株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ348tb 車検整備・エンジンが吹き上がらない修理・タイミングベルト交換 整備

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

フェラーリ 348

ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

今回、フェラーリ 348tb メンテナンスご依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 348tbを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。

フェラーリ 348

フェラーリ 348 チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

フェラーリ 348

ボデープロテクターの装着。

チェック開始です。

フェラーリ 348

フェラーリ 348は、328の後継モデルとして、フランクフルト・ショーでデビュー。

 

348からユニット搭載レイアウトが変更され、308/328が横置きに対し縦置きタイプに変更され重量バランスの最適化が図られています。

また、トランスミッションは横置きレイアウトが採用されている348。

フェラーリ 348

初期のユニットは、F119D型。

90度V8 DOHC 4バルブユニットは、ボア85mm×ストローク75mm、3,405ccまでスープアップし最大出力300PS/7,200rpm、最大トルク33.0kg·m/4,200rpm。

フェラーリ 348

前期モデルの中でも、エンジンマネージメンテシステムをモトロニックM2.7に変更し、エンジン型式もF119Gへと進化。

フェラーリ 348

後期モデルのGTB/GTS/は更に強化バルブスプリングや高圧縮 エキゾースト系の取り回しの変更で最大出力320PS/33.0kg·m。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

TipoF119D  F119Gの基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

348以前のフェラーリは、伝統の鋼管スペースフレームを基本骨格としていましたが、348から基本骨格が大きく変更されています。

フェラーリ 348

一部に鋼管スペースフレームを残しつつも、よりスタンダードなモノコックフレームを採用したモデル。

フェラーリ 348

続いて、メカニカル関連のチェック。

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

348 各モデル毎の傾向的不具合発生ポイントのチェック。

 

また車輌のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

フェラーリ 348

車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車輌として構築されています。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

フェラーリ 348

車輌毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。

 

車輌の使用状況や用途、保管状態で車輌のコンディションは千差万別です。

また、これまで車輌がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所のリペアだけではなく、車輌のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

 

色々な状況でリペア、メンテナンスポイントが違ってきます。

状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。

 

全て、1から独自の思想また、目線で的確なチェックを行います。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

現状のフロント / リヤ サスペンションシステム。

フェラーリ 348

各部のアップ画像。

 

外部からの要因また、対応年数の超過で完全に劣化し切っているサスペンションブッシュ。

サスペンションブッシュとしての役割を完全に消失してしまっている状態です。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

車輌の基本骨格でもあるフレームに多大なダメージを与える部分の1つ。

サスペンションブッシュ。

 

パーツ構造体として機能が使用に耐えられなくなる状態が発生し車輌にダメージを与えてしまいます。

サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。

衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。

 

また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。

しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。

経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうとボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまたフレームのねじれや結合部の破損など、車輌の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。

 

見逃されがちなサスペンションブッシュ。

車輌にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。

フェラーリ 348

全体に安易なクランプ処理が行われている現状。

フェラーリ 348

ボールジョイント。

サスペンションブッシュ同様、常に作動し負荷のかかるパーツの1つ。

 

ボールジョイントの構造は、人間の肘や膝のような感じになっているサスペンションを支える重要な部位です。

交換するか否かは、独自の厳密な測定及びドライビングフィールで判断します。

フェラーリ 348

タイヤの状態。

タップリと山は残っているのですが...

フェラーリ 348

トレッドに亀裂が入りバーストの危険性があります。

 

タイヤ交換には色々なポイントがあります。

単に残り溝が1.6mmに達したスリップサインに近づいた状態。

溝が残っていても長年の装着で硬化し、ひび割れてきた状態。

 

ただ、タイヤ本来のパフォーマンスを発揮させるには、タイヤによって異なりますが、3年〜5年でタイヤ交換時期の1つの目安といえます。

3年〜5年程度でタイヤのゴムが劣化しコンパウンドが硬くなり、本来のパフォーマンスを発揮出来なくなります。

フェラーリ 348

タイミングベルト。

タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。

(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)

 

しかし、色々な状況により早期のリペアが必要な場合があります。

的確な定期チェックが必須ですね。

フェラーリ 348

タイミングベルトケース内部からの若干のオイル漏れ。

今後、懸念されるポイントをメンテナンスメニューでご提案させて頂きます。

フェラーリ 348

タイミングベルト アウターケースの破損。

的確なトルク管理をされる事無く、オーバートルクで締め付けられ破損してしまっている状態。

 

全てが破損している訳では無いので機能的には問題はありませんが、美術品のような車輌。

やはり気になりますね。

フェラーリ 348

オイル漏れ箇所外側に安易なシール処理がなされている現状。

フェラーリ 348

パワーユニット ロアーセクション。

フェラーリ 348

全体にオイルが多量に付着し砂と混ぜ合わさっている状態。

トラブルシューティングの結果、以前オイルフィルター交換時の清掃不足と判断。

 

全てのリペア&メンテナンスに言えることですが、清掃に始まり清掃に終わることが基本ですね。

フェラーリ 348

ハブベアリング。

 

ハブベアリングは、正確かつ滑らかにホイールを回転させる役割を担うパーツ。

摩擦によるエネルギー損失や発熱を減少させ、パーツの焼きつきを防ぐことが目的。

使用許容範囲を超え使用し続けると、ベアリングが焼き付き最悪ホイールが走行中外れてしまう、人命に関わる重要なパーツです。

フェラーリ 348

オーナーが通常目にする事の無い部分に不具合が発生している場合が多いのは事実です。

オーナーが分からないうちに不具合が進行し、他のパーツに悪影響を及ぼしてしまっている場合が多々あります。

 

ラジエターからエンジン冷却水の滲みが起こっている状態。

白くなっている箇所は、ラジエターから滲み出したエンジン冷却水がラジエターの熱で乾いた状態。

この状態でのリペアをお勧めします。

滲みから漏れに進行してくると、走行中やアイドリング中に突発的なオーバーヒートを引き起こし、パワーユニットに2次的ダメージを与えてしまいます。

また、エンジン冷却水の主成分は、エチレングリコールという化合物と水で構成されています。

漏れたエンジン冷却水は、ペイントを侵食する作用を持ち合わせています。

 

早期の確実なリペアで、致命的な2次的なダメージを防ぐ事が可能です。

フェラーリ 348

フェラーリ 348

フェラーリ 348

随所に見受けられる、プロテクターの欠損や、ボルトやナットの欠損。

フェラーリ 348

内部は非常に良いコンディションが保たれています。

フェラーリ 348

ポリプロピレン製のスクリューの受け側が欠損している為、ボルトやナットが装着されていなかったのでしょう。

フェラーリ 348

ステアリングラック現状の状態。

今回はクリーニングアップを行い今後の進捗状態を見極めていきたいと思います。

フェラーリ 348

エアーコンディショナーシステム。

オリジナルではないフラップが装備されています。

フェラーリ 348

カバーを取外した状態。

フェラーリ 348

オリジナルのフラップが破損し、外気導入を防ぐ為、差し込まれていたカバー。

フラップ制御は全く行われない状況。

フェラーリ 348

全てのチェックが終了したフェラーリ 348。

 

確実に現状の車輌の状態を把握し切らせて頂きました。

内容をまとめ、現状の車輌の状態を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きます。

フェラーリ 348

幾通りかのメニューの中から、お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ 348 リペア&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

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ボデープロテクターの装着。

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パワーユニット&パワートレインのリペア&メンテナンスへと。

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メンテナンスに伴う各油脂類の抜き取り。

 

注入時は、添加されている成分内容や粘度などなど…

全てを吟味し、348にベストな油脂を注入します。

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ドレンプラグもスッキリ クリーニングアップ。

ガスケットの再使用はしません。

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フェラーリ専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを行います。

専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。

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また、単に分解するだけではなく、生産時のパーツ精度の誤差、また車歴で精度が低下していないかを、分解パーツ全て項目毎に測定チェックします。

精度が低下している部位は、組み込み前に独自の厳密な数値に専用機器で修正し組み込みます。

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フロアーセクションのクリーニングアップへと。

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パワーユニット脱着にあたり分解部分のクリーニングアップを行います。

分解パーツにダメージを与えないようボルト、ナット1つまでクリーニングアップします。

 

クリーニングアップ開始です。

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クリーニングアップ後の画像です。

 

ボルト、ナットに付着していた砂や塵等もクリーンに…

ロック解除時、ボルト、ナットにストレスを与えない為です。

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サブフレームもスッキリ クリーンな状態に。

 

パワーユニットの脱着は、サブフレームにフェラーリ エンジン脱着専用の油圧式エンジンリフトを装備し、パワーユニットを降ろします。

汚れたままでは、サブフレームとリフト間に砂や汚れがかみ込み傷つきます。

傷が一切付かないよう、フレームをスッキリクリーンな状態から専用リフトを装着します。

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クリーンなフレームに、フェラーリ エンジン脱着専用の油圧リフトを装着。

パワーユニット&パワートレイン脱着開始です。

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車輌の価値を考え、細部に工夫が施された、フェラーリ エンジン脱着専用の油圧リフト。

 

フレームに一切キズ等が付かず、載降を繊細にコントロール。

エンジンルームに接触する事も無く、クリアランスを確保しエンジン脱着する事が可能なリフト。

各モデルに対し全て完備しています。

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フェラーリ専用リフトで、確実にパワーユニット&パワートレイン脱着完了です。

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担当エンジニアにより的確な作業が進められ、Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、Tipo F119Dパワーユニット各部を丁寧に分解し、車輌より脱着完了です。

 

まず、分解前にパワーユニットやパワートレインなどに付着している細かな砂や塵を、一度全てクリーニングアップします。

これは、作業中に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為。

また、分解するボルト、ナットetc.再使用パーツ保護の為に行います。

また、見た目にも汚れが落ちスッキリ クリーンな状態を取り戻します。

 

現状のパワーユニットフロントからの画像です。

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現状のパワーユニットL/Hバンクからの画像です。

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同じく現状のパワーユニットR/Hバンクからの画像です。

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パワーユニット後方、クラッチ側からの画像です。

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アップ画像。

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続いて、パワーユニット Vバンクの現状の画像。

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続いて、パワーユニット フロントVバンクからの画像。

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エキスパンションタンクなどでオーナーが中々目にする機会がない隠れた部分です。

ビッシリ油汚れが付き、砂や塵が付着。

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L/H側シリンダーのアップ画像です。

こちらも上記同様、通常は見えない箇所。

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R/H側シリンダーのアップ画像。

ビッシリ油汚れが付き、砂や塵が付着。

 

車輌の価値を理解し、見える部分は勿論の事、通常見えない箇所のクリーニングアップを重要視します。

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バルブカバーの画像。

本来、真紅の発色をしているバルブカバー。

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バルブカバー アップ画像。

結晶塗装の隙間に汚れが入り込み、完全に汚れきっている現状。

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エキスパンションタンク結晶塗装の画像です。

全て独自のクリーニングアップ工法で本来の発色を蘇らせます。

 

どのような素材のパーツでも、素材に1番適した独自のクリーニングアップを行います。

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続いてサブフレームの現状の画像です。

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こちらも丁寧にクリーニングアップしていきます。

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現状のサスペンションシステムや、アップライト部分の画像。

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各アーム類に砂や汚れがビッシリ付着した現状。

作業中に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為、細部までクリーニングアップしていきます。

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各部のボルト、ナットの状態。

汚れたままでの分解は、ボルト、ナットを痛めます。

ボルト、ナット 1本まで、全てクリーニングアップしていきます。

 

上記の状態では、リペア&メンテナンス時の異物混入また、再使用パーツを傷めます。

分解前に、独自のクリーニングアップ方法で一掃し、クリーンな状態を取り戻します。

 

独自の工法でのクリーニングアップ開始です。

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クリーニングアップ終了のTipo F119Dユニット。

 

クリーニングアップ前と同じ順番でご紹介させて頂きます。

まず、フロントからの画像です。

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クリーニングアップ後のL/Hバンク の画像です。

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同じく、R/Hバンクからの画像。

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続いて、パワーユニット後方クラッチ側からの画像です。

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独自のクリーニングアップで汚れもスッキリ クリーンに。

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滑らかな素地が際立ちます。

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クリーニングアップ後、パワーユニットVバンクの画像。

細部まで完璧なクリーニングアップを実施。

汚れも一掃。

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フロント側 Vバンクからの画像です。

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汚れを一掃しリアルな動きを取り戻す下準備も完璧に行います。

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R/H L/H シリンダーの汚れも、細部までしっかりクリーニングアップ。

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バルブカバー結晶塗装のクリーニングアップ後の画像です。

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バルブカバー結晶塗装アップ画像です。

 

独自のクリーニングアップ方法で、完璧なクリーニングアップ実施後の画像です。

結晶塗装の隅々に付着していた汚れも細部までクリーニングアップ。

本来の発色を取り戻した結晶塗装。

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同様に、エキスパンションタンクもスッキリ。

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サブフレームも本来のマッドなカラーが蘇りました。

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全てがクッキリ映える様になりました。

作動部分に付着した汚れ、古いグリス類も一掃。

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サブフレーム&サスペンションや、アップライト部分の隅々までクリーニングアップ後の画像です。

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リペア&メンテナンス中、パーツ内部への砂や埃の混入を完全にシャットアウト。

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ボルト、ナット1つまで、クリーニングアップ。

クリーンな状態からリペアポイントを分解することで、ボルト、ナットにストレスを掛けず、ロックを解除しボルト&ナットのピッチを保護します。

 

全ての部位に対しクリーンな状態から分解します。

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これが私たちのリペア&メンテナンスに取り掛かる第一工程のクリーニングアップです。

私達メンテナンスする側も気持ち良くリペア&メンテナンスに掛かれます。

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クリーニングアップで下準備を整え、リペア&メンテナンス開始です。

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フロントセクションから。

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ウォーターポンプのオーバーホールへと。

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ウォーターポンプ。

 

ウォーターポンプは、エンジン冷却水を循環させるパーツ。

内側にはインペラーが付いています。

このインペラーでエンジン冷却水を循環させます。

エンジン冷却水の劣化や濃度不良でも、ウォーターポンプ本体に二次的不具合を誘発させます。

また、ウォーターポンプの回転軸を支えているベアリングにガタが生じて、内部シールに影響を与え冷却水漏れを起こす事があります。

タイミングベルトの奥に位置しているので、同時のリペアが好ましい部分の1つです。

純正アッセンブリーパーツは非常に高額。

 

現品フルオーバーホールを行います。

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フルオーバーホール&リフレッシュ終了のウォーターポンプ。

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を1つ1つ確実に取り戻しフルオーバーホールを実施。

 

機能性また、美観まで新品同様に仕上げます。

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パワーユニット側締結部分もメンテナンス。

 

分解時のチェック項目の1つでもあるパーツ精度。

分解、組立てにあたり、脱着部分全ての締結部分の加工修正を行い、精度を確実に取り戻していきます。

 

シール剤を塗らなくてもよい位まで精度を出します。

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フルオーバーホール&リフレッシュ終了のウォーターポンプをパワーユニットに組込み。

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高い次元での構造体に仕上げます。

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現状のカムシャフトギヤの画像です。

 

各ギヤが錆で侵食されている状態。

錆の発生で、タイミングベルトが紙やすりで削られる作用が発生しています。

その為タイミングベルトが攻撃され、指定交換時期までタイミングベルトがもたない状態。

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タイミングベルトの指定交換時期は、モデルや年式に関わらず3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは、2万km(1年で2万kmの走行でも交換)どちらか先に達した時点で交換。

このように問題が発生している場合、即座に問題点をリペアすると同時に、タイミングベルトの交換を行わないとバルブクラッシュを引き起こします。

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メンテナンス後のカムギヤの画像です。

 

1つ1つのパーツを確実にリセットします。

これでタイミングベルトを攻撃する脅威もなくなり、キッチリとしたバルブタイミングのセットアップも可能になりました。

また、ギヤを錆させていた主原因ポイントも根本からリペア。

 

このプロセスが非常に重要です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のギヤのアップ画像。

表面もスッキリ、クリーンな状態に仕上げます。

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画像右が、装着されていたタイミングベルトテンショナーベアリング。

画像左が、今回換装するナカムラエンジニアリングオリジナル タイミングベルトテンショナーベアリング。

 

装着されていたベアリングのアウターケースに発生している錆。

また、ベアリングシールも劣化し、内部のグリス漏れが発生しています。

このような状態では、タイミングベルトの寿命を縮めてしまいます。

ロックしてしまうと、タイミングベルトに急激に負担が掛かり、最悪、バルブクラッシュを引き起こしてしまいます。

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近年、安いOEMが色々と出ていますが、粗悪なものも多数有ります。

逆に良いものも有りますが、粗悪なパーツと良質なパーツの見極めが非常に重要ですね。

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ナカムラエンジニアリング オリジナル テンショナーベアリングset。

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オリジナルで製作しているタイミングベルトテンショナーベアリングは、アウターケースは無垢材より削り出し製作。

錆の発生を完全にシャットアウトする亜鉛メッキ処理を施工。

ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。

国産最高級ベアリングを使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。

タイミングベルトへの負担を最小限に抑えます。

オリジナルのタイミングベルトテンショナーベアリングを使用する事により、エンジン回転も非常にスムーズになり、タイミングベルトへの負担も著しく軽減。

 

全ての問題を完全にクリアしたタイミングベルトテンショナーベアリングです。

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348のタイミングベルトテンショナーは、メカニカルタイプ。

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テンショナーは、タイミングベルトに適切な張力を与え、スムーズで静粛な駆動による伝動能力を最大限に発揮させる重要な部位。

基本張力が発揮できる様に現品メンテナンスを行っていきます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のテンショナーの画像です。

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テンショナーのメンテナンスで、下記の効果を発揮させます。

タイミングベルトの緩みによるバルブタイミングのズレを防ぎます。

3年もしくは2万キロどちらか先に達する間に、劣化で伸びたタイミングベルトから生ずる揺動、振動を静粛にします。

 

独自のメンテナンスで、タイミングベルトとの駆動性を高めます。

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画像上がタイミングベルトのニューパーツ。

画像下が指定交換時期を越え、劣化が促進してしまっているタイミングベルト。

 

タイミングベルトの正式名称はコグドベルト。

通常のVベルト、Vリブドベルトと違い、ラバー製の歯が付きクランクギヤ、カムギヤを連結しているのがコグドベルトの特徴。

ギヤに歯型を噛み合わせることにより、スリップすることなく回転を伝えることができる特殊なベルトです。

よくタイミングベルトが切れたという言葉を聞きますが、コグドベルト自体が切損する場合はほとんど無く、ラバー製の歯がポロリと欠損してしまう事を、タイミングベルトが切れたと表現されています。

 

指定交換時期以外でも、水濡れ、オイル漏れ、外界に露出している部分が多い等、さまざまな要因で劣化が促進し、ラバー製の歯が欠損しバルブクラッシュを引き起こし、パワーユニットに多大なダメージを与えます。

 

定期的に確実なチェックを行う事が非常に重要です。

チェックで不具合があった場合、早期の対応で多大なダメージを回避することが可能です。

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私たちは、純正の新品であっても、長期に在庫されていたタイミングベルトは使用しません。

また、低価格のOEMパーツも使用しません。

 

私たちが使用するタイミングベルトは、パーツ管理が行き届いた純正パーツのみです。

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全ての下準備が整ったパワーユニットに、リペア&メンテナンス済みのパーツを組み込み。

タイミングベルトは、バルブタイミングを確実にセットし組み込み。

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続いて、破損していたタイミングアウターケースの現品リペアへと。

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全ての形状に合わせ、1つ1つ冶具を製作。

アウターケースの破損部位を整え、完璧な強度と仕上がりを追求します。

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現品でリペア完了のタイミングベルトアウターケース。

強度、仕上がり等も完璧なフィニッシュ。

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リペア完了のタイミングベルトアウターケースを、細部までクリーニングアップ後の画像。

効率にとらわれる事なく、1つ1つのパーツを独自のクオリティーで仕上げます。

 

組込みに備えます。

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クランクプーリー現状の画像です。

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クランクプーリー メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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クランクプーリー メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

再使用パーツの、回転部分、接合部分、軸受けetc.部分のメンテナンスも完了。

 

通常再使用パーツは、そのまま組み込まれるのが一般的です。

私たちが行うリペア&メンテナンスは、1つ1つのパーツ精度を限りなく高める事で、構造体の精度を格段にアップデートさせます。

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また、全て単体で細部まで完璧なクリーニングアップを実施。

新品同様の状態に復元します。

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個々のパーツの回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正&メンテナンスを行い、精度を確実に取り戻したパーツを、独自のノウハウを盛り込み組み込み。

ロックポイントは全てトルク管理が出来るトルクレンチを使用し、規定トルクで確実にロックします。

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オイルエレメントの交換。

まず、周辺部分のクリーニングアップを行い、塵や埃の混入を防ぎます。

 

エンジンオイルには、エンジン内部を清浄に保つ為に、オイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。

オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。

特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼして、エンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

オイルフィルターのろ過能力は、上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為に、その性能はある一定のところで抑えられています。

その為、オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。

また、オイルフィルターの能力が低下し、目詰まりを起こした場合を想定して、バイパス機構を備えています。

フィルターが目詰まりして、エンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。

ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。

また、交換時は的確なトルク管理の下での交換が必要です。

 

まず、フランジ内部のクリーニングアップを行います。

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フランジ内部もスッキリ クリーンな状態に。

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クリーンな状態から、オイルエレメントを基本締め付けトルクで確実にロック。

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私たちのリペア&メンテナンス工程は、徹底したメンテナンス&クリーニングアップを行い、機能性及び、機能美を再現します。

メカニカル機構、セットアップは勿論の事、見た目も新品同様に仕上げます。

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仕上がったパワーユニット。

まるで美術品のようです。

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続いて、パワーユニット搭載前に、車輌側エンジンルームのクリーニングアップ&メンテナンスへと…

現状の画像。

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エンジンルームを細部までメンテナンス&クリーニングアップします。

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パワーユニット脱着時のみ可能な、車両側エンジンルームのメンテナンス&クリーニングアップ。

細部に至るまで、徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施します。

 

独自のクリーニングアップ方法で、付着した汚れを細部まで一掃しクリーンな状態を取り戻します。

またメンテナンスも実施していきます。

変化振りを……

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エンジンルーム メンテナンス&クリーニングアップ終了の画像です。

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ユニット脱着時のみ可能なクリーニングアップ。

細部まで、こだわったクリーニングアップを実施。

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シャシーやボルト、ナット1つまで丁寧にクリーニングアップ。

付属パーツのメンテナンスも完了。

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私たちの行う作業は、細部まで独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&クリーニングアップです。

どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスをご提供します。

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全てが整った車輌にパワーユニットを搭載します。

 

メンテナンス&セットアップまた、クリーニング実施後のパワーユニットをメインフレームへと。

搭載にも、フェラーリ パワーユニット脱着専用の油圧リフトを使用。

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フェラーリ パワーユニット専用リフトでコントロールし、車輌へと搭載します。

生産ラインオフ時の装着誤差。

また、永年の使用で発生しているズレ。

組み込みは、基本搭載位置へと修正しユニットを搭載します。

 

この様なメンテナンスの積み重ねで車輌の基本ベースを底上げします。

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全ての見直しを図り、車輌フレーム側と、サブフレームをドッキング。

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基本搭載位置へと組み込み完了です。

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トルクレンチで最終ロック。

トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。

 

通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。

これを防ぎ、規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込んでいきます。

他の部位も同様です。

ボルトやナットの締め付けトルクは材質や処理の方法また、長さ等々でISO規格が設けられているほど重要なポイント。

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エンジンスタート前に、ユニット内部に潤滑オイルを行き渡らせます。

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確実なメンテナンスと、行き届いたクリーニングアップ。

気持ちの良いものですね!

 

通常、私たちが独自のクオリティーで行っているメンテナンスの流れです。

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最終チェックも完了。

軽いクランキング音と共にスムーズなアイドリング。

 

始動時から再度細部までチェック。

水温 油温 油圧 電圧 電流等々インスルメントパネルのメーター上でチェック。

 

また、メーター上の確認だけでなく、指針と実際のユニットとの誤差が無いかを、アナライザーを接続し同時にチェック…

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各回転域でのユニットやセンサーまた、電子制御インジェクションシステムの基本作動のモニタリングチェックも全て行います。

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パワーユニット&パワートレインのチェックも全て終了。

最終のセットアップで348のパフォーマンスを引き出します。

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メンテナンス済みのパーツを組上げる上で、隙間の段差が出たりする箇所の細かい微調整。

最終的な合わせこみが重要です。

 

私たちのリペア&メンテナンス工程は、徹底したメンテナンス&クリーニングアップを行い、機能性及び、機能美を再現します。

メカニカル機構は勿論の事、見た目も新品同様に仕上げます。

見えない箇所ほど重要視します。

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続いてブレーキオイルの交換へと。

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リザーバタンク内部底に、大気中の水分を吸って加水した浮遊物が貯まっています。

この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。

 

まず、加水した浮遊物のクリーニングアップから。

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クリーニングアップ後の画像。

新油は、このような透明なブレーキオイル。

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クリーンな状態から専用機器で交換開始。

ブレーキオイルは、348のパフォーマンスに十二分な対応ができるスペックのオイルをチョイスし交換します。

 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換が必須。

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ブレーキオイル交換と同時に、周辺部分もクリーニングアップ。

フェラーリ 348の車輌スペックまた、使用用途に適したオイルで交換完了。

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続いてカウル類のメンテナンス&クリーニングアップへと。

カウル類、現状の画像です。

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通常オーナーの見えない箇所には、汚れが蓄積されています。

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チェック&リペアまた、メンテナンスに伴い分解した、アンダーカウルやフェンダーライナー類。

分解したパーツは通常問題が無いので、そのまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちの作業は、分解パーツを1点1点クリーニングアップし美観を取り戻します。

また、トラブルを未然に防ぐ事も兼ね全て組み込み前に表裏共にクリーニングアップします。

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クリーニングアップ&メンテナンス後のカウルの画像です。

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表裏共にスッキリ クリーンな状態を取り戻します。

リペア&メンテナンス同様に、隠れた箇所ほど重要です。

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各部メンテナンスと同時に施工する独自のクリーニングアップ。

各部のクリーニングアップは、本来の素材を熟知し蘇らせる意味で1番適した仕上げを行います。

ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行いません。

 

クリーンな状態で組込みに備えます。

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プロテクター、カウル等の取り付け、車輌側ロック部分の破損、欠品パーツのリペアを行います。

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ノーマル然とリペア。

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細かな部分も完璧に。

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上記リペア&メンテナンス前のフロントセクション&リヤセクション サスペンションシステムの画像です。

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サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップ。

定期的な、足回り&車輌全体のトルク管理が必要です。

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また同時に、分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々までクリーニングアップします。

 

中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

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同じくリヤセクション。

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フロント リヤ クリーニングアップ後の画像です。

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サスペンションシステム、ステアリングシステムも、きめ細やかなクリーニングアップを随所に施します。

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同じくリヤセクション。

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今回はクリーニングアップのみの実施。

 

使用許容範囲を超えているサスペンションシステムでは、セットアップを行っても車輌に反映されないばかりか、逆に悪影響を及ぼすからです。

構造体としては、使用許容範囲を超えてしまい車輌の基本骨格を守る大切な役目と、車輌本来の安定した走行フィールをドライバーに約束してくれる非常に大切な構造体の1つです。

 

次回のリペア、最重点ポイントです。

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ホイールのクリーニングアップ&メンテナンスへと。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

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ホイール側 締結面に錆が発生しています。

錆の侵食からもホイールを守るメンテナンスも行います。

 

4輪全てクリーニングアップ メンテナンス開始です。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

4輪全て表裏共に、本来の発色を取り戻しました。

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プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつ。

タイヤの状態やホーイルの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

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ホイールの錆も加工修正。

締結圧力も本来の圧力へ戻すと共に、ホイールを錆から守ります。

 

メンテナンス終了のホイール。

組み込みに備えます。

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現状のフロアー画像。

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フロアー、シャシーのメンテナンスを行うため、細部に至るまでクリーニングアップを行います。

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シャシー細部までクリーニングアップ完了です。

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クリーンな状態からシャシー全体の最終チェック&セットアップを実施。

独自の味付けを施しキャラクターを存分に発揮させます。

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クリーニングアップ&メンテナンスを行ったシャシーに、クリーンなカウル類を組み込み。

 

カウル1つの組み込にもこだわります。

基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

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私たちのごく通常のリペア&メンテナンスetc.の流れです。

 

精度を取り戻すメンテナンス。

随所に施すクリーニングアップなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。

これは、私たちのクラフトマンシップの一貫であり、車輌をより良いコンディションに仕上げる為のメンテナンスだからです。

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ステップパネルのリペアへと。

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細部のチリや、均一性にもこだわり、現品を完璧にリペア後の画像です。

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続いて、パワーユニットのリペアメンテナンス後の最終チェック&セットアップ。

 

TipoF119D F119Gの基本原理や構造を熟知したエンジニアがセットアップします。

また、独自のセットアップを施し348のポテンシャルを余す事無く引き出します。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

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独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。

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分解時、各パーツ単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を復元。

機能美が解き放たれます。

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エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。

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メンテナンス同様、仕上げにもこだわります。

 

私たちのごく通常のリペア&メンテナンス工程の流れです。

精度を取り戻すメンテナンス。

随所に施すクリーニングアップやリフレッシュなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。

これは、私たちのクラフトマンシップの一貫であり、車輌をより良いコンディションに仕上げる為のメンテナンスだからです。

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全てのリペア&メンテナンス終了のフェラーリ 348tb。

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

 

実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

詳細な写真 519枚 (CD-R 4枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので車輌と一緒にお持ちします。

 

今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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FerrariやLamborghini は、どのモデルに関わらず工業製品であって美術品でもあります。

この様な車輌をメンテナンスさせて頂くにあたって、車輌に対してのオーナーの思いや、価値観を理解し、常に業務に携らせて頂いています。

 

車輌を常に向上させ、完璧なコンディションに近づけ後世に残していく。

トラブルの解析なども、常に的確なトラブルシューティングを行い、根本からトラブルをリペアし、構造を熟知した上でセットアップを行い、100%のポテンシャルを発揮できる車輌に仕上げていく。

独自のノウハウとテクニックまた、専用の最新設備で車輌のポテンシャルを余すことなく発揮させキャラクターを取り戻す。

 

また、何処を見ても綺麗。

隠れた所にも気遣いをする。

効率にとらわれず、1台1台の車輌を仕上げていく。

もし、僕自身の車輌なら、ここまで徹底的にして欲しい。

そういったメンテナンスを実施するべき車輌だと僕は思いますし、その思いを皆さんの車輌にも日々向上心を持って実践しています。

 

今回オーナーと御相談の上、決定させて頂きましたメンテナンスメニュー。

今後も、車輌全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車輌を向上させて頂ければと思います。

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