今から約15年くらい前のことです。
コンディションに恵まれない288gtoのレプリカボティーをまとった308に出会いました。
まだまだナカムラの名前が世に出ていない頃、、、の事です。
私たちの技術力を見てもらおう、、、当時そう考えた私たちはデモカーとして仕上げよう!
その思いから仕事が終わった夜間、、、連日連夜作り続けました。
308ベースにすでに328のエンジンが搭載されていました。
そのエンジンを当時の技術力でチューニングし吸気は8連スロットル、点火はダイレクトイグニション、
MOTECで制御したことを昨日のように覚えています。
室内はカーボンからダッシュパネルを作りあげ、MOTEC製のデターロガーの周りにはアナログメーター
をちりばめ。
ブレーキはタンデム化し前後の効きを調整できるように。
ボディーはフロアパネルから作り直しました。
仕上がった308を色んなイベントに持ち込みデモンストレーションしたり、、、
沢山のおもひでが詰まったフェラーリ。
時を経て今はアメリカのオーナーに大切にされヒルクライムレースを楽しんでもらえています。
私たちの原点、、、ナカムラは25年前ここから始まったのです。