株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ458イタリア ブレーキキャリパー カスタム

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
 

今回、フェラーリ 458 イタリア メンテナンス御依頼有り難う御座います。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

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作業開始準備の為、クリーンなリフトセクションへと...

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油脂類の交換工程から作業開始です。

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車両のオイルは、大きく分けて2種類に分別できます。

ひとつは、エンジンやミッション、デフなどの潤滑を目的としたオイル。

ふたつめは、ブレーキやクラッチ、F1マチック、パワーステアリングなどの油圧システムのオイル。
 

オイル交換の目安は、『性能が劣化したら…』と、言葉では簡単に言えますが、オーナーはオイル性能が劣化したという自覚症状を感じとることができないので難しいですね。

オイルの性能の劣化はゆっくりと進行するから分かりにくいものです。
 

オイルの性能は、普通に使用しているだけでも時間の経過とともに劣化してしまいます。

空気と触れることで酸化してしまうのが主な理由。

高温になるとより酸化しやすくなります。

 
劣化したオイルのまま使用を続けると、エンジンやミッションなどを壊すことになります。

ちなみにスーパーGTなどのレースチームは、予選と決勝レースの間にもオイル交換をするほどオイル管理には気を遣っています。

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潤滑系のオイル交換の目安として、使用期間また、使用許容限度が設定されています。
 

使用期間また、使用許容限度を1度でも超えたオイルは、本来の性能を発揮できずメカニカルを痛めてしまいます。

また、車両ポテンシャルに十二分に対応できるオイルをチョイスするノウハウも重要です。

私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車輌のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用し、より一層車両をベストなコンディションへと導きます。

オイルの管理は非常に大切なポイントですね。

 
使用するオイルは、私たちが厳選したフェラーリ 458イタリアに推奨するエンジンオイルを使用します。

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ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。

1度締め付けられたガスケットの再使用は行いません。

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オイルフィルターの交換。
 

オーナーが大切にされている車両。

車両への乗り降りからメンテナンスに至るまで、細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。

 
オイルフィルターを握っているエンジニアの手。

手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。

爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすれば、オーナーは不安もいだかれる事でしょう。

 
私たちのサービスはそこから始まります。

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【オイルフィルターの豆知識】

 

エンジンオイルにはエンジン内部を清浄に保つ為にオイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。

オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。

特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼしてエンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

オイルフィルターのろ過能力は上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為にその性能はある一定のところで抑えられています。

その為オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。

また、オイルフィルターの能力が低下し目詰まりを起こした場合を想定してバイパス機構を備えています。

フィルターが目詰まりしてエンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。

ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。

 

1つ1つのパーツや組込みには全に裏付ける意味があるんです。

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フィルターカートリッジを入念にクリーニングアップ。

新しいオイルフィルターをクリーンなカートリッジに組込みエンジンへと装着。

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ミッションオイルの交換。

 
エンジンオイルの交換はオーナーが1番気にし交換されますが、ミッションオイルも忘れてはいけない油脂類の1つ。

ギヤーの焼き付きを避け、またシフトフィーリングまでよくなるミッションオイル。

シフト操作をするとミッション内部で、大きなギヤーが噛み合ったり外れたりしますよね。

ギヤーオイルには、潤滑 冷却 防錆 応力分散の4つの作用が求められます。

エンジンオイルでは、これに加えて密閉作用や洗浄作用が要求されますが、ギヤーオイルの場合、この効果はほとんど必要が無いでしょう。

それよりも重視されるのが応力分散作用ですね。 この作用がしっかりと発揮できるミッションオイルを使用しないと、ギヤーの焼き付きなどのダメージに繋がったり、シフトフィールの悪化に直結します。

 
使用するオイルは、私たちが厳選したフェラーリ 458イタリアに推奨するミッションオイルを使用します。

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ブレーキオイルの交換工程へと。

隠れた個所はいい加減な作業がなされていますね。

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劣化し切ったブレーキオイルの状態。

 

リザーバタンク内部には、大気中の水分を吸って加水した浮遊物も貯まっています。

この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。

 
ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行っていきます。

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リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップしました。

クリーンな状態からブレーキオイルの交換をしていきます。

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ブレーキオイルに至っても、私たちが厳選したフェラーリ 458 イタリアのブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。
 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、これだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また乗らなくても1年毎の交換が必要です。

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新油はこのように透明なブレーキオイル。

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全てのオイル交換と同時に、周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。

気持ちよいものですね。

 

この一連の工程が、ナカムラエンジニアリングが行うオイル交換の流れです。

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フロントフェンダー内部の画像です。

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サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

同時に締め付けトルクのチェックも行います。

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また、同時に分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々までクリーニングアップを行っていきます。

雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

 
中々オーナーが磨けない部分ですね。

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同じくリヤフェンダー内部の画像です。

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メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のフロントフェンダー内部の画像です。

サスペンションシステム ステアリングシステムも、本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。

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ダストや砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がよりリアルになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施しました。

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リヤフェンダー内部のメンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

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メンテナンスで運動性能を、クリーニングアップで美しさを両立させます。

各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

 
ナカムラエンジニアリングが行う整備過程の1つだからです。

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整備に伴い取外したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

4輪全てクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了しました。

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プロのレースチームでもホイールの磨きは重要な仕事の1つです。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェックします。

 
ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつなんです。

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整備に伴い脱着したパーツ1つ1つを独自のクオリティーで仕上げます。

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クリーンな状態からフロント / リヤのブレーキキャリパーを車両より分解。

現状のフロントブレーキキャリパーの画像です。

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同じくクリーンな状態からリヤブレーキキャリパーを分解。

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キャリパーカラーを変更していきます。

同時にFerrari及び、bremboの細かなロゴのカラーも変更します。

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ホイールに至ってもクリーンな状態からカラーを変更していきます。

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カラー変更後のフロント ブレーキディスクキャリパー。

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同じくリヤ ブレーキディスクキャリパー。

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キャリパー本体をロッソコルサに。

Ferrariのロゴをビアンコに。

bremboの細かなロゴのカラーはジャッロ モデナへと忠実に変更。

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キャリパー内部の細かな部分も焼き付け塗装を施しています。

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ホイールはソリッドのブラックへと変更。

 

高品質で、付加価値と信頼性の高い、カラー変更を提供させて頂きます。

どのような形状のパーツに対しても、これまでの蓄積されたデータベースから、最適な成形・加工方法を選択し、ご満足頂けるカラー配分のご提案もさせて頂きます。

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カラー変更後のフロント / リヤ ブレーキディスクキャリパーを車両に組み込み。

 

組み込みには、トルクレンチを使用し取り付けボルトを最終ロックします。

トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。
 

通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。

私たちは規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込みます。
 

全てを規定トルクにそろえる。

とても重要なことなんです。

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組み込み完了のフロント / リヤ ブレーキキャリパーの画像です。

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整備に伴い分解したアンダーカウル 現状の画像です。

ナカムラエンジニアリングでは、分解したパーツを1点1点メンテナンス、またクリーニングアップを行い組み込んでいきます。

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メンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のアンダーカウルの画像です。

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分解パーツは、1つ1つ細部までこだわったメンテナンス&クリーニングアップを実施しました。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

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フェラーリ 458 イタリア 車両底、フロア部分シャシー クリーニングアップ及びメンテナンス後の画像です。

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クリーンな状態から各部のセットアップを行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。

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運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

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ソリッドのブラックへとカラー変更後のホイールを車両へと組み込んでいきます。

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組み込み後のフロント / リヤ の画像です。

カラー変更後のブレーキディスクキャリパーが非常に目を引きます。

 

カラーコントラストが際立つ足回りに変貌しましたね。

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クリーニングアップ済みのアンダーカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込みました。

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基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

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各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちが行う通常の整備過程の一貫だからです。
 

ナカムラエンジニアリングが行う整備の特徴の1つです。

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全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ 458 イタリア。
 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全ての整備&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。
 

詳細な写真 187枚(CD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容を分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。

今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。
 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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