ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
いつも フェラーリ 328 GTB メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 328 GTBを積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ 328 GTB トラブルシューティング開始準備の為リフトセクションへと...
ボディープロテクターを装着。
トラブルシューティング開始です。
車両左側からの画像です。
漏れ出したオイルが、周りの問題の無いパーツにまで付着してしまっています。
この状態では漏れ出したオイルが他の問題の無いパーツまで攻撃し悪影響を及ぼし始めます。
分かりやすく言うと、輪ゴムにオイルを付けると、数日でゴムの弾力性が無くなり伸ばすと直に切れてしまいます。
これと同じ事が車両の各ラバーパーツに生じます。
オイルクーラーからのエンジンオイル漏れです。
車両右側からの画像です。
タイミングベルトケース内部からのオイル漏れ。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。
(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)
しかしこのような状況の場合、早期のリペアが必要です。
漏れ出したオイルがタイミングベルトに付着し、ベルト本来の強度が奪われバルブクラッシュを引き起こします。
漏れ出したオイルが、エキゾーストマニホールドにも付着。
ガソリンは引火性が強く、オイルは着火性が強い油脂です。
オイル漏れやグリス漏れはエキゾーストマニホールド等、高温な箇所に付着すると発火します。
車両火災も起こしかねない非常に危険なポイント。
早期の対応が必須です。
車検の追加ご依頼も頂きましたので、車両全体のチェックも進めていきます。
328の心臓部は、3,2ℓ 90度 V8DOHC 32バルブ TipoF105Cユニット。
圧縮比 9.8:1 最大出力 270PS/7,000rpm、最大トルク31.0kg·m/5,500rpmを発揮。
328のTipoF105Cユニットは、前期 後期 また、仕様によって排気量の変更 圧縮比の変更 カムフィールの変更。
それに伴い最大出力の違いもあります。
インジェクションも年代で3種類。
前期のインジェクションシステムは、ボッシュ製 Kジェトロ。
後期のインジェクションシステムは、ボッシュ製 KAジェトロ。
最後期には、ボッシュ製 KEジェトロのインジェクションシステムも存在します。
K KA KE ジェトロ。
フラップが噴射量を制御するシステム。
全ての気筒に連続的に燃料噴射を行います。
システムに異常が無くても、セットアップで性能が大きく変わります。
機械的作動部分が多いので、経年劣化などでセッティングが変化するので、定期的な基本セットアップが性能を保ちます。
K KA KE ジェトロは、経年劣化や長期放置による不具合の発生は少ないですが、要件によりエンジンの初期性能が発揮できなくなっている車輌が非常に多いです。
また、エレクトロニクス関連も全てチェックします。
TipoF105C エンジンまた、 K KA KE ジェトロの構造や基本原理また、マレリ製マイクロプレックスを熟知したエンジニアが、各項目、全て個別にチェックします。
328は、鋼管チューブラーのメインフレームで構成され、前後にサブフレームを接合させたモデル。
走行中の応力負担も、フレームだけでなくボディパネルにも依存する設計です。
328では、2種類のフレームが存在します。
2種類のフレームの違いから、基本アライメント等、色々な違いがあります。
フェラーリ 328 車両全体の詳細なチェックを行います。
年数的、指定交換パーツ。
走行距離的、指定交換パーツ。
フェラーリ 328の傾向的不具合発生ポイントのチェック。
また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの一部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。
指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。
素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。
フェラーリ 328 メカニカルチェックを行っていきます。
車両はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。
メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…
書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車両として構築されています。
車両毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。
車両の使用状況や用途、保管状態で車両のコンディションは千差万別です。
また、これまで車両がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?
壊れた箇所のリペアだけではなく、車両のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?
色々な状況で、リペア、メンテナンスポイントが違ってきます。
状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。
今回も、1から独自の思想、理念また目線で、的確なチェックを行います。
エアコンベルトの画像です。
カーカスが切損し、ベルト本来の強度が失われている状態です。
ブレーキディスクローターが磨耗している状態。
フロント、リヤのハブベアリングが使用許容限度を超過しています。
ハブベアリングは、正確かつ滑らかにホイールを回転させるために使用されるパーツ。
摩擦によるエネルギー損失や発熱を減少させ、パーツの焼きつきを防ぐことが目的です。
このパーツが使用許容範囲を超え使用し続けると、ベアリングが焼き付きを起こし、最悪フロントホイールが走行中外れてしまう重要なパーツです。
最低でも1年に1度の的確な定期点検で、各部のコンディションのチェックを行う事が大切ですね。
そうする事で車両の状態を把握でき、コンディションを整える事が可能です。
非常に重要なことですね。
車両全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。
また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。
全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車両を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。
全てのチェックが終了したフェラーリ 328GTB。
確実に現状の車両の状態を把握し切らせて頂きました。
現状の車両の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。
お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ 328 GTB 整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…
整備&メンテナンス開始です。
ボディープロテクターの装着。
エンジンオイルクーラーからのオイル漏れ工程から行っていきます。
オイルクーラーから漏れ出しているエンジンオイル。
この状態では突発的にエンジンオイル漏れが激しくなり2次的ダメージを引き起こします。
今回はオーナーご自身がオイル漏れに早期に気付きご依頼頂いた為、必要最小限の整備での対応が可能です。
異変に対して早期の対応。非常に重要な事ですね。
画像左が、オイル漏れが発生しているオイルクーラー。
画像右がニューパーツです。
オイルクーラー取付け用マウントラバーの現状です。
ラバーパーツはオイルに弱く、漏れ出したオイルに侵食され切損してしまっています。
分かりやすく言うと、輪ゴムにオイルを付けると、数日でゴムの弾力性が無くなり伸ばすと直に切れてしまいます。
これと同じ事がマウントラバーに生じています。
ニューパーツのオイルクーラーマウントラバーです。
オイルクーラーとは。
空冷タイプと水冷タイプがあり、銅製などのフィン付きの細管を多数並べた構造をしています。
328のオイルクーラーは空冷タイプです。
細管内部に潤滑油を満たし循環させることにより、エンジンオイルの冷却を行います。
オイルクーラーの構造は空冷式の場合、ラジエーターと同様に「チューブ」と「フィン」で構成された「コア」とその両側の「タンク」で成り立っています。
今回のエンジンオイル漏れはオイルクーラーコアからのオイル漏れです。
【328用コアの豆知識】
コアのオイルの流れ方には色々とあり「縦流れ」と「横流れ」とがあり、効率が良いのは縦流れタイプです。
328は効率が良い縦流れタイプです。
オイルクーラーはラジエーター同様にエンジンを冷却すために装備されていますが、エンジン始動初期は早くエンジンを温める必要があるためオイルクーラーがあると逆に問題があります。
そのため、オイルクーラーの中にはサーモスタットが組み込まれたものがあり、こうしたタイプのものは油温が低い場合はオイルクーラーでの冷却を行わないようにしています。
しかし328のオイルクーラーはサーモスタットが組み込まれていない為、十分なエンジンの暖機運転が必要となります。
漏れ出していたエンジンオイルを細部までクリーニングアップ。
クリーンな状態からオイルクーラーの装着工程を行っていきます。
オイルクーラー及びマウントラバー交換後の画像です。
単にオイルクーラーの交換だけではなく、車両側取り付けステーもリフレッシュし装着しました。
見えない箇所にもひと手間をかけ美しく仕上げます。
タイミングベルトケース内部からのエンジンオイル漏れ整備&メンテナンスに伴う各油脂類の抜き取り。
注入時には、添加されている成分内容や粘度など、私たちが厳選したフェラーリ 328に推奨するオイルを使用します。
ドレンプラグをスッキリ クリーニングアップ。
1度締め付けられたガスケットは再使用しません。
エンジン冷却水抜き取り時の画像です。
エンジン冷却水も同様に、私たちが厳選したフェラーリ 328に推奨する冷却水を使用します。
タイミングベルトケース内部からのオイル漏れ整備&メンテナンス開始です。
項目毎に整備&メンテナンスを行っていきます。
細部までクリーンな状態から分解工程を進めます。
分解後のタイミングベルトケース現状の画像です。
タイミングベルトケース裏側のアップ画像です。
タイミングベルトが装着されているカムギヤー真後ろのオイルシールより漏れ出したエンジンオイルがケースを伝い滴り落ちている状態です。
カムシャフトオイルシールからのオイル漏れ。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。
(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)
しかしこのような状況の場合、早期の整備が必要です。
漏れ出したオイルがタイミングベルトに付着し、ベルト本来の強度が奪われバルブクラッシュを引き起こします。
タイミングベルトケースを取外したエンジンの画像です。
エンジン左右バンクの画像です。
タイミングベルトが掛かっているカムシャフトギヤーの真後ろにカムシャフトオイルシールが装着されています。
カムシャフトオイルシール交換工程を行っていきます。
更にクリーンな状態から分解工程を進めます。
シクネスゲージを使用しバルブクリアランスの測定。
正確にクリアランスを測定する工具として、すきまゲージとも呼ばれます。
1/100を正確に測定できる精度が求められる為、よく清掃し、薄く塗油したリーフを使用します。
荒い使用の仕方や保管状況で、精度の落ちているリーフを使うとエンジンの精度も低下します。
常に校正したシクネスゲージで1/100を正確にセットアップします。
これは、全ての工具に共通する事ですね。
組み込み工程で1/100を確実にセットアップできるよう、現状を確実に測定します。
機械は嘘をつきません。
全ての工程での緻密さと正確さで、エンジンの性格が大きく変化します。
エンジンは生き物のようなものです。
タイミングベルト交換に伴うバルブタイミングの測定。
ただ単にタイミングベルト交換のみの作業では、フェラーリ 328のもつエンジン本来のポテンシャルは発揮されません。
バルブタイミングが数度ずれ、パワーロスしてしまっている車両すら見受けられます。
タイミングベルト交換に伴い、各気筒毎 計算式によるバルブタイミングの測定が必要です。
タイミングベルト組み込み時にはバルブタイミングを適正化し、高負荷高速回転領域での最高出力を向上させ、また低中速回転領域で低中速トルクも向上させます。
このプロセスが非常に重要です。
バルブタイミングとは?
簡単に言えば、ピストンの位置に対して、どのタイミングでIN&OUT側バルブを開け閉めするか、その位置を決定する事です。
エンジンは、ピストンの上下によって混合気を吸って排気ガスを吐き出しています。
ピストンが降りる時に吸気バルブを開けてやり、上がる時に吸気側を閉じて排気バルブを開ける工程の事です。
10000回転/分では、一秒間に80回もこの工程を繰り返します。
このスピードでは、混合気にも重さや粘度が発生し、蜂蜜の様な粘度と考えてもらっても良いでしょう。
ピストンが下がり粘度が発生している混合気が燃焼室に入ります。
ピストンは下がりきって圧縮工程に入りますが、やっと流れる勢いの混合気はシリンダーに自ら入ってくるので、吸気バルブを今閉めるのはもったいない、遅らせようというのが吸気側タイミング。
続いて、爆発燃焼エネルギーでピストンが下がりますが、まだ膨張エネルギーが残っている状態で、早く排気バルブを開けて排気を早く排出し、次の吸入時の為に負圧を発生させ、混合気を吸い込むようにするのが排気側タイミング。
簡単に書きましたが、これら一連の工程のタイミングを適正化させる事で、よりスムーズに吸入・排気させ、なおかつ爆発工程でのパワーを限りなく使い切る。
これが適正化したバルブタイミングになる訳です。
クリーンな状態からカムシャフトオイルシールの交換工程を進めていきます。
オイルシールの寿命は。
オイルシールは、作動、環境、潤滑油などの使用条件によってその寿命は異なります。
オイルシールリップの劣化は、ゴムの硬化、軟化、亀裂などによる、リップしゅう動部の硬化・亀裂によりリップ締めしろの低下が起こり、オイルシールの密封能力を失わせます。
リップ材料の劣化の多くは、密封対象液やこれに混入、又は溶解した物質とゴムとの化学反応によるものであり、一般に温度が高いほど劣化の進行は速く、オイルシールの寿命は短くなります。
特にエンジンのオイルシールは温度が高い条件化にさらされるので寿命は短くなります。
クリーンな状態からカムシャフト及びカムホルダーを分解。
オイルシールの交換また、カムホルダーのメンテナンスから作業工程を進めます。
フェラーリ専用SST(専用工具)を使用し確実な整備を行います。
SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く、確実でスムーズな分解組み立てが可能です。
更に単品からホルダーのクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。
エンジンは、熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。
数年経過すると装着面の誤差も発生してきます。
まずクリーニングアップを行い、クリーンな状態からその誤差を修正し、基本精度を回復させます。
クリーニングアップ&メンテナンス後の画像です。
クリーンな状態からホルダー及び構成パーツ各部をチェック&メンテナンス。
項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.のメンテナンスを実施。
接合する面を綿密に整え基本精度を回復させます。
この積み重ねが、高精度なエンジンに仕上がります。
厳密なメンテナンスを行ったホルダーにオイルシールを組み込み。
この工程を行うことで、オイルシールの対応年数までオイル漏れ等発生することはありません。
整備に伴い分解したカムシャフト メンテナンス後の画像です。
ポテンシャルに直結する非常に重要なエンジン構成パーツの1つです。
項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の精度を回復させるメンテナンスを実施。
潜在能力を十二分に発揮させるメンテナンスを行います。
カムシャフトをエンジンに装着する際使用するカムシャフトホルダー現状の画像です。
カムシャフト同様にメンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。
カムシャフトホルダー メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.のメンテナンスを実施。
接合する面を綿密に整え基本精度を回復させました。
このメンテナンスでカムシャフトをスムーズに回転させます。
地味なれど非常に重要なポイントなんです。
ロックナットに至ってもメンテナンス&クリーニングアップ。
整備に伴い取外したボルト&ナットを全てメンテナンス&クリーニングアップし組み込みます。
汚れたままでは気持ちも悪いですし、確実な規定トルクでの締め付けを行うことができません。
見えない箇所に細かなメンテナンスを積み重ねエンジンの基本精度を回復させます。
エンジン側、ヘッドカバー締結面及びカムホルダー装着部分メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
クリーンな状態からエンジン側、ヘッドカバー締結面及びカムホルダー装着部分のメンテナンスを行いました。
項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.のメンテナンスを実施。
接合する面を綿密に整え基本精度を回復させます。
一見すると地味な改良だと思われるでしょうが、こうした細部の精度追求の技術こそエンジン精度の向上と確実なクオリティーを得るには必要不可欠な事なんです。
メンテナンス後のカムシャフト及びカムシャフトホルダーをエンジンに組み込みました。
トルクレンチで最終ロックします。
トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。
通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。
私たちは規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込みます。
全てを規定トルクにそろえる。
とても重要なことなんです。
オーナーが大切にされている車両。
車両への乗り降りからメンテナンスに至るまで細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。
トルクレンチを握っているエンジニアの手。
手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。
爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすればオーナーは不安もいだかれる事でしょう。
私たちのサービスはそこから始まります。
緻密なメンテナンスを行ったエンジンに、カムシャフトオイルシールを組み込み後の画像です。
精度と美しさを追求し、クオリティーの高いエンジンに仕上げることをお約束します。
カムシャフトギヤ現状の画像です。
私たちは、ギヤーを1点1点クリーニングアップ&メンテナンスを行い、タイミングベルトを組み込みます。
クリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。
クリーニングアップ&メンテナンス後のカムシャフトギヤの画像です。
通常見えないポイントまで徹底したメンテナンスを行い、動力性能また美しさも追求します。
タイミングベルトテンショナーのメンテナンスを行っていきます。
フェラーリ 328のタイミングベルトテンショナーはメカニカルタイプ。
テンショナーは、タイミングベルトに適切な張力を与え、スムーズで静粛な駆動による伝動能力を最大限に発揮させる重要な部位。
基本張力が発揮できる様に現品をメンテナンスしていきます。
テンショナーのメンテナンスで、下記の効果を発揮させます。
タイミングベルトの緩みによるバルブタイミングのズレを防ぎます。
3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは2万キロどちらか先に達する間に、劣化で伸びたタイミングベルトから生ずる揺動、振動を静粛にします。
私たちの作業工程は、テンショナーに独自のメンテナンスを施しタイミングベルトとの駆動性を高めます。
3年間使用し続けていたナカムラエンジニアリング オリジナル テンショナーベアリングsetの画像。
ベアリングシールの劣化もなく錆びの発生もありません。
今回更に機能が進化した最新のナカムラエンジニアリング オリジナル テンショナーベアリングsetへと換装します。
アップデート仕様のナカムラエンジニアリング オリジナル テンショナーベアリングset。
オリジナルで製作しているタイミングベルトテンショナーベアリングは、アウターケースは無垢材より削り出し製作。
錆の発生を完全にシャットアウトする亜鉛メッキ処理を施工。
ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。
国産最高級ベアリングを使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。
タイミングベルトへの負担を最小限に抑えます。
オリジナルのタイミングベルトテンショナーベアリングを使用する事により、エンジン回転も非常にスムーズになり、タイミングベルトへの負担も著しく軽減。
全ての問題を完全にクリアした、オリジナルのタイミングベルト テンショナーベアリングです。
メンテナンス&クリーニングアップ後のテンショナーにベアリングset.を組込み。
テンショナーのメンテナンスと、アップデートパーツを使用し諸問題を完全にリセットします。
画像左がカムシャフトオイルシールより漏れ出したオイルが付着したタイミングベルト。
画像右がニューパーツです。
タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車両でも3年 (3年で0kmの走行でも交換が必要)
また3年経過しなくても、前回の交換から2万キロ走行した場合です。
どちらか先に達した時点での交換が必要です。
ただし、今回のようなオイル漏れ等が発生している場合、早急な整備とタイミングベルトの交換が必要です。
タイミングベルトニューパーツの画像です。
私たちは、純正の新品であっても長期に在庫されていたタイミングベルトは使用しません。
また、低価格のOEMパーツも使用しません。
私たちは、パーツ管理が行き届いた純正のタイミングベルトのみ使用します。
全ての下準備が整ったエンジンにタイミングベルト及び構成パーツを組み込み。
動力性能と美しさを追求したメンテナンスを行います。
担当メカニックが気持ちを込めて丁寧に仕上げます。
お客様が見えない所に企業の責任があると私たちは考えます。
バルブタイミングのセットアップ工程へと進みます。
独自のノウハウを盛り込み、バルブタイミングを適正化します。
バルブタイミングを適正化すると、エンジンの特性を変えることが出来ます。
同一カム角であれば、バルタイを変化させても、バルブを開く時間は同じです。
その時間を、どのタイミングで作動させるかを適正化する訳です。
バルブタイミングの適正化でのメリットは、アイドリング領域と軽負荷領域でオーバーラップ量を小さくし、インテーク側の燃焼ガス吹き返しを減少させます。
これにより、アイドル域での回転数を安定させ、燃料消費率を向上させる。また、軽負荷領域ではエンジンの安定性を確保する。
中負荷領域では、オーバーラップ量を大きくし、燃焼温度を下げ、排出ガス中のNOxを低減させる。また、未燃焼ガスを再燃焼させ、HCも低減させる。
高負荷低中速回転領域では、吸気バルブの閉じるタイミングを早くし、低中速トルクを向上させる。
高負荷高速回転領域では、吸気バルブの閉じるタイミングを遅くし、最高出力を向上させる。
低温時は、オーバーラップ量を最小とし、吸気側への燃焼ガス吹き返しを防ぎます。これにより、燃料消費率を向上させながら、ファースト・アイドル回転数を安定させる。
エンジン始動時、およびエンジン停止時オーバーラップ量を最小とし、吸気側への燃焼ガス吹き返しを防ぎます。
これにより、始動性を向上させます。
各気筒毎に計算式を行い、バルブタイミングを適正化しフェラーリ 328本来のポテンシャルを余す事無く引き出します。
安易なセットでは、メリットよりデメリットばかりが大きくなり、エンジンにダメージを与えてしまったり、即エンジンブローへと直結します。
整備に伴い分解したバルブカバー。
更に単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。
エンジンと接する締結面の誤差を修正し、基本精度を回復させていきます。
バルブカバー メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
隅々までクリーンに仕上げました。
クリーンな状態から、エンジン側と接合する締結面を整え基本精度を回復。
1つ1つの精度を追求し、高精度なエンジンに仕上げます。
メンテナンス&クリーニングアップ済みのバルブカバー組み込み後の画像です。
組上げたパーツ同士の接続部分のアップ画像。
1つ1つのパーツ精度を追求することで、パーツ同士の締結部分に誤差は発生しません。
漏れ止め用のシール剤など塗布する必要がない精度に仕上げます。
本来そういう整備が基本と私たちは考えます。
精度と美しさの追求。ナカムラエンジニアリングの整備の特徴の1つでもあります。
タイミングベルト交換また、カムシャフトオイルシール交換に伴い分解したタイミングベルトカバー。
単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。
漏れ出していたオイルがタイミングベルトの駆動と同じ形状で随所に付着しています。
ニューパーツに付着しない様、クリーニングアップを行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
再使用パーツを独自のクオリティーで1つ1つクリーンに仕上げます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のタイミングベルトカバーを組み込みました。
分解したパーツを1つ1つメンテナンス&クリーニングアップすることで、エンジンが美しく仕上がってきましたね。
整備に伴い分解したエアコンコンプレッサーブラケット及び構成パーツ。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
ボルトまたブッシュ1個まで仕上げを行います。
画像左が装着されていたVベルトの画像です。
右がニューパーツです。
画像上の使用許容範囲を超えているVベルトは、心線が出てしまっています。
画像左が磨耗したVベルト。
右はニューパーツです。
Vベルトは定期交換パーツ。
V部分のラバーも減る為、接触面積が少なくなりスリップ率が高くなる為、確実な伝達能力が減少します。
【Vベルトの豆知識】
動力の伝達に摩擦力を使う(摩擦伝動)ベルトドライブ(回転型の動力伝達機構)の一種です。
ベルト断面は外周側が広く内周側が狭い台形(V字形状)をしているのが特徴。
主に、オルタネーター、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーの駆動に使用するのが一般的なVベルト。
摩擦伝動には平ベルトとVベルトがありますが、Vベルトはその形状による接触面積の大きさとくさび作用によって、同一幅の平ベルトよりも強い摩擦力を発生します。
そのため平ベルトよりすべりが少なく大きな伝達能力を発揮します。
ベルトのV字角は通常40°です。
ベルトの構造は まず幅広い上部に強靭な紐(心線)をゴムで固めた構造があり、その内周側(V字の下のほう)はプーリーでの曲げに対応する柔軟なゴム(下ゴム)。
ベルトの上下はゴムで固めた布でおおわれています。
近年ではVベルトより、更に接触面積の大きなリブベルトが一般的です。
メンテナンス済みのエアコンコンプレッサーブラケット及びニューパーツのVベルトを組み込みました。
私たちの行う整備は効率化を求めず、動力性能と美しさにこだわったメンテナンスをご提供します。
オイルレベルゲージユニオンボルトからのオイル漏れの整備へと進みます。
分解したオイルレベルゲージ及びユニオンボルト現状の画像です。
ユニオンボルト締結面のメンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
取り付けガスケットもニューパーツに交換していきます。
整備に伴い分解したプラグコード類、現状の画像です。
分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行っていきます。
ディストリビューターキャップ内部のメンテナンス&クリーニングアップも同時に行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のプラグコード類の画像です。
再使用パーツを綺麗に仕上げます。
ディストリビューターキャップ メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
再使用する分解パーツは、1つ1つメンテナンス&クリーニングアップを実施します。
美しさだけではなく、規定電圧が確実にスパークプラグに伝達出来るよう、分解パーツを1点1点メンテナンス。
きめ細やかなメンテナンスを随所に施します。
クリーニングアップ&メンテナンス後のプラグコード類を組込みました。
プラグコード1本でも、組上げる上での最終的な合わせこみを行い組み込みます。
私たちは機能性と美しさも追及します。
問われるのはリペア技能だけではないと思います。
メンテナンスに対するこだわり、テクニック、センスなど、すべての要素が高次元でなければなりません。
整備に伴い分解したKEジェトロニクス現状の画像です。
組み込み前にクリーニングアップを行っていきます。
クリーニングアップ後のKEジェトロニクスの画像です。
通常見えない裏側もスッキリクリーニングアップを行い、組み込みに備えます。
分解した再使用パーツを1つ1つクリーニングアップすることで、綺麗なエンジンに仕上がります。
ウォーターホースの交換工程へと進みます。
画像左が、劣化が促進しているウォーターホースです。
右がニューパーツ。
ウォーターホースの劣化とは。
ホースの素材にもよりますが、ホースの劣化は下記が代表的な要因になります。
外部因子作用による劣化
熱による劣化(熱酸化劣化)
光による劣化(光酸化劣化)
オゾンによる劣化
残留塩素による劣化
金属イオンによる劣化
溶剤膨潤による劣化
大きく分別しましたが、個々の劣化にはさまざまな要因があります。
このような知識も、トラブルシューティングを的確に行うには非常に重要なことですね。
ニューパーツの画像です。
1本でも内部劣化が発生している部位のホースは、他も同様に劣化しています。
その場合、セクション毎に同時に交換するのがお勧めです。
何度も同じ箇所で不具合が発生することを未然に防ぐ事が可能だからです。
1セクションのウォーターホースをリセットしていきます。
ホース交換に伴い分解したウォーターパイプ現状の画像です。
組み込み前に、メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
ホース取り付けのビート部分の水垢も細部まで除去しました。
スッキリ クリーンに仕上がりましたね。
クリーンな状態からニューパーツを装着し組上げます。
通常見えない箇所にひと手間かけた整備を行います。
組込み後の画像です。
クランプ角度の均一性にもこだわり丁寧に組上げます。
各部のクリアランスの見直しも図り組上げます。
地味な改良だと思われるでしょうが、こうした細部の追求の技術こそ確実なクオリティーを得るには必要不可欠な事なんです。
丹念に情熱を注ぎ込んで仕上げたエンジンの画像です。
普段は見えないところまで精度と美しさを追求したメンテナンスを行います。
各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
ナカムラエンジニアリングが行う通常の基本整備工程だからなんです。
常に質の高いサービスに努めています。
ブレーキオイルの交換へと進みます。
使用許容期限に近付いたブレーキオイルの画像です。
ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行っていきます。
リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップしました。
クリーンな状態からブレーキオイルの交換をしていきます。
ブレーキオイルを専用機器で交換していきます。
ブレーキオイルは、私たちが厳選したフェラーリ 328のブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。
ブレーキオイル。
ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。
サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。
ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。
そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。
これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。
ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、これだけでは無く色々な不具合を発生させます。
ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。
通常のストリートでの使用また、乗らなくても1年毎の交換が必要です。
新油はこのように透明なブレーキオイル。
ブレーキオイル交換と同時に周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。
気持ちよいものですね。
整備に伴い分解したタイヤハウス内部のプロテクター類。
ナカムラエンジニアリングでは、分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込んでいきます。
メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のタイヤハウス内部のプロテクター類の画像です。
分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったクリーニングアップを実施。
クリーンな状態で組み込みに備えます。
エンジンフロント側、メンテナンス済みのクリーンなフェンダープロテクター内部の状態。
ミッション側メンテナンス済みのクリーンなフェンダープロテクター内部の画像です。
問われるのは技能だけではないと思います。
知識、論理、トラブルシューティング、センスなど、メンテナンスという分野においてすべての要素を高次元で行う必要があると考えます。
メンテナンス&クリーニングアップ済みのフェンダープロテクターを装着していきます。
フロントフェンダー内部、整備以前の画像です。
サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行います。
定期的な、足回り&車両全体のトルク管理が必要です。
今回も、各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。
常にメンテナンスをご依頼頂いているフェラーリ 328。
毎回のクリーニングアップで非常に綺麗な状態を保っています。
今回もメンテナンス&クリーニングアップを行いコンディションを整えます。
同じくリヤフェンダー内部、整備以前の画像です。
メンテナンス&クリーニングアップ開始です。
メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
サスペンションシステム ステアリングシステムも、本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。
ダストや砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がよりリアルになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。
今回も、きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施しました。
同じくリヤフェンダー内部のメンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。
クリーニングアップ後のプロテクターカウルも基本装着位置を見直し組み込み。
メンテナンスで運動性能を、クリーニングアップで美しさを両立させます。
各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
ナカムラエンジニアリングが行う整備過程の1つだからです。
整備に伴い取外したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。
4輪全てクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。
ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了しました。
プロのレースチームでもホイールの磨きは重要な仕事の1つです。
タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェックします。
ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつなんです。
整備に伴い脱着したパーツ1つ1つを独自のクオリティーで仕上げます。
整備に伴い脱着したエンジンプロテクター現状の画像です。
ナカムラエンジニアリングでは、分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込んでいきます。
メンテナンス&クリーニングアップ後のエンジンプロテクターの画像です。
パーツの曲がりや、ゆがみも全て修正しました。
曲面は綺麗な弧を描くように、平面は真っ平らに仕上げます。
フェラーリ 328 車両底、フロア部分シャシー現状の画像です。
細部までクリーニングアップを行っていきます。
クリーニングアップ後の車両底、フロア部分シャシーの画像です。
クリーンな状態から各部のセットアップを行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。
クリーニングアップ済みのアンダーカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込みました。
基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。
運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。
各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
私たちが行う通常の整備過程の一貫だからです。
ナカムラエンジニアリングが行う整備の特徴の1つです。
全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ 328 GTB。
最終チェック&セットアップをエンジンアナライザーで行っていきます。
TipoF105C型エンジンの基本原理やマイクロプレックス構造を熟知したエンジニアがセットアップします。
また、独自のセットアップを施しフェラーリ 328 GTBのポテンシャルを余す事無く引き出します。
最終の詰めの作業。
このプロセスが重要なんです。
独自のセットアップも終了。
最終クリーニングアップ実施後のフェラーリ 328 GTBのエンジン&エンジンルーム。
1つ1つ独自のクオリティーで仕上げたパーツを組み込んだエンジンは、非常に綺麗ですね。
ご入庫時のエンジンと比べると、機能性は当然のこと、見た目にも非常に綺麗に仕上がりました。
ナカムラエンジニアリングでは、このような整備を行わせて頂いております。
各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。
私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。
これら全てのメンテナンスや精度の追求、またクリーニングアップやセットアップ工程は、ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでも有ります。
エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。
全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ 328 GTB。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影しています。
詳細な写真 603枚(DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。
いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。
コックピットに乗り込み、エンジンをかける。
ステアリングを握り、アクセルを踏む。
自分とクルマがひとつになり、自由になっていく。
クルマとは本来、自分を解放するものであり、自己表現であり、生き方そのものだと思う。
人生とクルマの本当の楽しみ方を知る大人のために…
私たちはすべての要素を高次元で考えます。
今後も、車両全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車両を向上させて頂ければと思います。