株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ348コンペティツィオーネ マイスターチェック・車高調整・スタビライザーブッシュ交換・エンジンマウント交換 修理・フルアライメント調整

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

s-DSC09469

ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

いつもフェラーリ 348 Competizione メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 348 Competizioneを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

s-DSC01030

フェラーリ 348 Competizione チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

s-DSC01035

ボデープロテクターの装着。

チェック開始です。

s-DSC01095

チェック開始です。

 

Ferrari純正車輌診断テスター SD2を、フェラーリ 348 Competizione コントロールユニットに接続。

車両側、ECUと交信開始です。

s-DSC01093

Errorコードのみのチェックではなく、各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD2で出来うる全てのエレクトロニクス関連をチェック。

 

データを下に、現状の車両の状態を詳細に解析します。

s-DSC01099

ただ、Ferrari 純正 車両診断テスター SD2が車両全てを網羅している訳ではありません。

SD2でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。

s-DSC01061

Ferrari 純正 車両診断テスターSD2で取得した各部のデータ。

現状のフェラーリ 348 Competizione 車両全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルの作動また、セット状況。

各部のデータを取得。

最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。

 

現状の電子制御部位データを全て詳細に把握、解析します。

s-DSC01057

私たちは、SD2で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。

データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、エンジンアナライザー等、専用機器を使用し単体点検を実施していきます。

 

更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。

s-DSC01077

エレクトロニクス関連ポイント。

大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。

 

1 入力: 電子的・機械的なセンサー(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。

2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。

3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号を車輌システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。

 

この3項目から更に分別し、独自のチェックを項目別に実施していきます。

s-DSC01039

Tipo 119Hのメカニカルチェック。

s-DSC01043

348コンペツォーネのパワーユニットは、GTBと同じTipo 119Hユニットがそのまま搭載されています。

後期モデルのGTBのパワーユニットは、強化バルブスプリングや高圧縮 エキゾースト系の取り回しの変更で最大出力320PS/33.06kg·m。

s-DSC01045

90度V8 DOHC 4バルブユニットは、ボア85mm×ストローク75mm、3,405ccまでスープアップし最大出力320PS/7,200rpm、最大トルク33.06kg·m/5000rpm。

s-DSC01046

エンジンマネージメントシステムは、モトロニックM2.7で制御。

348コンペツォーネでは、モトロニックのプロテクターはカーボン製。

s-DSC01050

Tipo 119H型パワーユニット、モトロニックM2.7の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

s-DSC01084

348コンペツォーネは、GTカテゴリーレースに参戦するためのホモロゲーションモデル。

随所にコンペティションバージョンに必要な項目を盛り込んだモデルです。

 

あくまで、競技段階で有利なパーツへと換装できるような、基本スペックを持ち合わせた348コンペツォーネ。

s-DSC01087

フロント、リヤブレーキには、専用のブレーキ冷却用ダクトが装備されたフロアーカウルが純正装着されています。

s-DSC01170

s-DSC01186

専用カウル現状の画像です。

各所に折損が見られる専用カウル。

 

全て現品修復可能と判断。

メンテナンスメニューでご提案させて頂きます。

s-DSC01077

フェラーリ 348Competizione 車両全体の詳細なチェックを行います。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

フェラーリ 348Competizioneの傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車両より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

s-DSC01158

フェラーリ 348Competizione メカニカルチェック。

s-DSC01190

s-DSC01136

車両はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車両として構築されています。

s-DSC01165

s-DSC01152

車両毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも有ります。

 

これまで車両がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法で整備&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所の修理だけではなく、車両のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

 

車両のコンディションは千差万別です。

今回も、1から独自の思想、理念また目線で的確なチェックを行います。

s-DSC01145

前回オイル漏れの整備を行ったエンジン。

オイル滲みもなく良いコンディションが保たれています。

s-DSC01165

s-DSC01166

ブレーキクーリングダクト現状の画像。

s-DSC01131

スタビライザーブッシュが使用許容範囲を超過している状態。

s-DSC01219

エンジン冷却水が漏れロアアームに付着している現状。

 

このままでは、走行中やアイドリング中に突発的なオーバーヒートを引き起こしパワーユニットに致命的な2次的ダメージを与えてしまいます。

また、エンジン冷却水の主成分は、エチレングリコールという化合物と水で構成されています。

漏れたエンジン冷却水は、ペイントを侵食する作用を持ち合わせています。

 

早期の確実なリペアで、致命的な2次的ダメージを防ぐ事が可能です。

s-DSC01158

最低でも1年に1度の的確な定期点検で、各部のコンディションのチェックを行う事が大切ですね。

そうする事で車両の状態を把握でき、コンディションを整える事が可能です。

 

非常に重要なことですね。

s-DSC01157

車両全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車両を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

全てのチェックが終了したフェラーリ 348 Competizione。

 

確実に現状の車両の状態を把握し切らせて頂きました。

現状の車両の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

s-DSC04607

フェラーリ 348 Competizione 整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

s-DSC04686

リフトUP。

s-DSC04714

ボディープロテクターの装着。

整備&メンテナンス開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC04767

s-DSC04764

フロント、リヤのサスペンションシステムから整備工程を行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC04816

フロントスタビライザーブッシュから整備工程を進めます。

s-DSC04824

s-DSC04820

現状の画像です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC04922

フロントスタビライザーブッシュ分解後現状の画像です。

s-DSC04923

ブッシュ交換に伴い再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05087

メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

s-DSC05090

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自のクオリティーでメンテナンスを施し、機能性また美しさを回復させます。

s-DSC05092

s-DSC05095

全ての構成パーツをスッキリクリーンな状態に仕上げ、ブッシュを組み込みます。

 

再使用パーツは、ごく一般的なメッキ クロメート処理、いわゆるユニクロ処理が行われています。

以前は六価クロムが主流でしたが、発がん性物質を含む為、現在の主流は三価クロムへ。

六価クロムと三価クロムでは処理方法が異なります。

また、三価クロムメッキと三価クロメートも、全く異なるメッキ方法です。

 

色々と違いが有りますが、個々の素材や処理方法で1番適切なメンテナンスやクリーニングアップを行っています。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05043

装着されていたサスペンションブッシュの画像。

ノーマルのブッシュはラバー製。

 

ブッシュが許容範囲外に劣化するとロール時に車両を押え込む機能がなくなり適切にロールを押さえ込めなくなります。

サスペンションなどを高性能なパーツに交換しても、この様な個所の動きを的確に押さえ込まなければ高性能サスペンションの能力を引き出す事が出来ません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05053

今回交換する348チャレンジ用スタビライザーブッシュの画像です。

348チャレンジのブッシュは、ジュラコン製。
 

ジュラコン製ブッシュに交換する事で、走行中のサスペンションの動きを適正に制御させます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05178

フロント スタビライザーブッシュ交換後の画像です。

s-DSC05181

s-DSC05182

1つ1つの再使用パーツをボルト1本に至るまでメンテナンス&クリーニングアップ。

機能性と美しさを両立させるメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC04813

リヤスタビライザーブッシュの整備工程へと。

s-DSC04814

現状の画像です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC04933

リヤスタビライザーブッシュ分解後現状の画像です。

s-DSC04935

フロント同様に、リヤブッシュ交換に伴う再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05103

リヤスタビライザー再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

s-DSC05104

s-DSC05106

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自のクオリティーでメンテナンスを施し、機能性また美しさを回復させます。

s-DSC05109

全ての再使用パーツをスッキリクリーンな状態に仕上げ、ブッシュを組み込みます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05062

装着されていたサスペンションブッシュの画像。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05071

交換する348チャレンジ用スタビライザーブッシュの画像です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05195

リヤ スタビライザーブッシュ交換後の画像です。

s-DSC05200

1つ1つのパーツに徹底したメンテナンスを行い、機能性また美しさも追求します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05218

s-DSC05220

エンジンマウント交換工程へと。

現状の画像です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05294

車両から取外したエンジンマウント。

 

画像左が使用許容範囲を超過したエンジンマウント。

画像右がニューパーツ。

s-DSC05297

左右で比較してみると、左の劣化しているマウントが1.5cm落ち込んでいる状態。

この状態ではエンジンの振動が車両の基本骨格であるフレームに直接入力しダメージを与えます。

 

エンジンの機関内部では、部品が回転する事でさまざまな振動が発生します。

その為、こうした機関とフレームとの間にショックアブソーバーのような働きをするマウントを設け、車両に振動が直接伝わりダメージを与えない働きをするのがマウントの役割です。

 

その役割は重要です。

的確な定期チェックで車両のコンディションを整える事が重要です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05268

エンジン側マウント装着部分、現状の画像です。

s-DSC05271

クリーニングアップを行い装着部分のメンテナンスを行っていきます。

 

エンジンは、熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。

数年経過すると装着面の誤差も発生してきます。

その誤差を修正し、基本精度を回復させます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05332

メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

接合する接地面を綿密に整え精度を回復させます。

 

全ての過程において、本来のポテンシャルを発揮させるメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05308

整備に伴い分解したエンジンマウントブラケット。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

分解したパーツを1点1点メンテナンスを行い組み込みます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05322

メンテナンス&クリーニングアップ後のエンジンマウントブラケットの画像です。
 

通常見えない分解パーツも、細部までクリーニングアップを実施。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05234

整備に伴い分解したボルト&ナット現状の画像。

ボルト&ナット1つに至っても全てメンテナンス&クリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05248

ボルト&ナットのメンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

私たちは、整備に伴い取外したボルト&ナットを全てメンテナンス&クリーニングアップし組み込みます。

 

汚れたままでは気持ちも悪いですし、確実な規定トルクでの締め付けを行うことができません。

見えない箇所に全てひと手間をかけたメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05341

エンジンマウント R/H L/H 交換完了の画像です。

s-DSC05343

s-DSC05350

1つ1つメンテナンス&クリーニングアップを行ったパーツを組み込み。

マウントの機能性、また美しさも回復させるメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC04686

油脂類の交換を行っていきます。

 

一言で油脂類と言っても、車両は色々な油脂で潤滑や油圧の発生による作動が常に行われています。

エンジンオイル・ミッションオイル・F1マチックオイル・ブレーキオイル・クラッチオイル・パワーステアリングオイル・エンジン冷却水など。

代表的なエンジンオイルだけでは無く他のオイルも、使用期間また使用許容限度での交換が必要です。

 

オイルメーカー各社、色々なオイルのラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有ります。

私たちは、車両のモデル・使用する部位・車両の使用用途など考慮し、厳選した油脂を選択し使用します。

 

メーカー指定純正オイルが1番無難と言えば無難ですが、全てのモデルに1番適切なオイルかと言えば疑問です。

生産ラインで使用されるオイルは、メーカー指定純正オイルでは無く、初期馴染みなどなどを考慮した、一般には流通しない特殊な高性能オイルです。

決してメーカー指定純正オイルでは無いんです。

 

私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車輌のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用します。

これにより、より一層車両をベストなコンディションへと導きます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05370

エンジンオイルの交換。

 

オイルの劣化度は、目で見る 触るなど簡単な方法で判断しにくいものです。

真っ黒になったオイルや、異臭 変色している物は別ですが…

 

通常、使用期間や走行距離で判断します。

各オイル類には全て食品と同じ様に賞味期限が有ります。

賞味期限切れでは本来の性能を発揮できず車輌を痛めてしまいます。

劣化の発生は、外気による酸化、メカニカル圧力によるオイル分子のせんだん、熱、ブローバイガス内のフューエルの混入で劣化していくのが一般的です。

 

エンジンオイルは、ベースオイルで色々と分類されます。

鉱物油

部分合成油

化学合成油

PAO

エステル

植物油

規格で分けると…

API規格

ILSAC規格

SAE規格

ACEA規格

JASO規格

粘度による分類では…

SAE粘度

HTHS粘度

エンジンオイルでは、潤滑 冷却 防錆 応力分散 密閉作用 洗浄作用の6つの作用が求められます。

 

私たちが厳選した、フェラーリ 348 Competizioneのエンジンに推奨するエンジンオイルを使用します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05371

ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。

一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。

 

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05395

オイルフィルター交換に伴う、フランジ内部のクリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05407

フランジ内部クリーニングアップ後の画像です。

クリーンな状態からオイルフィルターを規定トルクで組み付けていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05419

エンジン冷却水の交換。

私たちが厳選したフェラーリ 348 Competizioneに推奨するエンジン冷却水を使用します。

 

エンジン冷却水は、エンジンオイルと同様、重要な役割を果たす液体です。

主成分はエチレングリコールという化合物と水で構成されています。

高温なエンジンを常に冷却する役割を果たしています。

また、ラジエーターやエンジンブロックで使用される構成パーツに錆が発生しない様にする役目や、消泡性能などなど…もかね合わせています。

エンジン稼動時には、常に高温にさらされる為、エンジン冷却水も劣化します。

エンジン冷却水には、さまざまな化合物が含まれています。

 

エンジンオイル同様に長期使用せず、1年に1回、酷使されたエンジン冷却水を交換することにより、本来の性能を発揮させ、エンジンを守ります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05421

1度締め付けられたドレンプラグの再使用はしません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05495

ブレーキオイルの交換。

s-DSC05501

使用許容期限に近付いたブレーキオイルの画像です。

ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05516

リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップ。

クリーンな状態からブレーキオイルを交換していきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05515

ブレーキオイルを専用機器で交換。

ブレーキオイルに至っても、私たちが厳選したフェラーリ 348 Competizioneのブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。

 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換が必須。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05520

各部のオイル交換と同時に周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。

 

他の油脂類も多々存在しますが、全てのメンテナンスをご依頼頂いているフェラーリ 348 Competizione。

全てデータ管理をさせて頂いています。

他の油脂類は前回のチェック時に交換していますので今回交換の必要はありません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC01119

サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

 

定期的な、足回り&車輌全体のトルク管理が必要です。

今回も、各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。

s-DSC01122

s-DSC01130

s-DSC01131

s-DSC01127

s-DSC01136

全てを管理させて頂いている車両。

毎回のクリーニングアップで非常に綺麗な状態を保っています。

 

今回もメンテナンス&クリーニングアップを行いコンディションを整えます。

s-DSC01101

同じくリヤセクション。

s-DSC01103

s-DSC01104

s-DSC01105

s-DSC01102

s-DSC01107

s-DSC01117

今回もメンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05619

メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

サスペンションシステム ステアリングシステムも、本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。

s-DSC05620

s-DSC05621

s-DSC05623

s-DSC05622

s-DSC05626

s-DSC05624

s-DSC05630

ダストや砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がよりリアルになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

今回も、きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施しました。

s-DSC05631

同じくリヤサスペンションシステム。

s-DSC05632

s-DSC05633

s-DSC05635

s-DSC05636

s-DSC05634

s-DSC05637

s-DSC05641

メンテナンスで運動性能を、クリーニングアップで美しさを両立させます。

リペアからメンテナンス、クリーニングアップに至るまで、常に独自のクオリティーで管理し、コンディションを保ち、また向上もさせます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05125

s-DSC05126

車高調整。

クリーンな状態からショツクアブソーバーを分解。

 

レバー比を計算し調整幅を決定します。

スプリングのプリロードが効いた状態や、汚れた状態での調整は、ねじ山の破損やオイル漏れ等のトラブルに繋がります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05729

整備に伴い分解したフェンダーライナー。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

分解したパーツを1点1点メンテナンスを行い組み込みます。

s-DSC05731

s-DSC05735

s-DSC05740

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05777

メンテナンス&クリーニングアップ後のフェンダーライナーの画像です。

s-DSC05783

s-DSC05770

s-DSC05772

通常見えない分解パーツも、細部までクリーニングアップを実施。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05822

クリーニングアップ後のフェンダーライナーまた、調整済みのショックアブソーバーを組み込み後の画像です。

s-DSC05823

s-DSC05824

s-DSC05825

s-DSC05827

s-DSC05826

s-DSC05828

同じくリヤセクション。

s-DSC05831

s-DSC05832

s-DSC05835

s-DSC05837

s-DSC05833

各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

これら一連の作業過程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つでもあります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05743

整備に伴い取外したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

s-DSC05746

s-DSC05748

4輪全てクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05788

ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

s-DSC05791

プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつ。

s-DSC05792

クリーニングアップ&メンテナンス終了のホイール。

組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05795

クリーニングアップ後の車両底、フロア部分シャシーの画像です。

s-DSC05808

クリーンな状態から各部のセットアップを行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。

s-DSC05806

運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05799

クリーニングアップ済みのカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込み。

s-DSC05814

基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05917

細部までクリーンな状態からコーナーウエイトレシオ&フルアライメントの測定&セットアップを行っていきます。

s-DSC05916

コーナーウエイトレシオの測定及びセットアップ。

s-DSC05918

コーナーウェイトゲージとは、タイヤ毎に測れる車重計のことです。

個々のタイヤにかかる重量を車高調整などで変え、左右バランスを整えます。

s-DSC05919

4輪アライメント調整の前に、コーナーウェイト測定&セットアップを行います。

 

荷重移動がスムーズになり、サスペンションの性能がフルに発揮できます。

又、コーナーウェイトを合計し、(車両重量として軽量化計画を立てたり)パワーチェックを同時に行い、パワーウェイトレシオ・トルクウェイトレシオを計算する事も出来ます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC05989

フルアライメントの測定&セットアップ。

s-DSC05911

埃一つないクリーンな状態。

アライメントをセットできるポイントは多々存在します。

完璧にクリーンな状態からでなければ、確実なセットアップが行えません。

 

全てにおいて完璧を追求し続けます。

s-DSC06041

サスペンションシステムの変更、リペア&メンテナンスまた何らかのセットを変更した場合、フルアライメントの測定&セットアップは必要不可欠な作業。

 

また、変更点が無くてもアライメントは変化してしまいます。

定期的な測定&セットアップが好ましいポイントです。

s-DSC06035

アライメントのポイントは、サスペンションシステムや、タイヤのキャラクターをどれだけ活かせるかが最重要ポイント。

ですので、基本アライメントは存在するものの、正解は1つではありません。

 

車両の仕様はもちろん、使用用途やドライビングテクニックによっても、最適なアライメントにセットします。

s-DSC06037

1台1台オーダーメイドのアライメントにセットアップします。

 

タイヤの銘柄、純正でもサスペンションのプリロードの違い、またサスペンションシステムを変更している場合はバンプ、リバンプ、ストロークスピード等々数限りなく違いがあります。

蓄積した膨大なデータで、オーダーメイドのセットアップを行います。

 

その結果、乗りやすい=リスクを回避できる=積極的にアクセルを踏んでいけドライビングに集中できる。

この法則が大切ですね。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06061

全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ 348 Competizione。

最終チェック&セットアップを行っていきます。

 

Ferrari 純正テスターSD2で、パワーユニットの整備&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。

まず、以前の車両セットをセットダウン。

続いて整備&メンテナンス後の車両に合わせセットアップします。

 

この工程が仕上がりを大きく左右します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06057

最終セットアップ。

 

Ferrari 純正車両診断テスター SD2で、フェラーリ 348 Competizioneの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。

独自の味付けを行い、フェラーリ 348 Competizioneのポテンシャルを余す事無く引き出します。

メカニカル面も、的確な最終チェックまた、独自の味付けを行います。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06066

独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のフェラーリ 348 Competizioneのエンジン&エンジンルーム。

s-DSC06068

s-DSC06070

s-DSC06072

s-DSC06077

分解時、各パーツを単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を回復。

s-DSC06081

s-DSC06078

各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

これら全てのメンテナンスや精度の追求、またクリーニングアップやセットアップ工程は、ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでも有ります。

s-DSC06087

エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

s-DSC06089

s-DSC06094

s-DSC06097

s-DSC06110

s-DSC06050

全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ 348 Competizione。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 464枚 (DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。

いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

s-DSC06083

コックピットに乗り込み、エンジンをかける。

ステアリングを握り、アクセルを踏む。

自分とクルマがひとつになり、自由になっていく。

クルマとは本来、自分を解放するものであり、自己表現であり、生き方そのものだと思う。

人生とクルマの本当の楽しみ方を知る大人のために…

 

私たちはすべての要素を高次元で考えます。

今後も、車両全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車両を向上させて頂ければと思います。

CONTACT US

お問い合わせ

ご相談・お見積もりなどお気軽にご連絡ください。
24時間365日体制にてお電話でも受付対応しております。
TEL: 0743-54-6400

お問い合わせフォーム