株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ599GTB エンジンオイル・オイルフィルター交換

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

今回、メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 599GTB Fioranoを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ 599GTB Fiorano エンジンオイル&オイルフィルター交換の為、リフトセクションへと。

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リフトUP。

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オイル交換作業においてもリフトを使用し丁寧で確実な作業を行います。

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ボディープロテクターの装着。

エンジンオイル&オイルフィルターの交換を行っていきます。

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車両のオイルは、大きく分けて2種類に分別できます。

ひとつは、エンジンやミッション、デフなどの潤滑を目的としたオイル。

ふたつめは、ブレーキやクラッチ、F1マチック、パワーステアリングなどの油圧システムのオイル。

 

オイル交換の目安は、『性能が劣化したら…』と、言葉では簡単に言えますが、オーナーはオイル性能が劣化したという自覚症状を感じとることができないので難しいですね。

オイルの性能の劣化はゆっくりと進行するから分かりにくいものです。

 

オイルの性能劣化は、普通に使用しているだけでも時間の経過とともに劣化してしまいます。

空気と触れることで酸化してしまうのが主な理由。

高温になるとより酸化しやすくなります。

 

劣化したオイルのまま使用を続けると、エンジンやミッションなどを壊すことになります。

ちなみにスーパーGTなどのレースチームは、予選と決勝レースの間にもオイル交換をするほどオイル管理には気を遣っています。

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潤滑系のオイル交換の目安として、使用期間また、使用許容限度が設定されています。

 

使用期間また、使用許容限度を1度でも超えたオイルは、本来の性能を発揮できずメカニカルを痛めてしまいます。

また、車両ポテンシャルに十二分に対応できるオイルをチョイスするノウハウも重要です。

 

私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車両のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用し、より一層車両をベストなコンディションへと導きます。

オイルの管理は非常に大切なポイントですね。

 

私たちが厳選したフェラーリ 599GTB Fioranoに推奨するエンジンオイルを使用します。

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ドレンボルトに付着している金属粉。

 

金属粉等放置すると研磨剤と同様の効果を及ぼします。

エンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

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ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。

一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。

 

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

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オイルフィルターの交換。

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オイルフィルターを取外し、フィルター取り付けフランジ内部のクリーニングアップを行います。

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フランジ内部クリーニングアップ後の画像です。

クリーンな状態からオイルフィルターを規定トルクで組み付けていきます。

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オイルフィルターを規定トルクで組込み。

また、同時に周辺部分もクリーニングアップ。

スッキリ気持ちよいものですね。

 

オイルフィルター。

 

エンジンオイルにはエンジン内部を清浄に保つ為にオイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。

オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。

特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼしてエンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

オイルフィルターのろ過能力は上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為にその性能はある一定のところで抑えられています。

その為オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。

また、オイルフィルターの能力が低下し目詰まりを起こした場合を想定してバイパス機構を備えています。

フィルターが目詰まりしてエンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。

ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。

 

1つ1つのパーツや組込みには、全てに裏付ける意味があるんです。

 

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オイル交換に伴い分解したアンダーカウルパーツ。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

分解したパーツを1点1点メンテナンスを行い組み込みます。

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のカウルの画像です。
 

通常見えない分解パーツも、細部までクリーニングアップを実施。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

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クリーニングアップ済みのカウルを、シャシーに組み込み。

基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

エンジンオイル&オイルフィルター交換完了です。

 

これら一連の作業過程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つでもあります。

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F1マチックの残量チェック。

 

F1マチックは自動調整ではなくFerrari 純正 車両診断テスター SD3を使用し調整します。

走行距離や、使用状況にもよりますが、クラッチを長持ちさせる為には6ヶ月に1度のチェック&調整が好ましいでしょう。

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エクステリア、インテリアの最終仕上げも完了。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのメンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 58枚 (CD-R 1枚に落としてあります)を、車両と一緒にお持ち致します。

今回、メンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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