ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
今回、フェラーリ 599GTB Fioranoメンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 599GTB Fioranoを積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ 599GTB Fiorano チェック開始準備の為、リフトセクションへと…
チェック開始です。
Ferrari 純正 車両診断テスター SD3を、フェラーリ 599GTB Fiorano コントロールユニットに接続。
車両側、ECUと交信開始です。
Errorコードのみのチェックではなく、各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD3で出来うる全てのエレクトロニクス関連をチェック。
現状の車両の状態を詳細に把握します。
ただ、Ferrari 純正 車両診断テスター SD3が車両全てを網羅している訳ではありません。
SD3でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。
ボデープロテクターの装着。
Ferrari 純正 車両診断テスターSD3で取得した各部のデータ。
現状のフェラーリ 599GTB Fiorano 車両全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。
また、メカニカルの作動また、セット状況。
各部のデータを取得。
最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。
現状の電子制御部位データを全て詳細に把握します。
SD3で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。
データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、専用機器を使用し単体点検を実施。
更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。
エレクトロニクス関連ポイント。
大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。
1 入力: 電子的・機械的なセンサー(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。
2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。
3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号を車輌システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。
この3項目から更に分別し、独自のチェックを行いシステムに異常が無いかを見極めます。
TipoF 140Cのメカニカルチェック。
2006年のジュネーヴショーで披露された599は、575M の後継車種であり、フェラーリのフラグシップを担うFRの2シーターグランツーリスモ。
5,999ccのエンジンを搭載することから599の名称が付けられた599GTB Fiorano。
スタイリングは、かつてピニンファリーナに在籍していたJason Castriotaが担当しています。
パワーユニットは、あのエンツォ フェラーリに搭載されていたTipo F140Bがべースとなっています。
最高出力620ps/7600rpm 最大トルク 62.0kgm/5600rpmと、エンツォ用 Tipo F140Bと比べるとパワーで6% トルクで7%ほどのディチューン版。
このあたり、スペシャルなエンツォ フェラーリの地位を守るための配慮が伺えますね。
599GTB Fioranoのパワーユニットは、Tipo F140C型。
水冷65度V型12気筒DOHC 4バルブ。
圧縮比は、11.2:1
ボア×ストロークは、φ92.0×75.2mmから絞り出される最高出力及び最大トルクは、上記の通り。
マネージメントシステムは、ボッシュ製のモトロニック。
TipoF 140C型パワーユニット、モトロニックの基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。
フェラーリ 599GTB Fiorano 車両全体の詳細なチェックを行います。
年数的、指定交換パーツ。
走行距離的、指定交換パーツ。
フェラーリ 599GTB Fioranoの傾向的不具合発生ポイントのチェック。
また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの一部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車両より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。
指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。
素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。
近年の車両は、エアロダイナミクスが非常に進んでいます。
たとえば、車両下部のアンダーカウル。
ベンチュリートンネルにダウンフォースの多くを獲得するグランドエフェクト・カーとして設計され、エアロダイナミクスをさらに追求。
ベルヌーイの定理により、ベンチュリーの流速が速くなり空気圧が大きく下がり、下向きの揚力を発生させるダウンフォースを作り出します。
車両下部全面にアンダーカウルが装備されています。
ダウンフォースを得る為、カウルで覆われているのですが、オイル漏れ等発生してもオーナーには分りにくい反面もあります。
アンダーカウルに溜まった油脂類の漏れが見受けられます。
この状態までくると内部でかなりの漏れが発生していると思われます。
フェラーリ 599GTB Fiorano メカニカルチェック。
車両はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。
メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…
書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車両として構築されています。
車両毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。
車両の使用状況や用途、保管状態で車両のコンディションは千差万別です。
また、これまで車両がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?
壊れた箇所のリペアだけではなく、車両のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?
色々な状況で、リペア、メンテナンスポイントが違ってきます。
状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。
1から独自の思想、理念また目線で、的確なチェックを行います。
ラジエター取り付け部分が破損している状態。
ラジエターからのエンジン冷却水の漏れ。
このままでは、走行中やアイドリング中に突発的なオーバーヒートを引き起こしエンジンに致命的な2次的ダメージを与えてしまいます。
また、エンジン冷却水の主成分は、エチレングリコールという化合物と水で構成されています。
漏れたエンジン冷却水は、ペイントを侵食する作用を持ち合わせています。
早期の確実なリペアで、致命的な2次的ダメージを防ぐ事が可能です。
フロントサスペンションシステムの画像。
ショックアブソーバーからかなりの量のオイルが漏れ出しています。
漏れ出したオイルが周辺のパーツに付着している状態。
リヤサスペンションシステムの画像です。
同様に多量のオイルが漏れ出している現状。
漏れ出したオイルが、周りの問題の無いパーツにまで付着してしまっています。
この状態では漏れ出したオイルが他の問題の無いパーツまで攻撃し悪影響を及ぼし始めます。
フロント / リヤ サスペンションラバーブッシュ現状の画像。
ショックアブソーバーのオイルが付着し、欠損している部分もあるサスペンションラバーブッシュの現状。
たとえば輪ゴムにオイルを付けると、数日でゴムの弾力性が無くなり伸ばすと直に切れてしまいます。
これと同じ事が車両の各ラバーパーツに生じます。
サスペンションブッシュが機能を消失している場合、車両の基本骨格でもあるフレームに多大なダメージを与えます。
サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。
衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。
また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。
早期の対応が必須です。
通常目にする事の無い部分に不具合が発生している場合が多いのは事実です。
オーナーが分からないうちに不具合が進行し、他のパーツに悪影響を及ぼしてしまっている場合が多々あります。
エンジンオイルの漏れ。
R/Hバンクの現状の画像です。
L/Hバンク現状の画像です。
オイル漏れ発生個所の中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的なガスケットや、ラバー素材パーツ。
ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、ある程度の年数で亀裂や溶解が起こります。
また特にエンジンやミッション関連パーツは、熱による弾性不良また、回転部分の磨耗(エンジンを長期間始動しない車両は、形成変化を起こします。)などもオイル漏れを発生させてしまいます。
また、構成金属パーツ類では、金属を構成する個々の原子そのものが膨張して、格子間隔が大きくなりその為、弾性変形を生じパーツ接合面に歪が発生し、オイル漏れを発生させている場合も多々見受けられます。
漏れ出したオイルが、エキゾーストマニホールドにも付着。
ガソリンは引火性が強く、オイルは着火性が強い油脂です。
オイル漏れやグリス漏れはエキゾーストマニホールド等、高温な箇所に付着すると発火。
車輌火災に至り人命に関わる非常に危険なポイント。
早期の対応が必須です。
ステアリングギヤボックスマウントの現状の画像です。
エンジンから漏れ出したオイルに侵食されステアリングギヤボックスを確実に固定できていない状態。
フロント / リヤのサスペンション構成パーツに、経年劣化によるガタが発生しています。
ブレーキディスクパッドのチェック。
ブレーキディスクパッドは、残量だけでなく、劣化の見極めも重要です。
ディスクパッドは、10〜20程度の複数の複合材料で成型されています。
パッド複合材料の経年劣化も進みます。
劣化が進むと本来の制動能力が著しく低下するだけではなく、このように亀裂が入り危険な場合すらあります。
パワーステアリングオイルキャップ現状の画像です。
ブリーダーが折損しホースのみ差し込まれている状態。
ウォーターホース現状の画像です。
内部劣化が発生しているウォーターホース。
ホースの素材にもよりますが、ホースの劣化は下記が代表的な要因になります。
外部因子作用による劣化
熱による劣化(熱酸化劣化)
光による劣化(光酸化劣化)
オゾンによる劣化
残留塩素による劣化
金属イオンによる劣化
溶剤膨潤による劣化
大きく分別しましたが、個々の劣化にはさまざまな要因があります。
このような知識も、トラブルシューティングを的確に行うには、非常に重要なことですね。
パーキングセンサーの異常発報。
問題が無いにも関わらずモニターに異常警告及び、室内に警告音が発せられます。
エレクトロニクス系統にトラブルを抱えています。
項目毎に緻密なトラブルシューティングを行っていきます。
最低でも1年に1度の的確な定期点検で、各部のコンディションのチェックを行う事が大切ですね。
そうする事で車両の状態を把握でき、コンディションを整える事が可能です。
非常に重要なことですね。
車両全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。
また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。
全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車両を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。
全てのチェックが終了したフェラーリ 599GTB Fiorano。
確実に現状の車両の状態を把握し切らせて頂きました。
現状の車両の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。
お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ 599GTB Fiorano 整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…
整備&メンテナンス開始です。
ボディープロテクターの装着。
ナンバープレートブラケットの加工から作業開始です。
車両より取外したブラケットの現品加工に入ります。
現品のブラケットを切断。
切断したブラケットの角度を変更し、TIG溶接後の状態です。
TIG溶接は、高品質であり、ほとんど全ての金属の溶接が可能です。
薄板溶接や、スパッタを嫌う溶接に向いていて、アルミからステンレスまでいろんな金属の溶接が可能です。
両手を使うため熟練が必要で難易度は高いのですが、溶接の適応力が広い溶接方法です。
熟練したメカニックによる溶接のビート部分。
このように仕上げるにはかなり高度なテクニックが必要なんです。
全てのペイントを剥離した状態。
綺麗に下準備を整えます。
下準備を整えたフレームにニューペイント実施後の状態です。
取り付け角度も変更し美しく仕上がりました。
エンジン冷却系統の整備に進みます。
整備に伴いフロントバンパーを丁寧に脱着しました。
整備&メンテナンスに伴う各油脂類の抜き取り。
注入時には、私たちが厳選したフェラーリ 599GTB Fioranoに推奨する冷却水を使用します。
エンジン冷却水漏れが発生しているラジエターの脱着を行っていきます。
脱着後のラジエター。
状態によりオーバーホールも可能ですが、全体的な内部腐食による漏れが発生している為今回はニューパーツへと交換します。
エンジン内部の整備&メンテナンスを行っていきます。
細部までクリーンな状態から分解工程を行います。
ウォーターホースの分解工程に進みます。
内部劣化し破損寸前のウォーターホースの現状です。
滲みが発生している箇所もあります。
この状態で走行中などにウォーターホースが破損すると、突発的なオーバーヒートを引き起こしエンジンに致命的な2次的ダメージを与えてしまいます。
通常見えない箇所には色々な不具合が発生していますね。
早期のチェックで多大なダメージを防ぐ事が可能なんです。
分解後の、内部劣化が発生しているウォーターホースです。
ホースの素材にもよりますが、ホースの劣化は下記が代表的な要因になります。
外部因子作用による劣化
熱による劣化(熱酸化劣化)
光による劣化(光酸化劣化)
オゾンによる劣化
残留塩素による劣化
金属イオンによる劣化
溶剤膨潤による劣化
大きく分別しましたが、個々の劣化には様々な要因があります。
このような知識も、トラブルシューティングを的確に行うには非常に重要なことですね。
現状のエンジン フロントからの画像です。
エンジン内部分解前にエンジンやミッションなどに付着している細かな砂や汚れを、一度全てクリーニングアップします。
これは、作業中に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為。
また、分解するボルト、ナットetc.再使用パーツ保護の為に行います。
見た目にも汚れが落ちスッキリ クリーンな状態を取り戻します。
通常、見えない箇所には汚れが蓄積しています。
ボルト、ナット に至るまで全てをクリーニングアップしていきます。
クリーニングアップ後の画像です。
細部までクリーニングアップを実施。
クリーンな状態から分解することで、整備&メンテナンス時の異物混入をシャットアウトします。
きめ細やかなクリーニングアップを随所に施しました。
全ての部位に対しクリーンな状態から分解します。
これが私たちの整備&メンテナンスに取り掛かる第一工程のクリーニングアップです。
私達メンテナンスする側も気持ち良く整備&メンテナンスに掛かれます。
各部のクリーニングアップの特別な費用は必要ありません。
私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。
整備前のクリーニングアップ。 ナカムラエンジニアリングの整備の特徴の1つです。
クリーンな状態から各部を分解。
更にエンジン内部の分解工程に入ります。
分解と同時に各部を項目毎にチェックします。
エンジンは、熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。
数年経過するとパーツの誤差も発生してきます。
組込み時にはその誤差を修正し、基本精度の回復作業を行っていきます。
バリエーターソレノイドの交換工程へと進みます。
エンジンオイル漏れの主原因のパーツです。
バリエーターソレノイド交換後の状態です。
主原因を特定し的確な整備を行うことで確実にトラブルを解消します。
バリエーターソレノイドの交換も完了し、分解パーツを組み込み前にエンジン本体側の各部の精度の見直しもおこないました。
整備に伴い分解したバルブカバー。
更に単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。
エンジンと接する締結面の誤差を修正し、基本精度を回復させていきます。
バルブカバー メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
結晶塗装の隅々までクリーンに仕上げました。
付着していたスラッジもスッキリ綺麗になりました。
クリーンな状態から、エンジン側と接合する締結面を整え基本精度を回復。
1つ1つの精度を追求し、高精度なエンジンに仕上げます。
整備に伴い分解したインテークマニホールド現状の画像です。
マニホールド内部に付着したスラッジ。
マニホールドの内外部のクリーニングアップ、また締結面の修正を行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のインテークマニホールドの画像です。
マニホールド内部のスラッジもスッキリ クリーンに仕上げました。
整流された吸気がエンジンにスムーズに吸入され、ピークパワー&トルクを増大させます。
また、締結面の修正も行い精度を回復させました。
整備に伴い分解したダイレクトイグニッション現状の画像。
通常、分解パーツはこのまま組み込まれるのが一般的です。
ダイレクトイグニッションのメンテナンス&クリーニングアップを行います。
クリーニングアップ&メンテナンスを行います。
クリーニングアップ&メンテナンス後のダイレクトイグニションです。
ダイレクトイグニッションとは。
性能向上が限界に達していた従来のディストリビュータータイプの点火システムに代わって開発された、電気式の点火システムがダイレクトイグニッションシステム。
従来の点火システムは、ひとつの点火コイルで発生させた点火信号を、カムシャフトと直結したロータリースイッチで、各気筒の点火プラグに点火信号を分配するアナログなタイプでした。
機械的なロータリースイッチは、接点の磨耗や接触不良の発生、さらには接点間スパークの発生で電波ノイズの発生が避けられず、エンジンの高回転化に対応できない等の問題がありました。
ダイレクトイグニッションの最大の特徴として、プラグコードを必要とせず、電圧のロスを最小限に抑える事が可能。
機械式点火システムと比較して非常に燃焼効率が良く、より強大なトルクが得られ、燃費性能も高いダイレクトイグニッション。
センサーで点火時期を算出し、インジェクションもECUが包括制御を行う事で、全回転域において安定した点火と電カ供給が可能。
小型化された点火コイルを点火プラグのソケットに内蔵し、コントロールユニットから各気筒のダイレクトイグニッションに電気信号を送り、スパークプラグに安定した電カ供給を行うのがダイレクトイグニッションシステム。
イグニッションやハーネス等々に至るまで、丁寧にメンテナンス&クリーニングを実施しました。
ハーネス接続部分もリフレッシュを行い、エンジンへの供給電圧を回復させ出力向上を図ります。
スパークプラグの交換へと。
画像上が、使用限度を超過したスパークプラグ。
画像下が、蓄積したデータから厳選した、燃焼効率を更に促進させるスパークプラグ。
私たちが推奨するアップデートプラグへと交換します。
フルインジェクション化に伴い、今では余り気を使わなくなったスパークプラグ。
しかし3年以内、または走行2万キロを目安にプラグを交換する事は必要です。
スパークプラグは、点火プラグはシェル 碍子および中心導体(中心電極及びターミナル)で構成されています。
点火プラグは燃焼室を貫く形で配置される為、シリンダーで発生する圧縮圧力や熱が外部に漏れないような密閉構造を持ち合わせているパーツ。
モータースポーツの世界では、エンジンのセッティングに応じて適切なプラグ熱価を選択する事が必要になります。
点火プラグの電極と碍子脚部は、燃焼室の内部で大きな影響を受けています。
電極と碍子脚部の焼け具合は、燃焼室内部の燃焼環境を直接示す目安となる為、点火プラグを取り外した際には電極と碍子脚部の焼け具合を目視する事 で、 その点火プラグがそのエンジンのセッティングに対して適切か否かの判断を下す事が可能となり、セッティングに応じて選択し直す場合も有ります。
新品のプラグであっても、製造誤差などにより必ずしもギャップが全数一定に揃っているとは限りません。
電極隙間のギャップ測定及び調整後のスパークプラグです。
メンテナンス&クリーニングアップ後のダレクトイグニッションを組み込み。
ダイレクトイグニッションの装着角度やハーネスの取り回しの均一性にこだわり組込みます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のインテークマニホールドを組み込みました。
外側の結晶塗装、また内部のスラッジまでクリーンなインテークマニホールド。
単に分解パーツを組上げるだけでは無く、丹念に情熱を注ぎ込んで仕上げていきます。
ウォーターホースの交換へと。
内部劣化が発生しているウォーターホース。
ホースの素材にもよりますが、ホースの劣化は下記が代表的な要因になります。
外部因子作用による劣化
熱による劣化(熱酸化劣化)
光による劣化(光酸化劣化)
オゾンによる劣化
残留塩素による劣化
金属イオンによる劣化
溶剤膨潤による劣化
大きく分別しましたが、個々の劣化にはさまざまな要因があります。
このような知識も、トラブルシューティングを的確に行うには、非常に重要なことですね。
今回交換するウォーターホース ニューパーツの画像です。
1本でも内部劣化が発生している部位のホースは、他も同様に劣化しています。
その場合、セクション毎に同時に交換するのがお勧めです。
何度も同じ箇所で不具合が発生することを未然に防ぐ事が可能だからです。
1セクションのウォーターホースをリセットしていきます。
ウォーターホース交換後の画像です。
ホースの取り回しも整然と組上げます。
クランプ角度の均一性にもこだわり組み込みます。
単にホース交換するだけではなく組み上がりの美しさも重要ですね。
インジェクターのメンテナンス&クリーニングアップ。
燃料系統の末端に装備され電気信号の入力で内部のプランジャーが作動し、高圧となった燃料がスプレーチップノズルからインテークマニホールド内の吸気ポート付近に霧化燃料を噴射するパーツがインジェクター。
インジェクターは1分間に噴射できる量がパワーユニット毎に違います。
①インジェクターの大切な役割は規定容量の燃料を確実に供給できる事。
②噴霧状態。
大きく分けてこの2点がポイントです。
メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のインジェクター。
基本噴射パターン、霧化形状、噴射量を適正化。
基本性能を回復させ組込みます。
整備に伴い分解したサージタンク。
単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。
内部に付着しているスラッジもクリーニングアップしていきます。
ブローバイガスでオイルが内部に蓄積している状態です。
メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。
サージタンク メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
内部に付着していたスラッジも隅々まで除去しました。
蓄積していたオイルもスッキリ クリーンに仕上げました。
これでクリーンなエアーがエンジンに吸入できるようになりました。
インジェクターやサージタンクなどは、メインの作業に伴う脱着パーツです。
このような脱着パーツのメンテナンスやクリーニングアップに特別な費用は必要ありません。
分解したパーツを1つ1つ仕上げ組上げていく。
もし自身の車両なら必ず行う事でしょう。
これがナカムラエンジニアリングの整備なんです。
1つ1つ、パーツの機能性を発揮させるメンテナンスを実施。
また美しさも追求し仕上げたパーツを組み込上げたエンジンです。
美しく仕上げたエンジン単体から発する12気筒の濁りの無い澄みきったエキゾーストノート。
回転が高まるにつれ澄みきった管楽器のような音色を楽しめる。
そんな芸術的なエンジンに仕上げます。
パワーステアリングオイルの漏れが発生しているステアリングギヤボックスの交換工程へと進みます。
画像上がオイルの漏れが発生しているステアリングギヤボックス。
画像下がニューパーツです。
オイル漏れが発生しているギヤボックスはラバーパーツなどがオイルで侵食されている状態です。
ニューパーツの画像です。
パワーステアリングギヤボックスとは。
パワーステアリングギヤボックスは,ハンドルの回転を水平方向の動きに変換してタイヤに伝えるとともに、 油圧回路を内蔵していてハンドルの回転に応じたパワーアシストを行っているパーツです。
このパワーアシストの動力源としては、パワステポンプで発生する油圧を発生させますが油圧は最大で約80気圧にも達します。
ステアリングギヤボックスにはこの油圧がかかっているので,長期間経つと内部のオイルシールが劣化してきてオイルの漏れを発生させてしまいます。
クリーニングアップ後の車両にニューパーツを組込み後の画像です。
これで確実なパワーアシストが改善されました。
破損しているパワーステアリングオイルタンクの画像です。
ホースを差し込むオイルブリーダーが折れてなくなっている状態です。
ニューパーツの画像です。
これで正常なホースの装着となりました。
1つ1つのパーツをリセットしていきます。
ラジエターの交換へと進みます。
通常見えない箇所には汚れが蓄積していますね。
クリーニングアップを行いながら交換工程へと進みます。
画像左が内部腐食してしまっているラジエター。
画像右がニューパーツです。
ニューパーツのラジエターの画像です。
組込み開始です。
クリーニングアップ後の車両へ組込み完了のラジエターです。
付属するパーツも整然と組み上げました。
ラジエターシュラウドの新旧パーツの画像です。
取り付け部分が破損しラジエターに確実に取り付けられない状態です。
ニューパーツに交換していきます。
シュラウド交換後の画像です。
付属するパーツは綺麗にクリーニングアップ。
美しく仕上がりました。
整備に伴い分解したエアクリーナーBOX 現状の画像です。
ナカムラエンジニアリングでは、分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込んでいきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のエアクリーナーBOXの画像です。
分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったメンテナンス&クリーニングアップを実施します。
クリーンな状態で組み込みに備えます。
エアクリーナーBOXも組込み完了です。
車両の価値観を踏まえ丁寧に作業を行い、機能性は勿論の事、美しさも追及して仕上げます。
通常見えない部分も細部までクリーニングアップを行いました。
フロントバンパーも同様にクリーニングアップしました。
クリーンなバンパーを車両に組込み。
左右の均一性や細部のチリ合わせも実施します。
エンジンオイル及びオイルフィルターの交換を行います。
オイルの劣化度は、目で見る 触るなど簡単な方法で判断しにくいものです。
真っ黒になったオイルや、異臭 変色している物は別ですが…
通常、使用期間や走行距離で判断します。
各オイル類には全て食品と同じ様に賞味期限が有ります。
賞味期限切れでは本来の性能を発揮できず車輌を痛めてしまいます。
劣化の発生は、外気による酸化、メカニカル圧力によるオイル分子のせんだん、熱、ブローバイガス内のフューエルの混入で劣化していくのが一般的です。
エンジンオイルは、ベースオイルで色々と分類されます。
鉱物油
部分合成油
化学合成油
PAO
エステル
植物油
規格で分けると…
API規格
ILSAC規格
SAE規格
ACEA規格
JASO規格
粘度による分類では…
SAE粘度
HTHS粘度
エンジンオイルでは、潤滑 冷却 防錆 応力分散 密閉作用 洗浄作用の6つの作用が求められます。
私たちが厳選した、フェラーリ 599GTB Fioranoのエンジンに推奨するエンジンオイルを使用します。
ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。
一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。
クリーンな状態から規定トルクでロックします。
オイルフィルター交換を行っていきます。
オイルフィルター交換に伴う、フランジ内部のクリーニングアップを行っていきます。
クリーニングアップ後の画像です。
スッキリ気持ちよいものですね。
クリーンな状態からオイルフィルターを規定トルクで組み付けていきます。
周辺部分もクリーニングアップ。
クリーンな状態からオイルフィルターを組み込みます。
オイルフィルター。
エンジンオイルにはエンジン内部を清浄に保つ為にオイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。
オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。
特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼしてエンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。
オイルフィルターのろ過能力は上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為にその性能はある一定のところで抑えられています。
その為オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。
また、オイルフィルターの能力が低下し目詰まりを起こした場合を想定してバイパス機構を備えています。
フィルターが目詰まりしてエンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。
ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。
1つ1つのパーツや組込みには、全てに裏付ける意味があるんです。
ミッションオイルの交換。
エンジンオイルの交換はオーナーが1番気にし交換されますが、ミッションオイルも忘れてはいけない油脂類の1つ。
ギヤーの焼き付きを避け、またシフトフィーリングまでよくなるミッションオイル。
シフト操作をするとミッション内部で、大きなギヤーが噛み合ったり外れたりしますよね。
ギヤーオイルには、潤滑 冷却 防錆 応力分散の4つの作用が求められます。
エンジンオイルでは、これに加えて密閉作用や洗浄作用が要求されますが、ギヤーオイルの場合、この効果はほとんど必要が無いでしょう。
それよりも重視されるのが応力分散作用ですね。 この作用がしっかりと発揮できるミッションオイルを使用しないと、ギヤーの焼き付きなどのダメージに繋がったり、シフトフィールの悪化に直結します。
私たちが厳選した、フェラーリ 599GTB Fioranoに推奨するミッションオイルを使用します。
ドレンボルトに付着している金属粉。
オイルの使用期間また、使用許容限度を超過していたのか?
オイルの応力分散作用が不足していたのでしょうか?
金属粉等放置すると研磨剤と同様の効果を及ぼします。
エンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。
ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。
一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。
クリーンな状態から規定トルクでロックします。
サスペンションシステムのフルブッシュ交換及びショックアブソーバーの交換工程へと進みます。
現状フロントサスペンションシステムの状態です。
ショックアブソーバーから多量に漏れ出したオイルにより、サスペンションブッシュが侵食されている状態。
リヤサスペンションシステムの現状です。
独自のクオリティーで整備を行っていきます。
また、再使用パーツは新品同様に仕上げていきます。
まずはフロントサスペンションシステムのショックアブソーバーAssyから整備を行っていきます。
フロントに使用するショックアブソーバーのニューパーツの画像です。
現状のフロントショックアブソーバーAssyの画像です。
分解したフロントショックアブソーバーAssy。
交換するパーツは、アッパーブッシュ&ロアーブッシュまたショックのみです。
他の再使用パーツは独自のクオリティーでメンテナンスし、新品同様に仕上げていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
個々の再使用パーツは徹底して細部までクリーンに仕上げました。
メンテナンス済みのパーツを組み込み後のフロントショックアブソーバーAssyの状態です。
単にパーツ交換のみ行うのではなく再使用パーツを新品同様に仕上げ組上げます。
これが私たちが行う整備なんです。
フロントサスペンションシステムに使用するニューパーツの画像です。
このパーツ群を、独自のクオリティーで組上げていきます。
車両より取外したフロントアッパーアーム及びロアアームの現状です。
独自のクオリティーでの整備を行っていきます。
まず、汚れていたアームのクリーニングアップを実施。
クリーンな状態から交換パーツを分解します。
分解はFerrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧な整備を進めます。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。
外部からの要因また、対応年数の超過で完全に劣化し切っているサスペンションブッシュ。
サスペンションブッシュとしての役割を完全に消失してしまっている状態です。
ブッシュやマウント、ホース等々車両には多岐に使用される代表的なラバーパーツです。
ラバーパーツの劣化は、酸素、オゾン、光、放射線、薬品、オイル、高温にさらされる事などなど…によって引き起こされゴムの物性は低下してしまいます。
特に、二重結合を主鎖に持つゴムは劣化しやすく、亀裂を生じたり、分解して粘着性を示すようになります。
いろいろな部位に用いられているラバーパーツは種々の配合剤を用い、更に架橋反応を行うため、劣化反応は非常に複雑です。
ラバーパーツの劣化は、ゴム材料が持っている機能が許容限界以下に低下することにより発生してしまいます。
ブッシュ構造体として機能が使用に耐えられなくなる状態が発生した場合、車両にダメージを与えてしまいます。
サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。
衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュです。
また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったとき、アームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。
経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうと、ボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまた、フレームのねじれや結合部の破損など、車両の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。
見逃されがちなサスペンションブッシュ。
車両にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティも格段にアップします。
今まで何だったんだろうというぐらい、驚くほど体感出来る部位の1つです。
完全にリセットしていきます。
スフェリカルジョイントの交換。
レース車両などに多く使用されているスフェリカルジョイント。
360以降のストリートモデルは、スフェリカルジョイントが使用されています。
スフェリカルジョイントは、ダイレクトでクイックなステアリングフィールをもたらしてくれる反面、正しいメンテナンスを常に行わないと、メリットよりデメリットのほうが大きくなります。
常に正しいメンテナンスを行うことで、スフェリカルジョイントを長持ちさせダイレクトでクイックなステアリングフィールが楽しめます。
このあたりの知識も大切ですね。
再使用するアッパーアーム&ロアアーム最終クリーニングアップ後の状態です。
ナカムラエンジニアリングでは再使用する分解パーツを1つ1つ丁寧に仕上げます。
メンテナンス&クリーニングアップは全ての分解パーツに実施します。
美しく輝いたアームにニューパーツを組み込んでいきます。
スフェリカルジョイントも単品で交換していきます。
クリーンな状態からアームのクラックチェックなども実施しました。
上記画像をご覧頂くと、アーム表面とパーツを組み込む内部とでは仕上がりに違いがあることがよく分かると思います。
これはメンテナンス時の処理工法に違いがあるからです。
各部位に適した工法で仕上げています。
全ての過程において、本来のポテンシャルを発揮させる工法でリペア&メンテナンスを行います。
フロント左右アッパーアーム及びロアアーム整備&リフレッシュ後の画像です。
丹念に仕上げたアームに、Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧な組込みを行います。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。
機能性だけでは無く、美しさも新品同様に仕上げます。
一新したブッシュまたスフェリカルジョイントで本来の走りを楽しめ、フレームを衝撃から守ります。
フロントアップライトの整備工程へと進みます。
現在のアップライトの状態です。
アップライト整備開始です。
分解したハブベアリングの画像です。
フロントのハブベアリングが使用許容限度を超過しています。
ハブベアリングは、正確かつ滑らかにホイールを回転させるために使用されるパーツです。
摩擦によるエネルギー損失や発熱を減少させ、パーツの焼きつきを防ぐことが目的です。
このパーツが使用許容範囲を超え使用し続けると、ベアリングが焼き付きを起こし、最悪フロントホイールが走行中外れてしまう重要なパーツです。
小さいながら大きな役割を果たすパーツなんです。
ハブベアリング ニューパーツの画像です。
ハブベアリングを分解したフロントアップライト。
交換するパーツは、ハブベアリングのみです。
他の再使用パーツは独自のクオリティーでメンテナンスし、新品同様に仕上げていきます。
再使用するアップライト最終クリーニングアップ後の状態です。
ナカムラエンジニアリングでは再使用する分解パーツを1つ1つ丁寧に仕上げます。
蓄積した汚れを除去し、パーツ素材に適切な工法で仕上げていくことで新品同様に蘇ります。
フロント左右アップライトにニューパーツのハブベアリングを組み込みました。
仕上がったサスペンションシステム。
単にパーツだけ交換するのではなく、丹念に情熱を注ぎ込んで再使用パーツを仕上げていきます。
普段は見えないところまで機能性と美しさを追求したメンテナンスを行います。
各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
ナカムラエンジニアリングが行わせて頂くサスペンションシステムの整備工程だからなんです。
常に質の高いサービスに努めています。
サスペンションシステムを分解した車両側、フレーム現状の状態です。
整備したサスペンションシステムを装着前にメンテナンス&クリーニングアップをおこないます。
メンテナンス&クリーニングアップ後の状態です。
フレームを細部までメンテナンス&クリーニングアップ。
サスペンションシステムを装着する接地面を整え、整備&メンテナンス済みのパーツを組み込んでいきます。
一見すると地味な作業ですが、確実なクオリティーを得る為に実施しています。
整備&メンテナンスを実施したパーツを仮組み。
仮組みでフィッティングの確認をします。
より精度を高め、サスペンションシステムのキャラクターを存分に発揮させます。
このプロセスが非常に重要なんです。
フロントサスペンションシステム左右 組込み完了の画像です。
綿密な運動性能と美しさの追求。ナカムラエンジニアリングの整備の特徴の1つでもあるんです。
どれだけ効率的に運動性能を発揮できるかにこだわり組上げます。
ボルト1本まで、素材や処理工法に1番適した工法で仕上げています。
運動性能と美しさともに新車時同様に仕上げました。
メンテナンス完了のフロントサスペンションシステム。
ナカムラエンジニアリングの整備は、クルマではなく芸術作品を生み出すという意識で日々作業に取り組んでいます。
フロントブレーキディスクパットの交換へと進みます。
取外したブレーキディスクパットの状態です。
ブレーキディスクパッドは、残量だけでなく、劣化の見極めも重要です。
ディスクパッドは、10〜20程度の複数の複合材料で成型されています。
パッド複合材料の経年劣化も進みます。
劣化が進むと本来の制動能力が著しく低下するだけではなく、このように亀裂が入り危険な場合すらあります。
ニューパーツの画像です。
組み込み前にブレーキキャリパー内部のメンテナンス&クリーニングアップを実施。
クリーンな状態からニューパーツを組込みました。
私たちは、ディスクパットのみ交換するのではなくブレーキキャリパーもメンテナンス&クリーニングアップを行います。
それが整備の基本と考え全ての部位に実践しています。
整備に伴い分解したタイヤハウス内部のプロテクター類。
分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込みます。
見えない箇所には汚れが蓄積しています。
メンテナンス&クリーニングアップを行います。
メンテナンス&クリーニングアップ後のタイヤハウス内部のプロテクター類の画像です。
分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったクリーニングアップを実施します。
クリーンな状態で組み込みに備えます。
クリーニングアップ後のプロテクターカウルを基本装着位置の見直しも行い組み込み。
機能性また美しさまで新車時同様に仕上げたフロントセクション。
単に分解パーツを組上げるだけでは無く、丹念に情熱を注ぎ込んで仕上げていきます。
もし自身の車両なら必ず行う事でしょう。
これがナカムラエンジニアリングの整備なんです。
フロントセクション整備&メンテナンス終了です。
続いてリヤサスペンションシステムのフルブッシュ交換及びショックアブソーバーの交換工程へと進みます。
現状のリヤサスペンションシステムの状態です。
ショックアブソーバーから多量にオイルが漏れ出している状態。
独自のクオリティーでリヤサスペンションシステムの整備を行っていきます。
また、再使用パーツは新品同様に仕上げていきます。
リヤサスペンションシステムのショックアブソーバーAssyの整備を行っていきます。
リヤに使用するショックアブソーバーのニューパーツの画像です。
現状のリヤショックアブソーバーAssyの画像です。
画像右下のアッパーブッシュがショックアブソーバーのオイル漏れにより溶け出しています。
この状態ではブッシュの役割が果たせずフレームにダメージを与えてしまいます。
ブッシュはショックアブソーバーで吸収されなかった凹凸の衝撃を吸収する役割を担っています。
分解したリヤショックアブソーバーAssy。
交換するパーツは、アッパーブッシュ&ロアーブッシュまたショックのみです。
他の再使用パーツは独自のクオリティーでメンテナンスし、新品同様に仕上げていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
個々の再使用パーツは徹底して細部までクリーンに仕上げました。
メンテナンス済みのパーツを組み込み後のリヤショックアブソーバーAssyの状態です。
単にパーツ交換のみ行うのではなく再使用パーツを新品同様に仕上げ組上げます。
これが私たちが行う整備なんです。
リヤサスペンションシステムに使用するニューパーツの画像です。
このパーツ群を、独自のクオリティーで組上げていきます。
車両より取外したリヤアッパーアーム及びロアアームの現状です。
独自のクオリティーでの整備を行っていきます。
まず、汚れていたアームのクリーニングアップを実施。
クリーンな状態から交換パーツを分解します。
分解はFerrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧な整備を進めます。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。
外部からの要因また、対応年数の超過で劣化しているサスペンションブッシュ。
サスペンションブッシュとしての役割を消失してしまっている状態です。
ブッシュ構造体として機能が使用に耐えられなくなる状態が発生した場合、車両にダメージを与えてしまいます。
サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。
衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュです。
また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったとき、アームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。
経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうと、ボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまた、フレームのねじれや結合部の破損など、車両の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。
見逃されがちなサスペンションブッシュ。
車両にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティも格段にアップします。
今まで何だったんだろうというぐらい、驚くほど体感出来る部位の1つです。
フロント同様にリヤーも完全にリセットしていきます。
スフェリカルジョイントの交換。
レース車両などに多く使用されているスフェリカルジョイント。
360以降のストリートモデルは、スフェリカルジョイントが使用されています。
スフェリカルジョイントは、ダイレクトでクイックなステアリングフィールをもたらしてくれる反面、正しいメンテナンスを常に行わないと、メリットよりデメリットのほうが大きくなります。
常に正しいメンテナンスを行うことで、スフェリカルジョイントを長持ちさせダイレクトでクイックなステアリングフィールが楽しめます。
このあたりの知識も大切ですね。
再使用するリヤアッパーアーム&ロアアーム、最終クリーニングアップ後の状態です。
ナカムラエンジニアリングでは、再使用する分解パーツを1つ1つ丁寧に仕上げます。
メンテナンス&クリーニングアップは全ての分解パーツに実施します。
美しく輝いたアームにニューパーツを組み込んでいきます。
上記画像をご覧頂くと、アーム表面とパーツを組み込む内部とでは仕上がりに違いがあることがよく分かると思います。
これはメンテナンス時の処理工法に違いがあるからです。
各部位に適した工法で仕上げています。
全ての過程において、本来のポテンシャルを発揮させる工法でリペア&メンテナンスを行います。
リヤ左右アッパーアーム整備&リフレッシュ後の画像です。
リヤ左右ロアアーム整備&リフレッシュ後の画像です。
丹念に仕上げたアームに、Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧な組込みを行いました。
専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。
また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。
機能性だけでは無く、美しさも新品同様に仕上げます。
一新したブッシュまたスフェリカルジョイントで本来の走りを楽しめ、フレームを衝撃から守ります。
スタビライザーブッシュ及びリンクロッド交換に伴い分解したスタビライザー現状の画像です。
私たちが行う整備は、問題の無い再使用パーツを1つ1つ独自のクオリティーで仕上げていきます。
スタビライザーエンドに発生している錆。
錆は、金属の表面の不安定な金属原子が、環境中の酸素や水分などと腐食をおこし、生成される腐食物です。
錆には、鉄の赤錆・黒錆、銅の緑青、アルミニウムの白錆などがありますね。
この状態は、赤錆と呼ばれる錆です。
鉄錆は、水の存在下での鉄の自然酸化によって生じる凝集膜です。
通常の赤錆には下地の保護作用はなく、腐食はいつまでも進行してしまう腐食生物です。
錆を完璧に除去しスタビライザーを守るメンテナンスも同時に行います。
交換するリヤ スタビライザーブッシュのアップ画像です。
左が使用許容範囲を超過したブッシュ。
右がニューパーツ。
左右で比較すると使用許容範囲を超過したブッシュは外側が経年劣化でやせ細り、内径は拡張しています。
ブッシュが許容範囲外に劣化するとロール時に車両を押え込む機能がなくなり適切にロールを押さえ込めなくなります。
サスペンションなどを高性能なパーツに交換しても、この様な個所の動きを的確に押さえ込まなければ高性能サスペンションの能力を引き出す事が出来ません。
ブッシュ及びリンクロッド交換、またリヤスタビライザーリフレッシュ後の画像です。
発生していた錆びもリフレッシュ。
錆は細部まで完璧に除去。
微塵も残しません。
錆の再発を防ぐ処理も行ないました。
このひと手間の積み重ね。
私たちがおこなう整備&メンテナンス工程の特徴の1つです。
リヤサスペンションシステムを分解した車両側、フレームの現状です。
整備したサスペンションシステムを装着前に、メンテナンス&クリーニングアップを行います。
メンテナンス&クリーニングアップ後の状態です。
フレームを細部までメンテナンス&クリーニングアップ。
サスペンションシステムを装着する接地面を整え、整備&メンテナンス済みのパーツを組み込んでいきます。
一見すると地味な作業ですが、確実なクオリティーを得る為に実施しています。
整備&メンテナンスを実施したパーツを仮組み。
仮組みでフィッティングの確認をします。
より精度を高め、サスペンションシステムのキャラクターを存分に発揮させます。
このプロセスが非常に重要なんです。
リヤサスペンションシステム左右 組込み完了の画像です。
単にブッシュのみ交換するのではなく、丹念に情熱を注ぎ込んで再使用パーツを仕上げています。
普段は見えないところまで運動性能と美しさを追求したメンテナンスを行います。
どれだけ効率的に運動性能を発揮できるかにこだわり組上げます。
ボルト1本まで、素材に1番適したクリーニングアップで仕上げています。
運動性能と美しさともに新車時同様に仕上げました。
メンテナンス完了のリヤサスペンションシステム。
綿密な運動性能と美しさの追求。ナカムラエンジニアリングの整備の特徴の1つでもあるんです。
私たちが行う整備は、クルマではなく芸術作品を生み出すという意識で日々作業に取り組んでいます。
各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
ナカムラエンジニアリングが行う整備過程の一貫だからなんです。
常に質の高いサービスに努めています。
整備に伴い分解したタイヤハウス内部のプロテクター類。
分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込みます。
見えない箇所には汚れが蓄積しています。
メンテナンス&クリーニングアップを行います。
メンテナンス&クリーニングアップ後のタイヤハウス内部のプロテクター類の画像です。
分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったクリーニングアップを実施します。
クリーンな状態で組み込みに備えます。
クリーニングアップ後のプロテクターカウルを基本装着位置の見直しも行い組み込み。
機能性また美しさまで新車時同様に仕上げたリヤセクション。
単に分解パーツを組上げるだけでは無く、丹念に情熱を注ぎ込んで仕上げます。
もし自身の車両なら必ず行う事でしょう。
これがナカムラエンジニアリングの整備なんです。
フロント及びリヤセクション整備&メンテナンス終了です。
ブレーキオイルの交換へと。
劣化し切ったブレーキオイルの状態。
リザーバタンク内部には、大気中の水分を吸って加水した浮遊物も貯まっています。
この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。
ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行います。
リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップ。
クリーンな状態からブレーキオイルを交換していきます。
ブレーキオイルは、私たちが厳選したフェラーリ 599GTB Fioranoのブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。
ブレーキオイル。
ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。
サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。
ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。
そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。
これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。
ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。
ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。
通常のストリートでの使用、また乗らなくても1年毎の交換が必要です。
新油は、このような透明なブレーキオイルなんです。
オイル交換と同時に周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。
気持ちよいものですね。
エキゾーストのシステム変更を実施。
エキゾーストを変更している車両には、非常に大切なポイントです。
エンジンブローを未然に防ぎます。
問題が無いにも関わらずモニターに発せられていたパーキングセンサーの異常発報。
エレクトロニクスに熟知したエンジニアにより、根本から不具合箇所を整備。
改善したパーキングセンサーは本来の機能を回復し、作動するようになりました。
メンテナンス&クリーニングアップ後のウインドウ シールドカバーの画像です。
分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったメンテナンス&クリーニングアップを実施します。
クリーンな状態で組み込みに備えます。
ウインドウ シールドカバーを車両に組込み。
隅々までチリ合わせを行い綺麗に組み込みます。
同じくラジエターカウル メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
通常見えない裏側もスッキリ クリーンに仕上げます。
単に分解したパーツを組み立てるのではなく、1つ1つのパーツを丹念に情熱を注ぎ込んで仕上げていきます。
整備に伴い取外したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイールの画像です。
4輪全てクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。
ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。
プロのレースチームでもホイールの磨きは重要な仕事の1つです。
タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェックします。
ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつなんです。
整備に伴い脱着したパーツ1つ1つを独自のクオリティーで仕上げます。
クリーニングアップ後のフェラーリ 599GTB Fiorano 車両底、フロア部分シャシーの画像です。
クリーンな状態から各部のセットアップを行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。
運動性能と美しさを追求するメンテナンスを行います。
コーナーウエイトレシオ&フルアライメントの測定&セットアップを行っていきます。
コーナーウエイトレシオの測定及びセットアップから。
コーナーウェイトゲージとは、タイヤ毎に測れる車重計のことです。
個々のタイヤにかかる重量を車高調整などで変え、左右バランスを整えます。
コーナーウエイトレシオの測定及びセットアップ。
測定前に、以前のセットアップをセットダウンし、クリアな状態に。
フルブッシュ交換で適正化したサスペンションシステム。
フルブッシュ交換前は、サスペンションシステムが上下伸縮したり、突起乗り越しや加減速により前後に動いたり。
回転軸となるブッシュの不良でアライメントが動的な変化をし、サスペンション・ジオメトリーが適正に動化していなかった状態。
全てをセットダウンし、適正化したサスペンションシステムに合わせ、1からセットアップします。
4輪アライメント調整の前に、コーナーウェイト測定・セットアップを行います。
荷重移動がスムーズになり、サスペンションの性能がフルに発揮できます。
又、コーナーウェイトを合計し、(車両重量として軽量化計画を立てたり)パワーチェックを同時に行い、パワーウェイトレシオ・トルクウェイトレシオを計算する事も出来ます。
フルアライメントの測定&セットアップへと進みます。
埃一つないクリーンな状態。
アライメントをセットできるポイントは多々存在します。
完璧にクリーンな状態からでなければ、確実なセットアップが行えません。
サスペンションシステムの変更、整備&メンテナンスまた何らかのセットを変更した場合、フルアライメントの測定&セットアップは必要不可欠な作業。
また、変更点が無くてもアライメントは変化してしまいます。
定期的な測定&セットアップが好ましいポイントです。
アライメントのポイントは、サスペンションシステムや、タイヤのキャラクターをどれだけ活かせるかが最重要ポイント。
ですので、基本アライメントは存在するものの、正解は1つではありません。
車両の仕様はもちろん、使用用途やドライビングテクニックによっても、最適なアライメントにセットします。
1台1台オーダーメイドのアライメントにセットアップします。
タイヤの銘柄、純正でもサスペンションのプリロードの違い、またサスペンションシステムを変更している場合はバンプ、リバンプ、ストロークスピード等々数限りなく違いがあります。
今までのデータを下に、オーダーメイドのセットアップを行います。
その結果、乗りやすい=リスクを回避できる=積極的にアクセルを踏んでいけドライビングに集中できる。
この法則が大切。
整備に伴い分解したアンダーカウル 現状の画像です。
ナカムラエンジニアリングでは、分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込んでいきます。
メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のアンダーカウルの画像です。
分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったメンテナンス&クリーニングアップを実施します。
クリーンな状態で組み込みに備えます。
クリーニングアップ済みのアンダーカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込みました。
基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。
各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
私たちが行う通常の整備過程の一貫だからです。
ナカムラエンジニアリングが行う整備の特徴の1つです。
全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ 599GTB Fiorano。
最終チェック&セットアップを行っていきます。
Ferrari 純正テスターSD3で、エンジンの整備&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。
まず、以前の車両セットをセットダウン。
続いて整備&メンテナンス後の車両に合わせセットアップします。
この工程が仕上がりを大きく左右します。
最終セットアップ。
Ferrari 純正車両診断テスター SD3で、TipoF 140C型エンジンの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。
フェラーリ 599GTB Fioranoのポテンシャルを余す事無く引き出します。
最終の詰めです。
このプロセスが重要です。
独自のセットアップも終了。
最終クリーニングアップ実施後のフェラーリ 599GTB Fioranoのエンジン&エンジンルームです。
1つ1つ独自のクオリティーで仕上げたパーツを組み込んだエンジンは、非常に綺麗ですね。
精度の追求やクリーニングアップ、またセットアップは、ナカムラエンジニアリングが行う整備の特徴の1つでもあります。
エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。
全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ 599GTB Fiorano。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影しています。
詳細な写真 1332枚(DVD-R 2枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容を分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。
今回、メンテナンス御依頼有り難う御座いました。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。
コックピットに乗り込み、エンジンをかける。
ステアリングを握り、アクセルを踏む。
自分とクルマがひとつになり、自由になっていく。
クルマとは本来、自分を解放するものであり、自己表現であり、生き方そのものだと思う。
人生とクルマの本当の楽しみ方を知る大人のために…
私たちはすべての要素を高次元で考えます。
今後も、車両全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車両を向上させて頂ければと思います。