株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ360 モデナ アイドリングの調子が悪い・エアコン効かない修理・エアコンホース製作交換・コンプレッサーオーバーホール・

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

いつも フェラーリ 360 モデナ メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 360 モデナを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ F360 モデナ チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

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チェック開始です。

 

Ferrari 純正 車両診断テスター SD2を、フェラーリ F360 モデナ コントロールユニットに接続。

車両側、ECUと交信開始です。

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Errorコードのみのチェックではなく、各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD2で出来うる全てのエレクトロニクス関連のチェックを行います。

現状の車両の状態を詳細に把握します。

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ただ、Ferrari 純正 車両診断テスター SD2が車両全てを網羅している訳ではありません。

SD2でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。

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ボディープロテクターの装着。

 

Ferrari 純正 車両診断テスターSD2で取得した各部のデータ。

現状のフェラーリ 360 モデナ 車両全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルの作動また、セット状況。

各部のデータを取得。

最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。

 

現状の電子制御部位データを全て詳細に把握します。

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SD2で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。

データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、専用機器を使用し単体点検を実施。

 

更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。

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エレクトロニクス関連ポイント。

大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。

 

1 入力: 電子的・機械的なセンサー(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。

2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。

3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号を車輌システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。

 

この3項目から更に分別し、独自のチェックを行いシステムに異常が無いかを見極めます。

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Tipo F131B型エンジンのメカニカルチェックを行っていきます。

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フェラーリ 360 モデナの心臓部は、3.6L V8気筒40バルブ。

355譲りの1気筒5バルブは、バルブリフト量が少なく高回転化が可能になるTipoF131B型。

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TipoF131B型の5バルブは、燃焼室の形状が偏平で表面積の広い多球状になる為、熱損失が大きくなり、燃焼効率が良くないなどの問題点も有り。

F430では、4バルブに変更されています。

 

高回転化すると低 中速トルクが痩せる為、それを回避する様々な可変機構が加えられピークパワーは、400PSに。

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エンジン内部はシリンダーブロックとヘッド、サンプに軽合金、コンロッドにチタン、ピストンに鋳造アルミニウムを採用し、圧縮比も11.0:1 にまで高められたTipoF131B型エンジン。

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マネージメントシステムは ボッシュ製モトロニック7.3までアップ。

TipoF131B 型エンジン、モトロニックM7.3の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

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フェラーリ 360 モデナ 車両全体の詳細なチェックを行います。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

フェラーリ 360 モデナの傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車両より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

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近年の車両は、エアロダイナミクスが非常に進んでいます。

 

たとえば、車両下部のアンダーカウル。

ベンチュリートンネルにダウンフォースの多くを獲得するグランドエフェクト・カーとして設計され、エアロダイナミクスをさらに追求。

ベルヌーイの定理により、ベンチュリーの流速が速くなり空気圧が大きく下がり、下向きの揚力を発生させるダウンフォースを作り出します。

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車両下部全面にアンダーカウルが装備されています。

ダウンフォースを得る為、カウルで覆われているのですが、オイル漏れ等発生してもオーナーには分りにくい反面もあります。

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フェラーリ 360 モデナのメカニカルチェックを行っていきます。

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車両はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車両として構築されています。

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車両毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。

車両の使用状況や用途、保管状態で車両のコンディションは千差万別です。

 

また、これまで車両がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所のリペアだけではなく、車両のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

色々な状況で、リペア、メンテナンスポイントが違ってきます。

状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。

 

今回も、1から独自の思想、理念また目線で、的確なチェックを行っていきます。

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オイルの漏れ。

 

通常目にする事の無い部分に不具合が発生している場合が多いのは事実です。

オーナーが分からないうちに不具合が進行し、他のパーツに悪影響を及ぼしてしまっている場合が多々あります。

 

定期チェックで早期に発見し、確実なリペアを行うことで多大なダメージを回避することが可能です。

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タイミングベルトケース内部からのオイル漏れ。

 

タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。

(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)

 

しかしこのような状況の場合、早期のリペアが必要です。

漏れ出したオイルがタイミングベルトに付着し、ベルト本来の強度が奪われバルブクラッシュを引き起こします。

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ブレーキディスクパッドの現状。

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ブレーキディスクパッド。

ブレーキディスクパッドは、残量だけでなく、劣化の見極めも重要です。

 

ディスクパッドは、10〜20程度の複数の複合材料で成型されています。

パッド複合材料の経年劣化も進みます。

劣化が進むと本来の制動能力が著しく低下するだけではなく、このように磨耗材が剥離し危険な場合すらあります。

 

今回ブレーキディスクパッドの交換が好ましいでしょう。

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制御系統のシステムチェック。

 

エアコンガス漏れが発生しています。

エアコンのトラブルシューティングを行っていきます。

 

クーラーガスが足らないとガスのみ補充される場合をよく見受けます。

安易にエアコンガスを注入するのは、エアコン系統に多大な2次的ダメージを与えます。

これは人災です。

 

エアコンの構造上ガス漏れは、コンプレッサー潤滑用のオイルと同時に大気開放します。

エアコンガスを補充する事で、更にオイルが無くなる方向へと促進されます。

根本の主原因のガス漏れが直っていない訳ですから…

ついにはコンプレッサーの焼き付を引き起こします。

そこまでに至ると、焼き付いたコンプレッサー内部構成パーツの破片がエアコンライン内に飛散し、多大なダメージを引き起こします。

なので、エアコンガス圧が低下しエアコンが効かない場合、安易な補充は避けるべきです。

 

ガス漏れが発生している不具合ポイントを、確実に見極め整備することが必要です。

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エアコンの1番の大敵は湿気です。

ガス漏れが発生しているということは大まかに言うと、漏れ出す穴が開いているという事。

その穴から湿気の混ざった大気がエアコンラインの中に混入します。

夏 冬また、エアコンを使用する しないに関わらず、放っておくとエアコンラインの中に大気(同時に湿気も混入します。)がエアコンガスの変わりに入り込みます。

 

他車両の画像ですが、このような状態に…

大気の湿気だけで十分エアコンライン全体の内部にアルミ特有の錆が発生します。

錆が発生するとパイプの強度が低下。

1つの不具合が全体のパーツに悪影響を及ぼします。

その場合、穴の開いているポイントを的確に整備しても、強度不足に至ってしまった他のエアコンパーツからガス漏れが発生するといういたちごっこになってしまいます。

 

それだけは避けたいものです。

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車両全体に這い巡っているエアコンライン、またエアコン制御系統。

ガス漏れポイントのトラブルシューティングを行っていきます。

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トラブルシューティングはエアコンガス リークテスターで項目毎に全ての部分をシューティングします。

 

ここでの誤診は致命的です。

的確にガス漏れポイントをシューティングします。

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エアコンガスリークテスターは数種類完備しています。

 

漏れの大小で全ての機器を使い分けます。

赤外線を使用する設備も完備。

最先端の設備とエアコンの基本構造を熟知したエンジニアがトラブルシューティングを実施します。

 

確実に現状のリークポイントを特定していきます。

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最低でも1年に1度の的確な定期点検で、各部のコンディションのチェックを行う事が大切ですね。

そうする事で車両の状態を把握でき、コンディションを整える事が可能です。

またトラブルポイントを早期に発見できることで車両への多大なダメージを防ぐ事ができます。

 

非常に重要なことですね。

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車両全体を項目毎にチェックし、問題があれば的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車両を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。

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全てのチェックが終了したフェラーリ 360 モデナ。

 

確実に現状の車両の状態を把握しきらせて頂きました。

現状の車両の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。

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お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ 360 モデナ 整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

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エアコンガス漏れが発生しているコンプレッサー現状の画像です。

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フェラーリ 360 モデナのエアコンコンプレッサーのフルオーバーホールを行います。

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フルオーバーホール完成後のフェラーリ 360 モデナのエアコンコンプレッサー。

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機能性と美しさまで新品同様に仕上げます。

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フルオーバーホール後のエアコンコンプレッサーを車両に組み込んでいきます。

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組み込み前に汚れていた取り付け部分及び、周辺部分のクリーニングアップを実施しました。

クリーンな状態からコンプレッサーを組み込んでいきます。

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取り付け用ボルトや構成パーツ等をクリーニングアップしました。

再使用パーツを独自のクオリティーで1つ1つ丁寧に仕上げます。

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丹念に仕上げたパーツを組み込み。

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コンプレッサーベルトを装着しコンプレッサーオーバーホール完了です。

 

機能性と美しさへの絶え間ない追求。

この工程が、ナカムラエンジニアリングが行う整備なんです。

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ボデープロテクターの装着。

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フロントバンパーを脱着。

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エアコンガスが漏れているホースの交換工程へと進みます。

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車両から取外したガス漏れが発生しているエアコンホースの画像です。

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ホースのカシメ工法や素材は、現在ではクオリティー不足です。

純正パーツでは、新品でも当時の素材や工法のパーツとなります。

 

私たちは、最新の素材を使用し最新鋭の工法でオリジナルパーツを設計及び製作します。

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私たちが設計及び製作したエアコンホースの画像です。

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カシメ部分は最新鋭の工法で製作。

非常に高い耐久性とクオリティーを約束します。

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また、設計及び製作の時点で、ジョイント角度やクリアランス等が最適になるよう製作し個々の干渉を防ぎ、メカニカルトラブルを抑止します。

 

機能性と美しさを追求した、こだわったオリジナルパーツをご提供します。

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オリジナルで製作したエアコンホースを車両へと組み込みました。

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オリジナルパーツで取り回しも全て適正化。

最新鋭の技術と素材を駆使しノーマル然とバージョンアップ。

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各部のクリアランスの見直しも図り組上げます。

地味な改良だと思われるでしょうが、こうした細部の追求の技術こそ確実なクオリティーを得るには必要不可欠な事なんです。

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スパークプラグの交換工程へと。

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画像上が、使用限度を超過したスパークプラグの画像です。

画像下が、蓄積したデータから厳選した、燃焼効率を更に促進させるスパークプラグの画像です。

 

私たちが推奨するアップデートプラグへと交換していきます。

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フルインジェクション化に伴い、今では余り気を使わなくなったスパークプラグ。

しかし3年以内、または走行2万キロを目安にプラグを交換する事は必要です。
 

スパークプラグは、点火プラグはシェル 碍子および中心導体(中心電極及びターミナル)で構成されています。

点火プラグは燃焼室を貫く形で配置される為、シリンダーで発生する圧縮圧力や熱が外部に漏れないような密閉構造を持ち合わせているパーツ。

 
モータースポーツの世界では、エンジンのセッティングに応じて適切なプラグ熱価を選択する事が必要になります。

点火プラグの電極と碍子脚部は、燃焼室の内部で大きな影響を受けています。

電極と碍子脚部の焼け具合は、燃焼室内部の燃焼環境を直接示す目安となる為、点火プラグを取り外した際には電極と碍子脚部の焼け具合を目視する事 で、 その点火プラグがそのエンジンのセッティングに対して適切か否かの判断を下す事が可能となり、セッティングに応じて選択し直す場合も有ります。

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新品のプラグであっても、製造誤差などにより必ずしもギャップが全数一定に揃っているとは限りません。

電極隙間のギャップ測定及び調整後のスパークプラグの画像です。

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スパークプラグ交換に伴い分解したダイレクトイグニッション現状の画像です。

ダイレクトイグニッションのメンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
 

イグニッションやハーネス等々に至るまで、丁寧にメンテナンス&クリーニングを実施しました。

ハーネス接続部分もリフレッシュを行い、エンジンへの供給電圧を回復させ出力向上を図ります。

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ダイレクトイグニッションとは。
 

性能向上が限界に達していた従来のディストリビュータータイプの点火システムに代わって開発された、電気式の点火システムがダイレクトイグニッションシステム。

従来の点火システムは、ひとつの点火コイルで発生させた点火信号を、カムシャフトと直結したロータリースイッチで、各気筒の点火プラグに点火信号を分配するアナログなタイプでした。

機械的なロータリースイッチは、接点の磨耗や接触不良の発生、さらには接点間スパークの発生で電波ノイズの発生が避けられず、エンジンの高回転化に対応できない等の問題がありました。

ダイレクトイグニッションの最大の特徴として、プラグコードを必要とせず、電圧のロスを最小限に抑える事が可能。

機械式点火システムと比較して非常に燃焼効率が良く、より強大なトルクが得られ、燃費性能も高いダイレクトイグニッション。

センサーで点火時期を算出し、インジェクションもECUが包括制御を行う事で、全回転域において安定した点火と電カ供給が可能。

小型化された点火コイルを点火プラグのソケットに内蔵し、コントロールユニットから各気筒のダイレクトイグニッションに電気信号を送り、スパークプラグに安定した電カ供給を行うのがダイレクトイグニッションシステム。

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プラグ交換に伴いバルブカバーの結晶塗装も綿密にクリーニングアップ。

チョットひと手間を惜しまず手を加えます。

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プラグ交換完了です。

通常見えない箇所にひと手間かけた整備を行います。

 

各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

これが私たちが行うプラグ交換工程です。

 

これら一連のスパークプラグ交換工程は、工賃1本2500円で承らせて頂いております。

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ポーレンフィルタの交換へと。

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画像上が装着されていたポーレンフィルタ。

画像下がニューパーツです。

 

【ポーレンフィルタの豆知識】

ポーレンフィルタとは、自動車のエアコン用のエアフィルタのことです。

ポーレンフィルタはエアコン稼働時に働くフィルタです。

外気や内気から、粉塵、排気ガス中の微粒子、花粉などを取り、浄化した状態で室内にフレッシュなエアーを流す役目を担っています。

使用期間・使用頻度によってどんどん汚れが溜まり、フィルタとしての効果が薄れていき、放っておくと最終的には殆ど役目を果たさなくなります。

走行10,000kmでの交換が好ましいでしょう。

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ダクトや周辺部分もクリーニングアップし交換完了です。

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セキュリティーアラームホーンの交換工程へと。

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セキュリティーアラームホーンを取外した現状の画像です。

通常見えない箇所には汚れが蓄積しています。

 

交換前にクリーニングアップを行っていきます。

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クリーニングアップ後の画像です。

細部までクリーンな状態からニューパーツを装着します。

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セキュリティーアラームホーン交換後の画像です。

全ての箇所で丁寧な作業を実施します。

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フロントラッゲージ内部の内貼を組み込み。

左右の均一性、またチリ合わせの見直しも図り丁寧に組込みます。

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油脂類の交換工程へと。
 

車両のオイルは、大きく分けて2種類に分別できます。

ひとつは、エンジンやミッション、デフなどの潤滑を目的としたオイル。

ふたつめは、ブレーキやクラッチ、F1マチック、パワーステアリングなどの油圧システムのオイル。
 

オイル交換の目安は、『性能が劣化したら…』と、言葉では簡単に言えますが、オーナーはオイル性能が劣化したという自覚症状を感じとることができないので難しいですね。

オイルの性能の劣化はゆっくりと進行するから分かりにくいものです。

 
オイルの性能劣化は、普通に使用しているだけでも時間の経過とともに劣化してしまいます。

空気と触れることで酸化してしまうのが主な理由。

高温になるとより酸化しやすくなります。
 

劣化したオイルのまま使用を続けると、エンジンやミッションなどを壊すことになります。

ちなみにスーパーGTなどのレースチームは、予選と決勝レースの間にもオイル交換をするほどオイル管理には気を遣っています。

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潤滑系のオイル交換の目安として、使用期間また、使用許容限度が設定されています。
 

使用期間また、使用許容限度を1度でも超えたオイルは、本来の性能を発揮できずメカニカルを痛めてしまいます。

また、車両ポテンシャルに十二分に対応できるオイルをチョイスするノウハウも重要です。
 

私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車両のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用し、より一層車両をベストなコンディションへと導きます。

オイルの管理は非常に大切なポイントですね。

私たちが厳選したフェラーリ 360 モデナに推奨するエンジンオイルを使用します。

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ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。

一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。

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クリーンな状態から規定トルクでロックします。

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オイルフィルター交換を行っていきます。

フェラーリ専用工具を使用し交換します。

専用工具を使用する事で狭い箇所でも無理なく交換する事が可能です。

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オイルフィルター交換に伴う、フランジ内部のクリーニングアップを行っていきます。

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クリーニングアップ後の画像です。

スッキリ気持ちよいものですね。
 

クリーンな状態からオイルフィルターを規定トルクで組み付けていきます。

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エンジン冷却水の交換。

私たちが厳選したフェラーリ 360 モデナに推奨するエンジン冷却水を使用します。
 

エンジン冷却水は、エンジンオイルと同様、重要な役割を果たす液体です。

主成分はエチレングリコールという化合物と水で構成されています。

高温なエンジンを常に冷却する役割を果たしています。

また、ラジエーターやエンジンブロックで使用される構成パーツに錆が発生しない様にする役目や、消泡性能などなど…もかね合わせています。

エンジン稼動時には、常に高温にさらされる為、エンジン冷却水も劣化します。

エンジン冷却水には、さまざまな化合物が含まれています。

エンジンオイル同様に長期使用せず、1年に1回、酷使されたエンジン冷却水を交換することにより、本来の性能を発揮させ、エンジンを守ります。

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ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。

一度締め付けたOリングの再使用は行いません。
 

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

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ブレーキオイルの交換工程へと。

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使用許容期限に近付いたブレーキオイルの画像です。

ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行っていきます。

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リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップしました。

クリーンな状態からブレーキオイルの交換をしていきます。

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ブレーキオイルを専用機器で交換していきます。

ブレーキオイルに至っても、私たちが厳選したフェラーリ 360 モデナのブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。
 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、これだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また乗らなくても1年毎の交換が必要です。

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新油は、このような透明なブレーキオイルなんです。

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オイル交換と同時に周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。

気持ちよいものですね。

 

他の油脂類も存在しますが、全てのメンテナンスをご依頼頂いているフェラーリ 360 モデナ。

全てデータ管理をさせて頂いています。

他の油脂類は前回のチェック時に交換していますので、今回交換の必要はありません。

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フロントフェンダー内部の画像です。

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サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

定期的な、足回り&車両全体のトルク管理が必要です。
 

今回も、各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。

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常にメンテナンスをご依頼頂いているフェラーリ 360 モデナ。

 
毎回のクリーニングアップで非常に綺麗な状態を保っています。

今回もメンテナンス&クリーニングアップを行いコンディションを整えます。

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リヤフェンダー内部の画像です。

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メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のフロントフェンダー内部の画像です。

サスペンションシステム ステアリングシステムも、本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。

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ダストや砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がよりリアルになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

今回も、きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施しました。

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リヤフェンダー内部のメンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

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メンテナンスで運動性能を、クリーニングアップで美しさを両立させます。

各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

 

ナカムラエンジニアリングが行う整備過程の1つだからです。

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整備に伴い取外したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

4輪全てクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了しました。

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プロのレースチームでもホイールの磨きは重要な仕事の1つです。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェックします。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつなんです。

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整備に伴い脱着したパーツ1つ1つを独自のクオリティーで仕上げます。

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整備に伴い分解したアンダーカウル 現状の画像です。

ナカムラエンジニアリングでは、分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込んでいきます。

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メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のアンダーカウルの画像です。

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分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったメンテナンス&クリーニングアップを実施しました。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

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フェラーリ 360 モデナ クリーニングアップ後の車両底、フロア部分シャシーの画像です。

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クリーンな状態から各部のセットアップを行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。

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運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

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クリーニングアップ済みのアンダーカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込みました。

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基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

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各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちが行う通常の整備過程の一貫だからです。

 

ナカムラエンジニアリングが行う整備の特徴の1つです。

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サイドウインドウの不具合のメンテナンス工程へと。

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メンテナンス後の画像です。

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綿密な微調整を行い昇降時のウインドウ角度も適正化。

また、全閉時でのボディーとのフィッティングも隅々まで微調整。

 

全ての作動を新車時同様に回復させました。

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全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ 360 モデナ。

最終チェック及びセットアップを行っていきます。

 
Ferrari 純正テスターSD2で、メンテナンスに伴うECUのセットアップ。

まず、以前の車両セットをセットダウン。

続いて整備&メンテナンス後の車両に合わせセットアップします。
 

この工程が仕上がりを大きく左右します。

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最終セットアップ。
 

Ferrari 純正車両診断テスター SD2で、360 モデナの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施します。

この工程で、360 モデナのポテンシャルを余す事無く引き出します。
 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

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独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のフェラーリ 360 モデナのエンジン&エンジンルーム。

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1つ1つ独自のクオリティーで仕上げたパーツを組み込んだエンジンは、非常に綺麗ですね。

 

ご入庫時のエンジンと比べると、機能性は当然のこと、見た目にも非常に綺麗に仕上がりました。

ナカムラエンジニアリングでは、このような整備を行わせて頂いております。

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各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

これら全てのメンテナンスや精度の追求、またクリーニングアップやセットアップ工程は、ナカムラエンジニアリングが行う整備の特徴の1つでも有ります。

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エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

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全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ 360 モデナ。

 
こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。
 

詳細な写真 445枚(DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。

いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。

 
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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コックピットに乗り込み、エンジンをかける。

ステアリングを握り、アクセルを踏む。

自分とクルマがひとつになり、自由になっていく。

クルマとは本来、自分を解放するものであり、自己表現であり、生き方そのものだと思う。

人生とクルマの本当の楽しみ方を知る大人のために…

 

私たちはすべての要素を高次元で考えます。

今後も、車両全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車両を向上させて頂ければと思います。

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