50年以上前、多くの自動車に採用されていたドラムブレーキ、、、現在のディスクブレーキがない時代です。
フェラーリのフォーミュラ1にも採用されていました。
黄色の ○印のところを見てみるとブレーキの油圧シリンダーとブレーキシューとの間に隙間が、、、
これではブレーキの踏みしろが大きい訳です。
旧いイタリア車にはよくある事です。
流石とは思いますが気にはしません、、、当たり前なんです。
新しいブレーキシューと交換する前に、、、
短い部分を溶接で作ります。
油圧シリンダーとブレーキシューの間隔は0.5ミリにセットします。
50年以上も前のイタリア車、、、このようなブレーキ見たことがない、、、整備したことがない人も多いでしょうね、、、
黄色の ○印の中、、、
溶接した部分です。
しっかり塗装されています。同じ色とはいきませんが近い色で、、、
機能で言えば溶接加工だけで何ら問題ありません。
消耗部品なので減れば交換しますから。
ブレーキドラムとタイヤを付ければ全く分からない部分、、、
ささいなことですが、、、原点です。
整備、、、極めるにはまだまだです、、、だから面白い。