ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
今回、フェラーリ F360 モデナ メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きました フェラーリ F360 モデナを積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ F360 モデナ チェック開始の為、リフトセクションへと…
マイスターチェック&オーナーご依頼ポイント チェック開始です。
まず、第1段階。
Ferrari純正車両診断テスター SD2を、フェラーリ F360 モデナ 車輌コントロールユニットに接続。
ECUと交信開始です。
Errorコードのみのチェックではなく、Ferrari純正車両診断テスター SD2で、車輌全体のエレクトロニクス関連の状態や調整の状態を、詳細に把握します。
各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD2で出来うる全てのエレクトロニクス関連のチェック。
現状の車両の状態を把握します。
ボデープロテクターの装着。
Ferrari純正 車両診断テスターSD2で取得した各部のデータ。
現状のF360 モデナ 車輌全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。
また、メカニカルの作動また、セット状況。
各部のデータを取得。
最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。
現状の電子制御部位データを全て詳細に把握します。
続いて、SD2で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。
データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、専用機器を使用し単体点検を実施。
更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。
F360 モデナの心臓部は、3.6L V8気筒40バルブ。
355譲りの1気筒5バルブは、バルブリフト量が少なく高回転化が可能になるTipoF131B。
5バルブは、燃焼室の形状が偏平で表面積の広い多球状になる為、熱損失が大きくなり、燃焼効率が良くないなどの問題点も有り。
F430では、4バルブに変更されています。
高回転化すると低 中速トルクが痩せる為、それを回避する様々な可変機構が加えられピークパワーは、400PSに。
パワーユニット内部はシリンダーブロックとヘッド、サンプに軽合金、コンロッドにチタン、ピストンに鋳造アルミニウムを採用し、圧縮比も11.0:1 にまで高められたTipoF131B型。
マネージメントシステムは ボッシュ製モトロニック7.3までアップ。
TipoF131B 型パワーユニット、モトロニックM7.3の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。
近年の車輌は、エアロダイナミクスが非常に進んでいます。
たとえば、車輌下部のアンダーカウル。
ベンチュリートンネルにダウンフォースの多くを獲得するグランドエフェクト・カーとして設計されエアロダイナミクスをさらに追求。
ベルヌーイの定理により、ベンチュリーの流速が速くなり空気圧が大きく下がり、下向きの揚力を発生させるダウンフォースを作り出します。
フロア全面にアンダーカウルが装備されているのでオイル漏れ等発生しても中々オーナーには判りづらい反面もあります。
続いて、メカニカル関連のチェック。
年数的、指定交換パーツ。
走行距離的、指定交換パーツ。
フェラーリ F360 モデナ 各モデル毎の傾向的不具合発生ポイントのチェック。
また車輌のコンディションを整える為の独自のチェックへと。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの一部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返しマシンより受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。
指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。
素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。
車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。
メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…
書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車輌として構築されています。
車輌毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。
車輌の使用状況や用途、保管状態で車輌のコンディションは千差万別です。
また、これまで車輌がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?
壊れた箇所のリペアだけではなく、車輌のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?
色々な状況でリペア、メンテナンスポイントが違ってきます。
状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。
全て、1から独自の思想また、目線で的確なチェックを行います。
最新の設備と最新のデータ。
また、独自のチェック項目を細部までチェックします。
オイルの漏れ。
アンダーカウル上に漏れ出したオイル。
アンダーカウルが装着されている為、中々オーナーは気づかないポイント。
オーナーが通常目にする事の無い部分に不具合が発生している場合が多いのは事実です。
オーナーが分からないうちに不具合が進行し、他のパーツに悪影響を及ぼしてしまっている場合が多々あります。
定期チェックで早期に発見し、確実なリペアを行うことで多大なダメージを回避することが可能です。
タイミングベルトケース内部からのオイル漏れ。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。
(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)
しかし状況により早期のリペアが必要な場合があります。
漏れ出したオイルが他のパーツなどに付着し、全く問題の無いパーツまで攻撃し始めます。
分かりやすく言うと、輪ゴムにオイルをつけると数日でゴムの弾力性が無くなり、伸ばすと直に切れてしまいます。
これと同じ事が車輌に生じます。
また、個所によっては車輌火災につながるオイル漏れ。
オイル漏れ発生個所の中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的なガスケットや、ラバー素材パーツ。
ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こります。
また特にパワーユニット関連パーツは、熱による弾性不良また、回転部分の磨耗(エンジンを長期間始動しないマシンは、形成変化を起こします。)などもオイル漏れを発生させてしまいます。
また、構成金属パーツ類では、金属を構成する個々の原子そのものが膨張して格子間隔が大きくなり、そのため弾性変形を生じ、パーツ接合面に歪が発生し、オイル漏れを発生させている場合も多々見受けられます。
ピンポイントで確実なリペア方法を確定します。
次に、なぜオイル漏れが発生してしまったか?
漏れを引き起こしている主原因は?
これらの要因を特定します。
このプロセスが非常に重要です。
F360 モデナのサスペンションシステムは、フロント / リヤ共に、ダブルウィッシュボーン。
F360から、アップライト接続部分に使用されているスフェリカルジョイント。
レース車輌などに多く使用されているスフェリカルジョイント。
F360以前のストリートモデルは、ボールジョイントが使用されています。
カウンタックのサスペンションシステムなどはほぼ、スフェリカルジョイントで構成されています。
ダイレクトでクイックなステアリングフィールをもたらしてくれる反面、正しいメンテナンスを常に行わないと、メリットよりデメリットの方が大きくなってしまうスフェリカルジョイント。
リヤサスペンションシステム。
フロント / リヤサスペンションブッシュのアップ画像。
パーツ構造体として許容範囲を超えてしまっている現状の状態。
アルコア社アルミ合金フレームに多大なダメージを与えてしまいます。
的確なチェック&リペアで、2次的ダメージを防ぐ事が可能です。
サスペンションブッシュは、路面の凹凸による衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割を果たしています。
衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。
サスペンションブッシュは定期交換パーツです。
使用年数や走行距離に関係なく、確実な測定やチェック、ドライバビリティーで良否を判断します。
ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れデメリットばかりが大きくなります。
フェラーリ本来のシャープなハンドリングの楽しさが味わえない状態。
また、経年劣化等で使用許容範囲を超えパーツとしての機能性を失うと、ボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃でボデーまた、フレームのねじれや結合部の破損など、車輌の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。
車輌にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。
電子パーツが装着されておらず本来の機能が作動しない状態。
項目毎に独自のチェックを進めます。
全てのチェックが終了したフェラーリ F360 モデナ。
確実に現状の車輌の状態を把握し切らせて頂きました。
内容をまとめ、現状の車輌の状態を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きます。
お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
リペア&メンテナンス開始です。
分解前に再度、フェラーリ純正テスター SD2でモニタリングチェック。
データを取り込みます。
クリスタルの様な繊細なインテリアを丁寧に分解。
クリーンな状態からインテリア プロテクションカバーの装着。
リペア&メンテナンスに伴い独自のインテリア プロテクションカバーを装着。
一切の汚れの付着などを完璧にシャットアウトします。
各モデル、部分毎に完備しているプロテクター。
F360 モデナと、F360 チャレンジストラダーレでも変更します。
これは、内装の素地の違いからです。
車輌に1番ベストなプロテクションカバーを装備します。
車輌に対するこだわりは、このようなポイントから始まります。
ボデープロテクタの装着。
パワーユニットから、リペア&メンテナンス開始です。
通常見えないポイントに不具合が発生していても、オーナーは気がつかない場合がほとんど。
知らないうちに不具合が進行し、車輌に2次的ダメージを誘発させます。
フェラーリやランボルギーニは、最低でも1年に1回は確実な定期チェックが必要不可欠です。
F1マチック搭載車輌は、走行距離によりますが、6ヶ月に1回クラッチ調整が好ましいでしょう。
異音や異臭、ステアリングフィール、パワーユニットのレスポンス等に、オーナーが異変を感じとった時点では、不具合がかなり深刻化している場合がほとんどです。
エンジンチェックランプ等のインジケータが異常点灯するのは、極一部の不具合発生の場合のみです。
電脳化は進んでいますが、逆にアナログ的な不具合には全く反応しません。
2次的なダメージを誘発させる前に、不具合ポイント関連を1セクションと考え、リペア&メンテナンスを行う事が大切です。
浅く広くリペアしても同じようなポイントばかりに不具合が何度も発生します。
1セクションを奥深くまで完璧に仕上げる事が、今後の車輌のコンディションを大きく左右します。
中々オーナーが目にする事の無い隠れた部分には、塵や埃、また油汚等が蓄積しています。
まず分解前に、蓄積している汚れを全てクリーニングします。
これは、異物が分解パーツ内部へ混入するのを避ける為。
クリーンな状態で作業を進める為、行います。
現状の、各セクションの画像。
上記の状態では、リペア&メンテナンス時に異物の混入が避けられません。
分解前に、独自のクリーニングアップ方法で一掃しクリーンな状態を取り戻します。
変化振りを……
クリーニングアップ終了のパワーユニット&パワートレインの画像です。
隅々までクリーンな状態に。
ボルト、ナット1つまで、クリーニングアップ。
分解、組込み時に、ボルトやナットにストレスをかけません。
周辺部分も、クリーニングアップ。
全ての部位に対しクリーンな状態から分解します。
私達メンテナンスする側も気持ち良くリペア&メンテナンスに掛かれます。
フェラーリ専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを行います。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、単に分解するだけではなく、生産時のパーツ精度の誤差、また車歴で精度が低下している部分は専用機器で修正する為、全て測定チェックします。
全てのSSTを完備し、最新のデータや情報で、車輌を確実にリペア&メンテナンスする事が出来ます。
リペア&メンテナンスに伴う、バルブタイミングの測定。
よく、現状のバルブタイミングが数度ズレてしまっている車輌も見かけます。
ただ単にタイミングベルト交換だけでは、100%のポテンシャルは発揮しません。
組み込み時には、独自の数値でバルブタイミングをセットし、高負荷高速回転領域で最高出力を向上させ、また、低中速回転領域で低中速トルクも向上させます。
各気筒毎、計算式により現状の数値をチェックします。
タイミングベルト交換には、非常に大切なポイントです。
バルブタイミングとは?
簡単に言えば、ピストンの位置に対して、どのタイミングでIN&OUT側バルブを開け閉めするか、その位置を決定する事です。
エンジンはピストンの上下によって、混合気を吸って 排気ガスを吐き出しています。
ピストンが降りる時に吸気バルブを開けてやり、上がる時に吸気側を閉じて排気バルブを開ける工程の事です。
10000回転/分では、一秒間に80回もこの工程を繰り返します。
このスピードでは、混合気にも重さや粘度が発生し、蜂蜜の様な粘度と考えてもらっても良いでしょう。
ピストンが下がり粘度が発生している混合気が燃焼室に入ります。
ピストンは下がりきって圧縮工程に入りますが、やっと流れる勢いの混合気はシリンダーに自ら入ってくるので、吸気バルブを今閉めるのはもったいない遅らせようというのが吸気側タイミング。
続いて、爆発燃焼エネルギーでピストンが下がりますが、まだ膨張エネルギーが残っている状態で、早く排気バルブを開けて排気を早く排出し、次の吸入時の為に負圧を発生させ混合気を吸い込むようにするのが排気側タイミング。
簡単に書きましたが、これら一連の工程のタイミングを変化させる事で、よりスムーズに吸入・排気させ、なおかつ爆発工程でのパワーを限りなく使い切る。
これが独自のバルブタイミングになる訳です。
オイル漏れポイントの一部。
カムシャフト オイルシール。
カムシャフト フロントオイルシールはタイミングベルトの真後ろの直近パーツ。
漏れ出したオイルがタイミングベルトに付着し、ベルト本来の強度が奪われバルブクラッシュを引き起こします。
また、エキゾーストマニホールドにも付着し、車両火災を引き起こす原因にもなる危険なポイント。
なぜトラブルが発生しているのか?
トラブルを引き起こしている主原因は?
これらの要因も特定済み。
このプロセスが非常に重要なんです。
画像左がオイル漏れで攻撃を受けていたタイミングベルト。
画像右がニューパーツ。
タイミングベルトの正式名称はコグドベルト。
通常のVベルト、Vリブドベルトと違い、ラバー製の歯が付きクランクギヤ、カムギヤを連結しているのがコグドベルトの特徴。
ギヤに歯型を噛み合わせることにより、スリップすることなく回転を伝えることができる特殊なベルトです。
よくタイミングベルトが切れたと言う言葉を聞きますが、コグドベルト自体が切損する場合はほとんど無く、ラバー製の歯がポロリと欠損してしまう事を、タイミングベルトが切れたと表現されています。
水濡れ、オイル漏れ、外界に露出している部分が多い等、さまざまな要因で劣化が促進し、ラバー製の歯が欠損しバルブクラッシュを引き起こしパワーユニットに多大なダメージを与えてしまいます。
独自の定期チェックで車輌を多大なダメージから守ると共に、より完成度の高い車輌へと導きます。
私たちがご提供するタイミングベルトは、純正の新品であっても長期に在庫されていたタイミングベルトは使用しません。
また、低価格のOEMパーツも使用しません。
私たちが使用するタイミングベルトは、パーツ管理が行き届いた純正パーツのみ使用します。
今回交換するオリジナル テンショナーベアリングの画像。
オリジナルで製作しているタイミングベルトテンショナーベアリングです。
アウターケースは無垢材より削り出し製作。
錆の発生を完全にシャットアウトする亜鉛メッキ処理を施工。
ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。
国産最高級ベアリングを使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。
タイミングベルトへの負担を最小限に抑えます。
オリジナルのタイミングベルトテンショナーベアリングを使用する事により、エンジン回転も非常にスムーズになり、タイミングベルトへの負担も著しく軽減。
全ての問題を完全にクリアーしたタイミングベルトテンショナーベアリングです。
車輌から取外したテンショナーの画像。
F355以降の車輌のタイミングベルトは、この油圧テンショナーで張力を保っています。
ショックアブソーバーと同じような原理の油圧テンショナー。
タイミングベルト交換時、2回に1度は交換が好ましいパーツ。
ショックアブソーバー同様に、ヘタリや油圧漏れが起こるとタイミングベルトの張力が奪われ、こちらもバルブクラッシュの原因になるパーツ。
また、金属疲労でアームの折損も発生するパーツでもあります。
テンショナーのニューパーツ。
1/100ミリの精度へとメンテナンス。
再使用パーツを、独自のクオリティーで1つ1つのパーツ精度を格段に向上させ、より高い精度の構造体に仕上げます。
各部の精度計測を行い私たち独自の厳密な数値に復元。
ユニット等の構成パーツは、熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。
数年経過すると誤差も発生してきます。
誤差を確実に修正し、基本精度を底上げ。
リペア部分のロングライフ化を図ります。
現状のカムシャフトギヤーの画像です。
各ギヤが錆で侵食されている状態。
錆の発生でタイミングベルトが紙やすりで削られる作用が発生しています。
その為タイミングベルトが攻撃され、指定交換時期までタイミングベルトがもたない状態。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルや年式に関わらず3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは、2万km(1年で2万kmの走行でも交換)どちらか先に達した時点で交換。
このように問題が発生している場合、即座に問題点をリペアすると同時に、タイミングベルトの交換を行わないとバルブクラッシュを引き起こします。
各ギヤーのメンテナンスを行います。
メンテナンス後のカムギヤ。
メンテナンスやクリーニングアップは、使用されている素材や手法を熟知した上で、最も適切な方法で行っています。
1つ1つのパーツを確実にリセットします。
これでタイミングベルトを攻撃する脅威もなくなり、キッチリとしたバルブタイミングのセットアップも可能になりました。
また、ギヤを錆させていた主原因ポイントも根本からリペア。
このプロセスが非常に重要です。
車輌の構成パーツには色々な処理が行われています。
ギヤ、テンショナーアームや、クランクプーリーは、ごく一般的なメッキ クロメート処理いわゆるユニクロ処理が行われています。
以前は六価クロムが主流でしたが、発がん性物質を含む為、現在の主流は三価クロムへ。
六価クロムと三価クロムでは処理方法が異なります。
また、三価クロムメッキと三価クロメートも、まったく異なるメッキ方法です。
まだまだ色々と違いが有りますが、個々の素材や処理方法を熟知してこそ、1番適切なメンテナンスやクリーニングアップにつながります。
これは、車輌のトラブルシューティング、リペア、メンテナンス全てに共通する事でしょう。
組込みに備えます。
続いて、ウォーターポンプのオーバーホールへと。
ウォーターポンプは、エンジン冷却水を循環させるパーツ。
内側にはインペラーが付いています。
このインペラーでエンジン冷却水を循環させます。
エンジン冷却水の劣化や濃度不良でも、ウォーターポンプ本体に二次的不具合を誘発させます。
また、ウォーターポンプの回転軸を支えているベアリングにガタが生じて、内部シールに影響を与え冷却水漏れを起こす事があります。
タイミングベルトの奥に位置しているので、同時のリペアが好ましい部分の1つです。
純正アッセンブリーパーツは非常に高額。
現品フルオーバーホールを行います。
フルオーバーホール&リフレッシュ終了のウォーターポンプ。
機能性また、美観まで新品同様に仕上げました。
パワーユニット側、締結面もメンテナンス済み。
1つ1つのパーツ精度を限りなく高める事で、構造体の精度を格段にアップデートさせます。
独自のクオリティーで、徹底した管理の下メンテナンスを行ったパーツを、パワーユニットへ組み込み。
ボルト1本まで、素材や処理工法に1番適した工法で再使用パーツをリフレッシュ。
現状のクランクプーリーの画像です。
組み込み前にメンテナンス&クリーニングアップを行います。
メンテナンス後のクランクプーリー。
メンテナンスやクリーニングアップは、使用されている素材や手法を熟知した上で、最も適切な方法で行っています。
1つ1つのパーツを確実にリセットします。
バルブタイミングのセットアップへと。
独自のノウハウを盛り込みバルブタイミングをセットアップします。
可変バルブ・タイミング機構等は大変複雑な作動をします。
そのセッティングについては、膨大なデータの中から各気筒毎、計算式により独自の数値へセットアップしポテンシャルを引き出します。
安易なノウハウでのセットは、メリットよりデメリットばかりが大きくなりパワーユニットにダメージを与えてしまったり、即エンジンブローへと直結します。
バルブタイミング セットアップも完了。
バルブタイミングを変更すると、エンジンの特性を変えることが出来ます。
同一カム角であれば、バルタイを変化させても、バルブを開く時間は同じです。
その時間をどのタイミングで作動させるかをセットアップする訳です。
独自のバルブタイミングのセットアップでのメリットは、アイドリング領域と軽負荷領域でオーバーラップ量を小さくし、インテーク側の燃焼ガス吹き返しを減少させます。
これにより、アイドル域での回転数を安定させ、燃料消費率を向上させる。また、軽負荷領域ではエンジンの安定性を確保する。
中負荷領域では、オーバーラップ量を大きくし、燃焼温度を下げ、排出ガス中のNOxを低減させる。また、未燃焼ガスを最燃焼させHCも低減させる。
高負荷低中速回転領域では、吸気バルブの閉じるタイミングを早くし、低中速トルクを向上させる。
高負荷高速回転領域では、吸気バルブの閉じるタイミングを遅くし、最高出力を向上させる。
低温時は、オーバーラップ量を最小とし、吸気側への燃焼ガス吹き返しを防ぎます。これにより、燃料消費率を向上させながら、ファースト・アイドル回転数を安定させる。
エンジン始動時、およびエンジン停止時オーバーラップ量を最小とし、吸気側への燃焼ガス吹き返しを防ぎます。これにより、始動性を向上させます。
リペアポイントは、徹底した管理の下、精度を復元。
組込みは、独自のノウハウを盛り込み仕上げていきます。
また、分解前、分解中、単体でのクリーニングアップで機能美まで復元します。
バルブカバー現状の画像。
単品から更にメンテナンス&クリーニングアップし最終の工程を行っていきます。
生産時のパーツ精度の誤差、また熱害での精度低下部分は、専用機器で修正します。
再使用パーツは通常そのまま組み込まれるのが一般的です。
私たちのリペア&メンテナンス工程は、全ての再使用パーツを、独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&リフレッシュを行い再使用します。
バルブカバーメンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
結晶塗装もより一層クリーンな状態を取り戻します。
締結部分は、1/100ミリの精度へとメンテナンス。
再使用パーツを、独自のクオリティーで1つ1つのパーツ精度を格段に向上させ、より高い精度の構造体に仕上げます。
1/100ミリの精度を取り戻した再使用パーツ群を組込み。
締結部分のアップ画像です。
このようなメンテナンスまた、クリーニングアップは、分解再使用パーツ全てに施します。
1つ1つのパーツ精度を限りなく高める事で、構造体の精度を格段にアップデートさせます。
生産時の誤差、使用での精度低下している部分を項目毎に専用機器で加工修正。
確実に構造体としての精度を取り戻した再使用パーツ。
ニューパーツと共に、独自のノウハウを盛り込み組み込みます。
続いて、タイミングベルトカバーのクリーニングアップ&メンテナンスへと…
現状の画像です。
タイミングベルト奥のオイル漏れで、カバー内部や外部にもオイルが…
ニューパーツに付着しない様、細部までクリーニングアップします。
同時に、クリーンな状態からクラックチェックまた、構成パーツの機能を取り戻すメンテナンス開始です。
タイミングベルトケース メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。
1つ1つのパーツを独自のクオリティーで仕上げます。
続いて、ダイレクトイグニッションのメンテナンス&クリーニングアップへ。
ダイレクトイグニッションとは。
性能向上が限界に達していた従来のディストリビュータータイプの点火システムに代わって開発された電気式の点火システムがダイレクトイグニッションシステム。
従来の点火システムは、ひとつの点火コイルで発生させた点火信号を、カムシャフトと直結したロータリースイッチで、各気筒の点火プラグに点火信号を分配するアナログなタイプでした。
機械的なロータリースイッチは、接点の磨耗や接触不良の発生、さらには接点間スパークの発生で電波ノイズの発生が避けられず、エンジンの高回転化に対応できない等の問題がありました。
ダイレクトイグニッションの最大の特徴としてプラグコードを必要とせず、電圧のロスを最小限に抑える事が可能。
機械式点火システムと比較して非常に燃焼効率が良く、より強大なトルクが得られ、燃費性能も高いダイレクトイグニッション。
センサーで点火時期を算出し、インジェクションもECUが包括制御を行う事で全回転域において安定した点火と電カ供給が可能。
小型化された点火コイルを点火プラグのソケットに内蔵し、コントロールユニットから各気筒のダイレクトイグニッションに電気信号を送り、スパークプラグに安定した電カ供給を行うのがダイレクトイグニッションシステム。
メンテナンス&クリーニングアップ後のダイレクトイグニッション。
イグニッションやハーネス等々に至るまで、丁寧にメンテナンス&クリーニングを実施。
ハーネス接続部分もリフレッシュを行い、パワーユニットへの供給電圧を復帰させます。
リペア&メンテナンスに伴い分解したパーツは、全てメンテナンス&クリーニングアップを行い組み込みます。
1つ1つのパーツ機能、精度を取り戻したパーツを、独自のノウハウを盛り込み組上げます。
このプロセスが非常に重要です。
続いて、アルコア社リムーバブルフレームのメンテナンス&クリーニングアップへと。
ミッドシップの車輌では、非常にストレスのかかる部分。
クリーニングアップ後、各部の測定、またメンテナンスを行い適正化を図ります。
現状の状態です。
メンテナンス&クリーニングアップ後のリムーバブルフレーム。
クリーンな状態で細部までチェック&メンテナンス。
適正化を図り組み込みに備えます。
適正化を図ったリムーバブルフレームと、メインフレーム。
仮組みでフィッティングの確認。
仮付組みから本組みまで独自の精度で組み上げます。
適正化を図ったリムーバブルフレームとメインフレームを、規定トルクでロック。
1つ1つのパーツ精度を取り戻したパーツを組み込み。
この積み重ねが非常に重要です。
精度を取り戻したパーツを、高いクオリティーで組み込む事で、本来のキャラクターが顔を覗かせます。
続いて油脂類の交換へと。
まず、エンジンオイル&オイルフィルターの交換から。
オイルの劣化度は、目で見る 触るなど簡単な方法では判断しにくいものです。
真っ黒になったオイルや、異臭 変色している物は別ですが…..
通常、使用期間や走行距離で判断します。
各オイル類には全て食品と同じ様に賞味期限が有ります。
賞味期限切れでは本来の性能を発揮できず、パワーユニットを痛めてしまいます。
劣化の発生は、外気による酸化、メカニカル圧力によるオイル分子のせんだん、熱、ブローバイガス内のフューエルの混入で劣化していくのが一般的です。
エンジンオイルは、ベースオイルで色々と分類されます。
鉱物油
部分合成油
化学合成油
PAO
エステル
植物油
規格で分けると…
API規格
ILSAC規格
SAE規格
ACEA規格
JASO規格
粘度による分類では…
SAE粘度
HTHS粘度
オイルに添加されている成分内容や粘度などなど…モデル毎に変更しベストなオイルをチョイス。
より一層パワーユニットをベストな状態へと導きます。
ドレンボルト インナー&アウターもクリーニングアップ。
ガスケットの再使用はしません。
ミッションオイルの交換。
エンジンオイルの交換はオーナーが1番気にし交換されますが、ミッションオイルも忘れてはいけない油脂類の1つ。
ギヤーの焼き付きを避け、またシフトフィーリングまでよくなるミッションオイル。
シフト操作をすると、ミッション内部で大きなギヤーが噛み合ったり外れたりしますよね。
ギヤーオイルには、潤滑 冷却 防錆 応力分散の4つの作用が求められます。
エンジンオイルでは、これに加えて密閉作用や洗浄作用が要求されますが、ギヤーオイルの場合この効果はほとんど必要が無いでしょう。
それよりも重視されるのが応力分散作用ですね。 この作用がしっかりと発揮できるミッションオイルを使用しないと、ギヤーの焼き付きなどのダメージに繋がったり、シフトフィールの悪化に直結します。
車輌やモデルに応じて、オイル成分や粘度などなど……ベストなオイルを選択します。
適切なスパンでの交換が行われていなかったのか、F360 モデナのポテンシャルに対応不足のオイルが注入されていたか?
ドレンにミッション内部の金属粉が…
応力分散作用が不足していたのでしょうね。
ミッションも破損すると非常に高額なリペアになるので、交換スパンはキッチリと…
ドレンプラグクリーニングアップ後の画像。
クリーンな状態で組み込み。
周辺部分もクリーニングアップ。
交換完了です。
パワーステアリングオイルの交換。
パワーステアリングは、エンジンの出力を利用してポンプを作動させることで高圧な油圧を発生させ、その力でステアリング回転力を軽減する部位。
ラック&ピニオン式とボールネジ式に大別されます。
また、スピードを感知することによりアシスト力を制御するパワーステアリングも有ります。
F360 モデナは、油圧式。
油圧式を採用する利点に、自然なステアリングフィーリングが得られると共に、ドライビングプレジャーを追求出来ます。
パワーステアリングオイルの劣化が進んだ場合には、パワーロスによる操作性悪化やポンプからのオイル漏れが発生するなど、2次的不具合を誘発させます。
的確な交換距離及び年数での交換が必要です。
パワーユニットを隅々までクリーニングアップ。
クリーンな状態から、分解パーツの組込みに備えます。
エンジンスタート前に、ユニット内部に潤滑オイルを行き渡らせます。
確実なメンテナンスと、行き届いたクリーニングアップ。
気持ちの良いものですね!
通常、私たちが独自のクオリティーで行っているメンテナンスの流れです。
最終チェックも完了。
軽いクランキング音と共にスムーズなアイドリング。
始動時から再度細部までチェック。
水温 油温 油圧 電圧 電流等々インスルメントパネルのメーター上でチェック。
また、メーター上の確認だけでなく、指針と実際のユニットとの誤差が無いかを、フェラーリ純正テスター SD2を車輌コントロールユニットに接続し同時にチェック…
各回転域でのユニットやセンサーまた、電子制御インジェクションシステムの基本作動もモニタリングチェック。
最終チェックも完了。
続いて、フェラーリ純正テスター SD2でセットアップ工程へと。
まず、以前のパワーユニットや、パワートレインのセットをセットダウン。
続いて、リペア&メンテナンス後のパワーユニットやパワートレインに合わせ、セットアップします。
このプロセスは非常に重要です。
独自のノウハウを盛り込み、潜在ポテンシャルを引き出します。
この工程で仕上がりが大きく左右します。
表裏共に、メンテナンス&クリーニングアップ済みのサイドパネル。
生産時の誤差 精度が低下しているポイントは確実に修正。
同時に隅々までクリーニングアップを実施。
基本装着位置の見直しも図り組上げます。
続いて、フロント、リヤ サスペンションシステムのリペア&メンテナンスへと。
リヤセクションから、リペア&メンテナンス開始です。
車輌から取外したリヤ ショックアブソーバー、アッパーアーム、ロアアームの画像です。
Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを進めます。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。
単に分解するだけで無く、その過程においても項目毎にチェックします。
また、再使用パーツは通常問題が無いので、そのまま組み込まれるのが一般的です。
私たちの行う作業は、パーツ交換だけに留まらず、再使用パーツ全て、独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&リフレッシュを実施し再使用します。
外部からの要因また、対応年数の超過で完全に劣化し切っているサスペンションブッシュ。
サスペンションブッシュとしての役割を完全に消失してしまっている状態です。
マウントやホースに使用される代表的なラバーパーツの劣化は、酸素、オゾン、光、放射線、薬品、オイル、高温にさらされる事などなど………によって引き起こされゴムの物性は低下してしまいます。
特に、二重結合を主鎖に持つゴムは劣化しやすく、亀裂を生じたり、分解して粘着性を示すようになります。
いろいろな部位に用いられているラバーパーツは種々の配合剤を用い、更に架橋反応を行うため、劣化反応は非常に複雑です。
ラバーパーツの劣化は、ゴム材料が持っている機能が許容限界以下に低下することにより発生してしまいます。
パーツ構造体として機能が消失している場合、車輌にダメージを与えます。
サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。
衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。
また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れデメリットばかりが大きくなります。
経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうと、ボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまた、フレームのねじれや、結合部の破損など、マシンの基本骨格へ致命的なダメージを与えます。
見逃されがちなサスペンションブッシュ。
車輌にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。
ショックアブソーバーブッシュの画像。
画像上がニューパーツ。
画像下がパーツ構造体として機能が消失しているブッシュ。
車輌の開発過程で、ベースとなるショックアブソーバー セッティングキャラクターを発揮できない状態。
リヤ アッパーアーム、メンテナンス&リフレッシュ後また、ニューパーツの画像です。
リヤ ロアアーム、メンテナンス&リフレッシュ後また、ニューパーツの画像です。
ニューパーツを組み込むアーム内部は処理工法が異なります。
全ての過程において、本来のポテンシャルを発揮させる工法でリペア、メンテナンスを行います。
F360からサスペンションアームとアップライト接続部分に使用されているスフェリカルジョイント。
レース車輌などに多く使用されているスフェリカルジョイント。
F360以前のストリートモデルは、ボールジョイントが使用されています。
カウンタックのサスペンションシステムなどはほぼ、スフェリカルジョイントで構成されています。
ダイレクトでクイックなステアリングフィールをもたらしてくれる反面、正しいメンテナンスを常に行わないと、メリットよりデメリットのほうが大きくなってしまうスフェリカルジョイント。
常に正しいメンテナンスを行うことで、スフェリカルジョイントを長持ちさせダイレクトでクイックなステアリングフィールが楽しめます。
このあたりの知識も大切ですね。
独自の工法でリペア&メンテナンスを行ったリヤ アッパーアーム。
組込み精度は、1/100ミリの精度へとメンテナンス。
再使用パーツを、独自のクオリティーで1つ1つのパーツ精度を格段に向上させ、より高い精度の構造体に仕上げます。
精度を高め、リペアポイントのキャラクターを存分に発揮させます。
同じく、独自の工法でリペア&メンテナンスを行ったリヤ ロアアーム。
機能性だけでは無く見た目にも、新車時の輝きを取り戻すメンテナンスを…
最新の工法で、徹底したメンテナンス&リフレッシュ実施後のリヤ ロアアーム。
ボルト1本まで、素材や処理工法に1番適した工法でメンテナンス。
徹底した独自のリペア&メンテナンス後のショックアブソーバの画像。
下処理の工程、工法、精度で仕上がりが全く違うものになります。
見えない箇所ほど重要です。
続いて、スタビライザーブッシュの交換へと。
スタビライザーの役割は、コーナーにおいて車体のロールを抑えることにあります。
車体のロールを規制することにより、左右方向への荷重移動を早める為、ハンドリングのレスポンスが高まります。
また、ロール時アライメント変化を抑え、必要以上のロールを低減させ、コーナリング時車輌の安定をはかります。
このスタビライザーをシャシにガッチリ固定する役割がスタビライザーブッシュ。
他のアーム同様に、スタビライザー本体も、メンテナンス&リフレッシュを行っていきます。
第1段階 アームに発生している錆を除去していきます。
錆は、腐食生成物です。
少しでも残っていればその部分から錆は加速度的に侵攻します。
完璧に錆を除去し、再発を完全にシャットアウトします。
メンテナンス&リフレッシュは、第1段階〜第5段階へと最新の工法で進めます。
スタビライザー関連の再使用パーツも全てメンテナンス&リフレッシュ開始です。
スタビライザー メンテナンス&リフレッシュ完了画像です。
第1段階、古いペイントの除去
第2段階、錆を完全に除去
第3段階、サフェーサー処理
最終、第4段階〜第5段階の工程を経て蘇ったスタビライザー。
素材毎に、一番適した工法を精査し、メンテナンス&リフレッシュを行います。
スタビライザー関連パーツのメンテナンス&リフレッシュ後の画像。
クラックチェック、測定による修正、また細部までメンテナンスも完了です。
機能性だけでは無く見た目にも、新車時の輝きを取り戻すメンテナンス&リフレッシュを…
完璧な下準備。
そこへ独自のノウハウ&工法を織り込み、最高のポテンシャルを発揮できるよう組み込み完了。
機能性また機能美も復元。
ボルト1本まで、素材や処理工法に1番適した工法で再使用パーツをリフレッシュ。
構造体として100%の機能性を取り戻すと共に、機能美まで再現。
1つ1つのパーツ精度を格段に向上させ、より精度の高い構造体に仕上げます。
続いて、フロントセクションへと…
フロントサスペンションシステム現状の画像。
リペア&メンテナンス開始です。
車輌から取外したフロント アッパーアーム、ロアアームの画像です。
Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを進めます。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。
単に分解するだけで無く、その過程においても項目毎にチェックします。
また、再使用パーツは通常問題が無いので、そのまま組み込まれるのが一般的です。
私たちの行う作業は、パーツ交換だけに留まらず、再使用パーツ全て、独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&リフレッシュを実施し再使用します。
Ferrari専用SST(専用工具)で確実に分解。
画像右がパーツ構造体として機能が消失しているサスペンションブッシュ。
画像左がニューパーツ。
リヤ同様に、外部からの要因また、対応年数の超過で完全に劣化し切っているサスペンションブッシュ。
サスペンションブッシュとしての役割を完全に消失してしまっている状態です。
マウントやホースに使用される代表的なラバーパーツの劣化は、酸素、オゾン、光、放射線、薬品、オイル、高温にさらされる事などなど………によって引き起こされゴムの物性は低下してしまいます。
特に、二重結合を主鎖に持つゴムは劣化しやすく、亀裂を生じたり、分解して粘着性を示すようになります。
いろいろな部位に用いられているラバーパーツは種々の配合剤を用い、更に架橋反応を行うため、劣化反応は非常に複雑です。
ラバーパーツの劣化は、ゴム材料が持っている機能が許容限界以下に低下することにより発生してしまいます。
パーツ構造体として機能が消失している場合、車輌にダメージを与えます。
サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。
衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。
また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れデメリットばかりが大きくなります。
経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうと、ボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまたフレームのねじれや、結合部の破損など、車輌の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。
見逃されがちなサスペンションブッシュ。
車輌にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。
フロント アッパーアーム、クリーニングアップ後の画像です。
しっとりとしたアームの素地を出し、まずクラックチェック。
また、クリーンな状態から各部の測定、またメンテナンスを行い各パーツの適正化を図ります。
細部まで独自のチェック&メンテナンスを行ったアーム&ニューパーツの画像。
ニューパーツを組み込むアーム内部は処理工法が異なります。
全ての過程において、本来のポテンシャルを発揮させる工法でリペア、メンテナンスを行います。
1/100の適正化を図り仕上げたフロント アッパーアーム&ロアアーム。
独自の工法でリペア&メンテナンスを行ったフロント アッパーアーム。
同じく、フロント ロアアーム。
精度を高め、リペアポイントのキャラクターを存分に発揮させます。
機能性だけでは無く見た目にも、新車時の輝きを取り戻すメンテナンスを…
ボルト1本まで、素材や処理工法に1番適した工法でメンテナンス。
続いて、ショックアブソーバのリペア&メンテナンスへと。
現品を的確にリペア&メンテナンスしていきます。
現状のフロント ショックアブソーバの画像です。
徹底した独自のリペア&メンテナンスまた、クリーニングアップ後のショックアブソーバの画像。
続いてフロント アップライトの現状の画像です。
まず、クリーニングアップ。
クリーンな状態からSSTを使用し分解工程へ。
クリーンな状態からチェック項目の測定。
精度が低下している部位は、専用機器で加工修正済み。
パフォーマンスを100%発揮させる為には、定期的に特有のメンテナンスを行うことが必要です。
独自の工程とテクニックで、徹底した特有のメンテナンスを実施。
適正化したサスペンションシステム。
そのパフォーマンスを存分に発揮出来るよう、車輌側取り付け部位のメンテナンスを行います。
現状の画像です。
独自のクオリティーで徹底したメンテナンス実施後の、車輌側サスペンションシステム装着部位の画像です。
このプロセスが非常に重要。
ボルトピッチも全てメンテナンスを実施。
同時に細部までクリーニングアップ。
サスペンションシステムの組み込みに備えます。
1つ1つのパーツを独自のクオリティーでリペア&メンテナンスまた、クリーニングアップを行ない車輌へと。
仮組みでフィッティングの確認。
より精度を高め、リペアポイントのキャラクターを存分に発揮させます。
完璧な下準備。
そこへ独自の工法で、確実にポテンシャルを発揮できるように組み込み完了。
ボルト、ナット1つまでメンテナンス。
1つ1つを完璧にリセット。
機能性を追及すると、自ずと機能美も解き放たれます。
効率にとらわれる事なく、独自の思想、理念の下、徹底したリペア&メンテナンスを行ったフロント、リヤ サスペンションシステム。
独自のノウハウを注ぎ込み、車輌のキャラクターを十二分に発揮するよう組み込んだ、フロント、リヤ サスペンションシステム。
徹底した管理の下、行ったリペアポイントは、何度も同じ箇所に手を入れなくても良いコンディションを維持します。
私たちのリペア&メンテナンス工程は、全ての再使用パーツを、独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&リフレッシュを行い、より精度の高い構造体に仕上げます。
続いてブレーキオイルの交換。
リザーバタンク内部底に、大気中の水分を吸って加水した浮遊物が貯まっています。
この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。
まず、加水した浮遊物のクリーニングアップから。
加水した浮遊物と同時に、周辺部分もクリーニングアップ。
クリーンな状態からブレーキオイルの交換へ。
クリーンな状態から専用機器で交換開始。
ブレーキオイル。
ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。
サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。
ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。
そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。
これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。
ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。
ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。
通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換をお奨めします。
ブレーキオイル交換と同時に、周辺部分もクリーニングアップ。
スッキリ。
フェラーリ F360 モデナの車輌スペックまた、使用用途に適したオイルで交換完了。
続いてカウル類のメンテナンス&クリーニングアップへと。
チェック&リペアまた、メンテナンスに伴い分解した、アンダーカウルやフェンダーライナー類。
分解したパーツは通常問題が無いので、そのまま組み込まれるのが一般的です。
分解パーツを1点1点リフレッシュする事で、見た目にもスッキリし、トラブルを未然に防ぐ事も兼ね全て組み込み前に表裏共にクリーニングアップします。
クリーニングアップ&メンテナンス後のカウルの画像です。
リペア&メンテナンス同様に、隠れた箇所ほど重要です。
クリーンな状態で組込みに備えます。
各部メンテナンスと同時に施工する独自のクリーニングアップ。
各部のクリーニングアップは、本来の素材を熟知し蘇らせる意味で1番適した仕上げを行います。
ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行いません。
サイドスカート裏側。
まずオーナーには見えない部分。
アップ画像。
ピッチ等で汚れています。
隠れた箇所にも一手間かけます。
クリーニングアップ後の画像。
スッキリ クリーンな状態に…
同時にシャシ細部までクリーニングアップを実施。
続いてホイールのクリーニングアップ&メンテナンスへと。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。
4輪全てクリーニングアップ メンテナンス開始です。
ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。
4輪全てホイール表裏共に、本来の発色を取り戻しました。
メンテナンス&クリーニングアップ終了のホイール。
ハブとの締結圧力も本来の圧力へ戻すと共に、ホイールを錆から守ります。
組み込みに備えます。
これらの工程は、私たちのごく通常の作業の流れです。
メンテナンスやリフレッシュなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。
これは、私たちのクラフトマンシップで、より良いコンディションに車輌を仕上げる為のメンテナンスだからです。
リペア&メンテナンスに伴うフロントセクションの分解。
接合部にマスキング。
丁寧な作業が進みます。
単に分解するだけで無く、その過程においても項目毎にチェックします。
リペア&メンテナンス前にバンパー内部のクリーニングアップを行います。
クリーンな状態からリペア&メンテナンスを実施。
ボルト1本まで、素材や処理工法に1番適した工法で再使用パーツをリフレッシュ。
装着角度や、クリアランス、左右の均一性にもこだわりリペア&メンテナンスを行います。
フレームの隅々まで、丁寧にクリーニングアップ。
脱着パーツは、全て独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施。
きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。
細部までスッキリ、クリーンな状態を取り戻し組み込みに備えます。
リペア&メンテナンス同様、隠れた箇所ほど重要視します。
製造時の誤差また、数年経過すると誤差も発生してきます。
基本装着位置の見直しを図り、完璧にチリ合わせを行い車両へと組み込み。
コーナーウエイトレシオ&フルアライメントの測定&セットアップへと。
まず測定前に、以前のセットアップをセットダウンし、クリアな状態に。
リペア&メンテナンスで適正化したサスペンションシステム。
リペア、メンテナンス前は、サスペンションシステムが上下伸縮したり、突起乗り越しや加減速により前後に動いたり。
回転軸となるブッシュの不良でアライメントが動的な変化をし、サスペンション・ジオメトリーが適正に動化していなかった状態。
全てをセットダウンし、適正化したサスペンションシステムに合わせ、1からセットアップします。
セットダウン完了。
コーナーウエイトレシオの測定&セットアップへと。
コーナーウェイトゲージとは、タイヤ毎に測れる車重計のことです。
個々のタイヤにかかる重量を車高調整などで変え、左右バランスを整えます。
4輪アライメント調整の前に、コーナーウェイト測定・セットアップを行います。
荷重移動がスムーズになり、サスペンションの性能がフルに発揮できます。
又、コーナーウェイトを合計(車両重量として軽量化計画を立てたり)パワーチェックを同時に行い、パワーウェイトレシオ・トルクウェイトレシオを計算する事も出来ます。
続いて、フルアライメントの測定&セットアップへと。
埃一つないクリーンな状態。
アライメントをセットできるポイントは多々存在します。
完璧にクリーンな状態からでなければ、確実なセットアップが行えません。
全てにおいて完璧を追求し続けます。
サスペンションシステムの変更、リペア&メンテナンスまた何らかのセットを変更した場合、フルアライメントの測定&セットアップは必要不可欠な作業。
また、変更点が無くてもアライメントは変化してしまいます。
コーナーウエイトレシオ同様、クイックなステアリングフィール、また本来のポテンシャルを維持する為に、定期的なチェックが必要。
アライメントのポイントは、サスペンションシステムや、タイヤのキャラクターをどれだけ活かせるかが最重要ポイント。
車輌の仕様はもちろん、使用用途やドライビングテクニックによっても最適なアライメントにセットします。
基本アライメントは存在するものの、正解は1つではありません。
1台1台オーダーメイドのアライメントにセットアップします。
タイヤの銘柄、純正でもサスペンションのプリロードの違い、またサスペンションシステムを変更している場合はバンプ、リバンプ、ストロークスピード等々数限りなく違いがあります。
蓄積した膨大なデータで、オーダーメイドのセットアップを行います。
その結果、乗りやすい=リスクを回避できる=積極的にアクセルを踏んでいくことができ、ドライビングに集中できる。
この法則が大切。
トラブルシューティング時に数本欠損していたフロアカウル装着用ボルト&ワッシャ。
欠損していた装着ボルト&ワッシャも全て装着。
シャシ細部までクリーニングアップを実施。
クリーンな状態からシャシ全体の最終チェック&独自の味付けを施しキャラクターを存分に発揮させます。
メンテナンス&クリーニングアップ済みのカウル類。
クリーンなシャシに組み込み。
カウルの組み込みは、基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。
独自のメンテナンス&リペア工法で車輌を復元すると、自ずと機能美も解き放たれます。
私たちのごく通常のリペア&メンテナンス工程の流れです。
精度を取り戻すメンテナンス。
随所に施すクリーニングアップやリフレッシュなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。
これは、私たちのクラフトマンシップの一貫であり、より良いコンディションに車輌を仕上げる為のメンテナンスだからです。
続いて、サイドミラー R/H L/Hの換装へと。
360/430用 GT サイドミラーへと。
FIA 選手権 参戦の、Ferrari F360GTに装着されているGTのサイドミラー。
エクステリアがよりワイルドに。
続いて、Ferrari 純正テスター SD2でパワーユニット&パワートレインのリペア&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。
まず、以前の車輌セットをセットダウン。
続いてリペア&メンテナンス後の車輌に合わせセットアップします。
この工程で仕上がりが大きく左右します。
最終セットアップ。
Ferrari純正車両診断テスターSD2で、TipoF136Bの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。
独自の味付けを行い、F360 モデナのポテンシャルを余す事無く引き出します。
メカニカル面も、的確な最終チェックまた、独自の味付けを行います。
最終の詰めです。
このプロセスが重要です。
独自のセットアップも終了。
最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。
隅々まで独自のクオリティーでスッキリ。
エクステリア、インテリアの最終仕上げへと。
メンテナンス同様、仕上げにもこだわります。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。
私たちのごく通常のリペア&メンテナンス工程の流れです。
精度を取り戻すメンテナンス。
随所に施すクリーニングアップやリフレッシュなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。
これは、私たちのクラフトマンシップの一貫であり、より良いコンディションに車輌を仕上げる為のメンテナンスだからです。
全てのリペア&メンテナンス終了のフェラーリ F360 モデナ。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影しています。
詳細な写真 536枚 (CD-R 3枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので車輌と一緒にお持ちします。
今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。
FerrariやLamborghini は、どのモデルに関わらず工業製品であって美術品でもあります。
この様な車輌をメンテナンスさせて頂くにあたって、車輌に対してのオーナーの思いや、価値観を理解し、常に業務に携らせて頂いています。
車輌を常に向上させ、完璧なコンディションに近づけ後世に残していく。
トラブルの解析なども、常に的確なトラブルシューティングを行い、根本からトラブルをリペアし、構造を熟知した上でセットアップを行い、100%のポテンシャルを発揮できる車輌に仕上げていく。
独自のノウハウとテクニックまた、専用の最新設備で車輌のポテンシャルを余すことなく発揮させキャラクターを取り戻す。
また、何処を見ても綺麗。
隠れた所にも気遣いをする。
効率にとらわれず、1台1台の車輌を仕上げていく。
もし、僕自身の車輌なら、ここまで徹底的にして欲しい。
そういったメンテナンスを実施するべき車輌だと僕は思いますし、その思いを皆さんの車輌にも日々向上心を持って実践しています。
今回オーナーと御相談の上、決定させて頂きましたメンテナンスメニュー。
今後も、車輌全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車輌を向上させて頂ければと思います。