綺麗に磨き上げたエンジンルームにエンジンを搭載していきます。
組み込み時にエンジンを上に持ち上げなければなりません。
ここで使用するのが私たちが作ったフェラーリのエンジン搭載用のリフトです。
油圧シリンダーを使用し上に上がっていく仕組みです。
このリフトを作った経緯はエンジン搭載の時、エンジンルームや付属部品に干渉し傷付くことを防ぐためです。
リフト下側にはタイヤを付け自由にエンジンを動かしながら搭載していけます。
搭載後はトルクレンチを使用し全てのボルトやナットを規定トルクで締め付けます。
私たちがしきりに使うトルクレンチ。
やはり通常のレンチでは締め付けに個人差があり一定のトルクでの締め付けが不可能だからです。
締めすぎてもいけませんし緩すぎてもダメなんです。
それ以上に全てのボルトやナットが均一のトルクでしまっているというのが気持ちいい。
ボルト一本にまで私たちはこだわりを持っています。
また常に心掛けていることがあります。
メカニックの手とメカニックスーツです。
いつも綺麗な手と服でフェラーリと向かい合う。
一期一会のおもてなし。
私たちの信念です。