ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
今回、フェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ メンテナンス御依頼有り難う御座います。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ エンジンオイル&オイルフィルター及びミッションオイル交換 開始の為、リフトセクションへと…
リフトUP。
オイル交換作業においてもリフトを使用し丁寧で確実な作業を行います。
車両のオイルは、大きく分けて2種類に分別できます。
ひとつは、エンジンやミッション、デフなどの潤滑を目的としたオイル。
ふたつめは、ブレーキやクラッチ、F1マチック、パワーステアリングなどの油圧システムのオイル。
オイル交換の目安は、『性能が劣化したら…』と、言葉では簡単に言えますが、オーナーはオイル性能が劣化したという自覚症状を感じとることができないので難しいですね。
オイルの性能の劣化はゆっくりと進行するから分かりにくいものです。
オイルの性能は、普通に使用しているだけでも時間の経過とともに劣化してしまいます。
空気と触れることで酸化してしまうのが主な理由。
高温になるとより酸化しやすくなります。
劣化したオイルのまま使用を続けると、エンジンやミッションなどを壊すことになります。
ちなみにスーパーGTなどのレースチームは、予選と決勝レースの間にもオイル交換をするほどオイル管理には気を遣っています。
ボディープロテクターを装着。
エンジンオイル&オイルフィルター及びミッションオイル交換 開始です。
潤滑系のオイル交換の目安として、使用期間また、使用許容限度が設定されています。
使用期間また、使用許容限度を1度でも超えたオイルは、本来の性能を発揮できずメカニカルを痛めてしまいます。
また、車両ポテンシャルに十二分に対応できるオイルをチョイスするノウハウも重要です。
私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車両のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用し、より一層車両をベストなコンディションへと導きます。
オイルの管理は非常に大切なポイントですね。
私たちが厳選したフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサに推奨するエンジンオイルを使用します。
ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。
一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。
クリーンな状態から規定トルクでロックします。
オイルフィルターの交換。
オイルフィルターを取外し、フィルター取り付けフランジ内部のクリーニングアップを行います。
クリーニングアップ後の画像です。
スッキリ気持ちよいものですね。
クリーンな状態からオイルフィルターを規定トルクで組み付けていきます。
ミッションオイルの交換。
エンジンオイルの交換はオーナーが1番気にし交換されますが、ミッションオイルも忘れてはいけない油脂類の1つ。
ギヤーの焼き付きを避け、またシフトフィーリングまでよくなるミッションオイル。
シフト操作をするとミッション内部で、大きなギヤーが噛み合ったり外れたりしますよね。
ギヤーオイルには、潤滑 冷却 防錆 応力分散の4つの作用が求められます。
エンジンオイルでは、これに加えて密閉作用や洗浄作用が要求されますが、ギヤーオイルの場合、この効果はほとんど必要が無いでしょう。
それよりも重視されるのが応力分散作用ですね。 この作用がしっかりと発揮できるミッションオイルを使用しないと、ギヤーの焼き付きなどのダメージに繋がったり、シフトフィールの悪化に直結します。
私たちが厳選した、フェラーリ ケーニッヒ テスタロッサに推奨するミッションオイルを使用します。
ドレンボルトに付着している金属粉。
金属粉等放置すると研磨剤と同様の影響を及ぼします。
ミッション損傷の原因になる為、その除去は重要です。
ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。
一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。
クリーンな状態から規定トルクでロックします。
周辺部分も同時にクリーニングアップ。
ナカムラエンジニアリングでは、このような整備を行わせて頂いております。
エンジンオイル&オイルフィルター及びミッションオイル交換 終了のフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全てのメンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影しています。
詳細な写真 77枚 (CD-R 1枚に落としてあります)を、車両と一緒にお渡し致します。
今回、メンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。