一緒にお持ち致します。
いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。
Ferrariや、Lamborghini は、どのモデルに関わらず工業製品であって美術品でも有ります。
この様な車輌をメンテナンスさせて頂くにあたって、車輌に対してのオーナーの思いや、価値観を理解し、常に業務に携らせて頂いています。
車輌を常に向上させ完璧なコンディションに近づけ後世に残していく。
トラブルの解析なども常に的確なトラブルシューティングを行い、根本からトラブルをリペアし、構造を熟知した上でセットアップを行い、100%のポテンシャルを発揮できる車輌に仕上げていく。
独自のノウハウとテクニックまた、専用の最新の設備で車輌のポテンシャルを余すことなく発揮させキャラクターを取り戻す。
また、何処を見ても綺麗。
隠れた所にも気遣いをする。
効率にとらわれず、1台1台の車輌を仕上げていく。
もし、僕自身の車輌なら、ここまで徹底的にして欲しい。
そう言ったメンテナンスを実施する車輌だと僕は思いますし、その思いを皆さんの車輌にも日々向上心を持って実践しています。
今回オーナーと御相談の上、決定させて頂きましたメンテナンスメニュー。
今後、車輌全体のコンディションも把握させて頂きながら良きパートナーとして共に車輌を向上させて頂ければと思います。