ディーノ206gt エンジン再生(オーバーホール) 引き続きの作業です。
ディーノ206gt のエンジンは フェラーリ製 F2用エンジンとして開発されたエンジンなんです。
フェラーリ社で、エンジン開発のエンジニアとして エンツォの最愛の息子 アルフレード・フェラーリが設計した 65度V型6気筒DOHCエンジン
その時すでに病床についていたアルフレード。その病床にお見舞にいったエンツォ
病床でもまだ尚、 これからのF2エンジンは “お父さんV6だ” 。
12気筒でなければフェラーリではない 、と言い張るエンツォ、、
病室で そんな激論が交わされ生まれたのが この65度V型6気筒DOHCエンジンなんです。
F2用エンジンとして開発された ディーノ206 エンジンは随所に軽量化が施されています。
アルミ製のシリンダーブロックやマグネシウム製のヘッドカバー
ストリートでも使用できるよう F2用エンジンをディチューンしたエンジンが このディーノ206には搭載されています。
新しい部品が届きました。フェラーリ純正部品です。
アルフレードが設計したピストンです。
こちらはピストンが収まるスリーブ
しっかりとコーティングされています。
分解した古いピストンとは全く異なった形状、、これがアルフレードが設計した純正ピストンなんです。
コーティングをとり除いたピストンスリーブ、、フェラーリ純正部品です。
今回、内燃機関 そのすべてをフェラーリ純正部品で組み上げます。
アルフレードとエンツォの魂の入った このエンジン、
フェラーリ製エンジンを、フェラーリ社製エンジンとして組み上げる。
時空を超え蘇らせます。
この続きは次回 、Factory News で!