株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ360 スパイダー ハンドルが振れる修理・チャレンジグリル取付・コーナーウエイトレシオ測定・アライメント調整 整備

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

s-DSC00266

ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

いつもフェラーリ F360 スパイダー メンテナンスご依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ F360 スパイダーを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

今回もご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので、宜しくお願い申し上げます。

s-DSC09272

フェラーリ F360 スパイダー チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

s-DSC09292

リフトUP。

チェック開始です。

s-DSC09294

s-DSC09299

車輌下部のアンダーカウル等のチェック。

s-DSC09332

s-DSC09324

アンダーカウルを分解。

項目毎に独自のトラブルシューティングを行っていきます。

s-DSC09292

車輌構成から始まり、メカニカルシステム、エレクトロニクス、素材までを熟知したエンジニアが独自のチェックを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

全てのトラブルシューティングが終了したF360 スパイダー。

 

車輌に発生しているトラブルポイントを確実にピンポイントで把握し切らせて頂きました。

現状の車輌の状態を分かり易くまとめご連絡させて頂きます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のリペア&カスタマイズメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

s-DSC09293

フェラーリ 360 スパイダー リペア&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC03462

傷ついたボディーパーツのリペアから。

各セクションのボディーパーツを丁寧に分解していきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01718

バンパー組込み前に、車両側内部をクリーニングアップ。

見える部分は勿論の事、通常見えない箇所のクリーニングアップを重要視します。

s-DSC01719

細部までクリーンな状態から、フロントバンパーを組み込みます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01756

クリーニングアップ後のフレームに、細かな微調整を行いバンパーを組み込み。

左右の均一性また、細部までチリ合わせを行い組上げます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01752

フロントハブベアリングの交換。

整備前に分解ポイントのクリーニングアップを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01753

整備ポイント クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC01754

クリーンな状態から分解し、再使用パーツにダメージを与えません。

整備開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01773

ダメージを負っているハブベアリング。

 

ハブベアリングは、正確かつ滑らかにホイールを回転させるために使用されるパーツ。

摩擦によるエネルギー損失や発熱を減少させ、パーツの焼きつきを防ぐことが目的。

ダメージを負った状態で使用し続けると、ベアリングが焼き付きを起こし、最悪フロントホイールが走行中外れてしまう重要なパーツです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01775

R/H L/H共に同時に交換。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01765

s-DSC01769

s-DSC01766

整備に伴い分解した再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01845

メンテナンス&クリーニングアップ後の再使用パーツの画像。

s-DSC01850

s-DSC01847

メンテナンスにより、リアルでスムーズな機能を回復させます。

クリーニングアップで美しさを復元させる整備を行います。

 

私たちが行う作業は、単にパーツ交換するだけではなく、構成パーツも徹底したメンテナンスを施します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01964

メンテナンス&クリーニングアップで下準備を整えた再使用パーツに、ハブベアリングを組み込み。

s-DSC01965

機能性と機能美を追求するリペア&メンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01972

全てのボルト&ナットのロック。

 

トルクレンチにより確実に規定トルクでロックします。

トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。

 

通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。

これを防ぎ、規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込んでいきます。

 

他の部位も同様です。

ボルトやナットの締め付けトルクは材質や処理の方法また、長さ等々でISO規格が設けられているほど重要なポイントなんです。

s-DSC01970

オーナーが大切にされている車輌。

車輌への乗り降りからメンテナンスに至るまで細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。

 

トルクレンチを握っているエンジニアの手。

手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。

爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすればオーナーは不安もいだかれる事でしょう。

 

私たちのサービスはそこから始まります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01974

1つ1つ丹念に仕上げたパーツを組込み。

リアルでスムーズな運動性能を存分に発揮させます。

s-DSC01976

s-DSC01975

s-DSC01977

機能性、また美しさを徹底して追求するメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02005

チャレンジグリルへの換装を行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02014

画像下側のパーツがフェラーリ360チャレンジグリル。

フェラーリのワンメイク レーシングマシン 360チャレンジに純正装着されているチャレンジグリルです。

 

チャレンジグリルは、エンジンルームの放熱効果を抜群に向上させ、エンジンへの負担を著しく軽減出来ます。

夏場は当然の事、冬場でもエンジンルームの放熱効果を向上させる事は必要です。

メッシュのチャレンジグリルを装着する事により、機能性は勿論の事、見た目にもリヤがグッと引き締まります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02011

チャレンジグリル組込み前に、車両側内部をクリーニングアップ。

見える部分は勿論の事、通常見えない箇所もクリーニングアップを行いクリーンな状態からチャレンジグリルを組み込んでいきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02053

クリーンなフレームに、細かな微調整を行いチャレンジグリルを組み込み。

左右の均一性また、細部までチリ合わせを行い組上げます。

s-DSC02056

リヤビューがグッと引き締まると共にエンジン冷却性能も大幅にアップするパーツです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02035

エンジンオイルの交換。

 

車輌のオイルは、大きく分けて2種類に分別できます。

ひとつは、エンジンやミッション、デフなどの潤滑を目的としたオイル。

ふたつめは、ブレーキやクラッチ、F1マチック、パワーステアリングなどの油圧システムのオイル。

 

オイル交換の目安は、『性能が劣化したら…』と、言葉では簡単に言えますが、オーナーはオイル性能が劣化したという自覚症状を感じとることができないので難しいですね。

オイルの性能の劣化はゆっくりと進行するから分かりにくいものです。

 

オイルの性能劣化は、普通に使用しているだけでも時間の経過とともに劣化してしまいます。

空気と触れることで酸化してしまうのが主な理由。

高温になるとより酸化しやすくなります。

 

劣化したオイルのまま使用を続けると、エンジンやミッションなどを壊すことになります。

ちなみにスーパーGTなどのレースチームは、予選と決勝レースの間にもオイル交換をするほどオイル管理には気を遣っています。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02095

潤滑系のオイル交換の目安として、使用期間また、使用許容限度が設定されています。

 

使用期間また、使用許容限度を1度でも超えたオイルは、本来の性能を発揮できずメカニカルを痛めてしまいます。

また、車輌ポテンシャルに十二分に対応できるオイルをチョイスするノウハウも重要です。

 

私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車輌のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用し、より一層車輌をベストなコンディションへと導きます。

オイルの管理は非常に大切なポイントですね。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02098

ドレンボルトをクリーニングアップ。

1度締め付けられたガスケットの再使用はしません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02086

窒素ガスの充填。

 

窒素ガスは、ジェット機やF1また、レーシングカーのタイヤに純粋な窒素ガスを充填したタイヤが使われています。

窒素ガスをロードカーに入れた場合、色々な有効な効果が発生します。

多々有る有効な効果の中でも下記の事を重んじ窒素ガスをお奨めしています。

 

窒素ガスへと交換する事により、タイヤ温度が上昇しても、タイヤ内圧の上昇が非常に少ない効果をもたらします。

結果、高速コーナーで安定した操舵性を得る事が可能となります。

また、タイヤとホイール間にエアーが充填されていると、10ccの水分が混入する為、ホイール内部にサビが発生する原因となります。

このサビの発生を防ぐ為にも使用します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02039

クリーニングアップ後のシャシーの画像です。

s-DSC02041

私たちのメンテナンスは、普段は見えないポイントまで独自のクオリティーで徹底したクリーニングアップを行います。

どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスを行います。

s-DSC02043

クリーンな状態から独自の味付けを施し、フェラーリ F360 スパイダーに潜在するキャラクターを存分に発揮させます。

機能と美しさを徹底して追求します。

 

細部までクリーンな状態からコーナーウエイトレシオ&フルアライメントの測定&セットアップをおこなっていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02044

コーナーウエイトレシオの測定及びセットアップ。

測定前に、以前のセットアップをセットダウンし、クリアな状態に。

 

整備&メンテナンスで適正化したサスペンションシステム。

全てをセットダウンし、適正化したサスペンションシステムに合わせ、1からセットアップします。

s-DSC02048

s-DSC02050

コーナーウェイトゲージとは、タイヤ毎に測れる車重計のことです。

個々のタイヤにかかる重量を車高調整などで変え、左右バランスを整えます。

 

4輪アライメント調整の前に、コーナーウェイト測定・セットアップを行います。

荷重移動がスムーズになり、サスペンションの性能がフルに発揮できます。

又、コーナーウェイトを合計(車両重量として軽量化計画を立てたり)パワーチェックを同時に行い、パワーウェイトレシオ・トルクウェイトレシオを計算する事も出来ます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02076

フルアライメントの測定&セットアップ。

s-DSC02083

埃一つないクリーンな状態。

アライメントをセットできるポイントは多々存在します。

完璧にクリーンな状態からでなければ、確実なセットアップが行えません。

 

全てにおいて完璧を追求し続けます。

s-DSC02079

サスペンションシステムの変更、リペア&メンテナンスまた何らかのセットを変更した場合、フルアライメントの測定&セットアップは必要不可欠な作業。

 

また、変更点が無くてもアライメントは変化してしまいます。

定期的な測定&セットアップが好ましいポイントです。

s-DSC02082

アライメントのポイントは、サスペンションシステムや、タイヤのキャラクターをどれだけ活かせるかが最重要ポイント。

ですので、基本アライメントは存在するものの、正解は1つではありません。

 

車両の仕様はもちろん、使用用途やドライビングテクニックによっても、最適なアライメントにセットします。

s-DSC02078

1台1台オーダーメイドのアライメントにセットアップします。

 

タイヤの銘柄、純正でもサスペンションのプリロードの違い、またサスペンションシステムを変更している場合はバンプ、リバンプ、ストロークスピード等々数限りなく違いがあります。

蓄積した膨大なデータで、オーダーメイドのセットアップを行います。

 

その結果、乗りやすい=リスクを回避できる=積極的にアクセルを踏んでいけドライビングに集中できる。

この法則が大切ですね。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02106

今回装着するフロアーカウル。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02108

クリーンなシャシーへフロアーカウルを組み込み。

s-DSC02111

s-DSC02110

s-DSC02113

s-DSC02114

カウルの組み込みは、基本装着位置の見直しを図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

全てのチリ合わせや、左右の均一性、ボルトロック状態の位置にもこだわり組み込み完了です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02137

車両への乗り降りでズレてしまうフロアーマット。

オリジナルのマットを加工します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02142

加工後のフロアーマット。

s-DSC02141

s-DSC02140

あたかも純正で装備されていたかのように、オリジナルで製作。

これで、乗り降りの際のフロアーマットのズレも改善されます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02122

エンジン冷却水タンク。

s-DSC02119

カーボンプロテクターでスタイリッシュにしていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02127

s-DSC02128

カーボンプロテクターを装着。

エンジンルームが引き締まりましたね。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02172

F360 スパイダーのタコメーターを、F360 チャレンジストラダーレ同様のイエローへとカスタムしていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02180

s-DSC02184

チャレンジストラダーレver. タコメーターパネル。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02192

s-DSC02194

F360 チャレンジストラダーレ仕様へとカスタム。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02200

タコメーターの視認性も良く、より一層スポーティーになりましたね。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02158

s-DSC02160

レーシングフットレストを装着していきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02168

レーシングフットレスト装着後の画像です。

左足を置く面積が大きくなりシッカリと踏ん張ることのできるレーシングフットレスト。

 

シッカリと踏ん張れることで車両の繊細な動きが感じ取れるようになります。

また、インテリアがよりスポーティーになる効果も見逃せませんね。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02219

全ての整備&カスタム後の最終チェック。

 

Ferrari純正車両診断テスターSD2で、F360 スパイダーの基本原理や構造を熟知したエンジニアが最終チェックを行います。

入力されていたERRORコードなども、全てリセット。

また、センサー&アクチュエーターのアダプティブ。

メカニカル面も、的確な最終チェックを行います。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要なんです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC02206

最終チェックも終了。

最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルームです。

s-DSC02207

分解時、各パーツ単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を復元。

s-DSC02208

各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

s-DSC02204

エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

全ての整備&カスタム 終了のフェラーリ F360 スパイダー。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 248枚 (DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車輌と一緒にお渡しします。

いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

CONTACT US

お問い合わせ

ご相談・お見積もりなどお気軽にご連絡ください。
24時間365日体制にてお電話でも受付対応しております。
TEL: 0743-54-6400

お問い合わせフォーム