フェラーリフルインスペクションをご依頼頂いた328
その他のご用命はエンジンが走っていると吹き上がらなくなってしまう。
アイドリングしていると時々エンジンが止まってしまう。
走っているとドアの中から煙が出る。
などの修理をご依頼を頂きました。
①エンジンが走っていると吹き上がらなくなってしまう。
②アイドリングしていると時々エンジンが止まってしまう。
これはエンジン調整だけで全て直りました。
エンジンの修理や調整はそのエンジンの構造を深く知っているとすべてが理解できます。
ディストリビューターからオイル漏れしています。
しかしオイルシールが真新しい状態に見えます。
新しいオイルシールからかなりのオイル漏れが起こってしまっています。
部品が良くなかったのか?
組み立て方が良くなかったのか?
他にも色々なことが考えられます。
ディストリビューターから漏れたオイルが...
プラグコードの取り回しもよくありませんね。
フェラーリですから、、、
エンジン本体からもオイル漏れが見受けられます。
なかなかの量です。
イタリア車だから仕方がないと思われる方も多いのかな?
そんなことはありません。
しっかりと整備されたフェラーリはオイル漏れなどしないんです。
足回りのサスペンションブッシュ。
生産から30年経った328.
このような状態になるのが当然と言えば当然でしょう。
フェラーリ以外のメーカーでも同じこと、、いやもっと酷い事になっている場合があります。
ブレーキホース
フレームにあたってしまってますね。
エンジンをかけたり車を動かすと振動でこすれてしまい危険なんです。
これは328に適合したホースではないんです。
私たちは創業以来25年間色々なフェラーリを見させていただいてまいりました。
コンディションが良い個体も沢山あります...しかしそれ以上にコンディションに恵まれない個体も多いと思います。
1台のフェラーリを作りあげるまでには、数多くの職人が気持ちを込めて仕上げられた芸術作品なんです。
その職人が手塩にかけた一台を本来のポテンシャルで乗ってもらいたい、、そしてその良さを感じ取っていただきたい。
私たちはその思いで日々フェラーリと向き合っています。