株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリF355 車検整備・タイミングベルト交換・エンジンオイル漏れ修理・内装部品修理・ナンバーステー製作 整備

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

s-DSC01554

ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

いつもフェラーリ F355 メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ F355を積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

s-DSC06132

フェラーリ F355 チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

s-DSC06140

チェック開始です。

 

Ferrari純正車輌診断テスター SD2を、フェラーリ F355 コントロールユニットに接続。

ECUと交信開始です。

s-DSC06144

Errorコードのみのチェックではなく、各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD2で出来うる全てのエレクトロニクス関連をチェック。

現状の車輌の状態を詳細に把握します。

s-DSC06142

ただ、コントロールメインユニットが車輌全てを網羅している訳ではありません。

SD2でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。

s-DSC06155

ボデープロテクターの装着。

 

Ferrari純正 車両診断テスターSD2で取得した各部のデータ。

現状のF355 車輌全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルの作動また、セット状況。

各部のデータを取得。

最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。

 

現状の電子制御部位データを全て詳細に把握します。

s-DSC06156

SD2で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。

データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、専用機器を使用し単体点検を実施。

 

更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。

s-DSC06164

エレクトロニクス関連ポイント。

大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。

 

1 入力: 電子的・機械的なセンサー(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。

2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。

3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号を車輌システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。

 

この3項目から更に分別し、独自の項目別にチェックします。

s-DSC06159

Tipo F129Bのメカニカルチェック。

s-DSC06163

F355の パワーユニットは、90度 V8 DOHC 5バルブ。

348tb/tsのF119G型 TB/GTS用のF119H型をベースに開発されたF129B型。

F119Hからストローク量を2mm延長して、排気量を3.5リッターへとアップしたF129B型パワーユニット。

他にもさまざまな進化を遂げているTipo F129B型パワーユニット。

 

代表的なのは5バルブ化。

IN側に3本 OUT側に2本のバルブを配し、ピストンはマーレー社のショートスカートの鍛造アルミニウム コンロッドはチタン製。

また、R/H L/Hバンクが独立するタイミングベルトでカムシャフトを駆動させます。

更なる高回転型パワーユニットへと進むフェラーリのプロジェクトが垣間見られます。

 

ブロックとヘッドは、鍛造アルミニウム製パーツで構成されている心臓部。

s-DSC06161

最高出力は、380PS / 8,200rpm、最大トルク36.7kg·m/5,800rpmを搾り出します。

高回転型で、フェラーリ最高の官能的なエキゾーストノートを奏でるF129B。

s-DSC06158

F129B型パワーユニットのメカニカルまた、モトロニックM2.7 / 5.2 の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

s-DSC06203

車輌全体の詳細なチェックを行います。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

F355 各モデル毎の傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車輌のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

s-DSC06204

近年の車輌は、エアロダイナミクスが非常に進んでいます。

 

たとえば、車輌下部のアンダーカウル。

ベンチュリートンネルにダウンフォースの多くを獲得するグランドエフェクト・カーとして設計され、エアロダイナミクスをさらに追求。

ベルヌーイの定理により、ベンチュリーの流速が速くなり空気圧が大きく下がり、下向きの揚力を発生させるダウンフォースを作り出します。

s-DSC06206

車輌下部全面にアンダーカウルが装備されています。

ダウンフォースを得る反面、オイル漏れ等発生しても中々オーナーには判りづらい部分です。

s-DSC06175

s-DSC06191

車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車輌として構築されています。

s-DSC06217

車輌毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。

 

車輌の使用状況や用途、保管状態で車輌のコンディションは千差万別です。

また、これまで車輌がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所のリペアだけではなく、車輌のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

 

色々な状況でリペア、メンテナンスポイントが違ってきます。

状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。

 

今回も、1から独自の思想また目線で、的確なチェックを行います。

s-DSC06162

タイミングベルト。

 

タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。

(たとえば3年で0kmの走行でも交換が必須です。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換が必須です。)

s-DSC06224

s-DSC06227

フルインジェクション化に伴い、今では余り気を使わなくなったスパークプラグ。

3年以内または走行2万キロを目安にパーツそのものを一新する事が必須。

s-DSC06220

タイヤの状態。

s-DSC06221

通常オーナーが目にする事のないタイヤ内側の画像。

s-DSC06222

トレッドに亀裂が入りバースト寸前です。

 

タイヤ交換には色々なポイントがあります。

単に残り溝が1.6mmに達したスリップサインに近づいた状態。

溝が残っていても長年の装着で硬化し、ひび割れてきた状態。

 

ただ、タイヤ本来のパフォーマンスを発揮させるには、タイヤによって異なりますが、3年〜5年でタイヤ交換時期の1つの目安といえます。

3年〜5年程度でタイヤのゴムが劣化しコンパウンドが硬くなり、本来のパフォーマンスを発揮出来なくなります。

s-DSC06235

s-DSC06238

s-DSC06251

s-DSC06240

s-DSC06247

s-DSC06242

s-DSC06243

フェラーリ傾向的不具合ポイントの代表的なポイントの1つ。

樹脂パーツの溶解。

 

全て現品修復可能と判断。

メンテナンスメニューでご提案させて頂きます。

s-DSC06182

s-DSC06187

ライセンスプレート装着ポイントの破損。

フロントバンパーは、50万円以上する高額なパーツの1つ。

 

こちらも現品修復可能と判断。

メンテナンスメニューでご提案させて頂きます。

s-DSC06203

車輌全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車輌を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

全てのチェックが終了したフェラーリ F355。

 

確実に現状の車輌の状態を把握し切らせて頂きました。

現状の車輌の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

s-DSC08470

フェラーリ F355 リペア&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

s-DSC08542

リペア&メンテナンス開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08630

細部までマスキング処理を行ない、脱着パーツを完璧にプロテクトします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08561

ライセンスプレート装着ポイントのリペア。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08729

私たちが設計、製作したリペア用ライセンスブラケット。

ノーマル然と設計、製作。

通常見えない箇所にもこだわります。

 

機能性と美しさを追求した、こだわったオリジナルパーツをご提供します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08726

純正のライセンスブラケットを装着。

リペア完了です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08734

バンパー脱着に伴い車輌側フレームを細部までクリーニングアップ。

私たちは、通常見えないポイントまで独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08751

ライセンスプレート装着ポイントのリペアの為、分解していたバンパーを組み込み。

細部までチリ合わせを行い組上げます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08759

パワーユニットのリペア&メンテナンス。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08803

s-DSC08761

リペア&メンテナンスに伴う各油脂類の抜き取り。

注入時には、添加されている成分内容や粘度など、私たちが推奨する、F355に1番ベストな油脂を注入します。

s-DSC08769

ドレンプラグもスッキリ クリーニングアップ。

1度締め付けられたガスケットは再使用しません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06158

フェラーリ専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを行います。

専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。

s-DSC08840

単に分解するだけではなく、生産時のパーツ精度の誤差、また車歴で精度が低下していないかを、分解パーツ全て項目毎に測定チェックします。

精度が低下している部位は、組み込み前に独自の厳密な数値に専用機器で修正し組み込みます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08877

パワーユニット脱着にあたり分解部分のクリーニングアップを実施。

クリーンな状態からボルト、ナットを緩める事でストレスを掛けず、ボルト&ナットを保護します。

s-DSC08876

サブフレームもスッキリ クリーンな状態に。

 

パワーユニットの脱着は、サブフレームにフェラーリ エンジン脱着専用の油圧リフトを装備し、パワーユニットを降ろします。

汚れたままでは、サブフレームとリフト間に砂や汚れがかみ込み傷つきます。

傷が一切付かないよう、フレームがクリーンな状態から専用リフトを装着します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08886

クリーンなフレームに、フェラーリ エンジン脱着専用の油圧リフトを装着。

車輌の価値観を考え、細部に工夫が施された、フェラーリ エンジン脱着専用の油圧リフト。

 

フレームに一切キズ等が付かず、載降を繊細にコントロール。

エンジンルームに接触する事も無く、クリアランスを確保しエンジン脱着する事が可能なリフト。

各モデルに対し全て完備しています。

 

パワーユニット&パワートレイン脱着開始です。

s-DSC08894

フェラーリ専用リフトで、確実にパワーユニット&パワートレイン脱着完了です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08899

担当エンジニアにより的確な作業が進められ、Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、Tipo F129Bパワーユニット各部を丁寧に分解し車輌より脱着完了です。

 

リペアポイント分解前に、パワーユニットやパワートレインなどに付着している細かな砂や塵を、一度全てクリーニングアップします。

これは、作業中に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為。

また、分解するボルト、ナットetc.再使用パーツ保護の為に行います。

また、見た目にも汚れが落ちスッキリ クリーンな状態を取り戻します。

 

 

現状のパワーユニットフロントからの画像です。

s-DSC08903

現状のパワーユニットL/Hバンクからの画像です。

s-DSC08909

現状のパワーユニットR/Hバンクからの画像です。

s-DSC08907

パワーユニット後方、クラッチ側からの画像です。

s-DSC08913

クラッチハウジング上部からの画像。

s-DSC08916

パワーユニット Vバンク現状の画像。

エキスパンションタンクに覆われ、目にする機会がない部分です。

s-DSC08917

パワーユニット フロントVバンクからの画像。

s-DSC08920

通常、目にする事のない部分には汚れがビッシリ蓄積しています。

s-DSC08941

パワーユニット シリンダーの現状。

 

これら通常目にする事のない部分には汚れが蓄積しています。

車輌の価値観を理解し、見える部分は勿論の事、通常見えない箇所のクリーニングアップを非常に重要視します。

s-DSC08924

バルブカバー結晶塗装、現状の画像。

s-DSC08928

結晶塗装アップ画像。

独自のクリーニングアップ工法でクリーンな状態を取り戻します。

s-DSC08932

エキスパンションタンクの画像です。

どのような素材のパーツでも、素材に1番適した独自のクリーニングアップを行います。

s-DSC08935

サブフレームの現状の画像です。

s-DSC08937

s-DSC08964

s-DSC08965

s-DSC08959

本来マッドブラックのサブフレーム。

こちらも独自のクリーニングアップ工法で、本来の発色を蘇らせます。

s-DSC08955

現状のサスペンションシステムや、アップライト部分の画像。

汚れがビッシリ付着した現状。

s-DSC08951

作業中に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為、細部までクリーニングアップしていきます。

s-DSC08972

各部のボルト、ナットの状態。

汚れたままでの分解は、ボルト、ナットを痛めます。

ボルト、ナット 1本まで、全てクリーニングアップしていきます。

 

上記、汚れた状態からの分解では、リペア&メンテナンス時の異物混入また、再使用パーツにダメージを与えます。

分解前に、独自のクリーニングアップ方法で一掃し、クリーンな状態を取り戻します。

 

変化振りを…乞うご期待。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09035

クリーニングアップ終了のTipo F129Bユニット。

 

クリーニングアップ前と同じ順番でご紹介させて頂きます。

フロントからの画像です。

s-DSC09042

クリーニングアップ後のL/Hバンク の画像です。

s-DSC09048

クリーニングアップ後のR/Hバンク の画像です。

s-DSC09046

パワーユニット後方クラッチ側からの画像です。

s-DSC09054

独自のクリーニングアップで汚れもスッキリ クリーンに。

s-DSC09057

クリーニングアップ後、パワーユニットVバンクの画像。

 

細部まで完璧なクリーニングアップを実施。

汚れも一掃。

s-DSC09061

フロント側 Vバンクからの画像です。

s-DSC09062

クリーニングアップでリアルでスムーズな動きを取り戻す下準備を完璧に行います。

s-DSC09093

シリンダーの汚れも、細部までしっかりクリーニングアップ。

私たちは、通常見えないポイントまで徹底したクリーニングアップを行います。

s-DSC09068

バルブカバー結晶塗装クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC09073

独自のクリーニングアップ方法で、完璧なクリーニングアップを実施。

結晶塗装の隅々に付着していた汚れも細部までクリーニングアップ。

s-DSC09078

同様に、エキスパンションタンクもスッキリ。

s-DSC09081

サブフレーム クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC09087

s-DSC09096

s-DSC09099

s-DSC09104

細部まで徹底したクリーニングアップを実施。

サブフレーム本来のマッドなカラーが蘇りました。

s-DSC09131

サスペンションや、アップライト部分クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC09105

全てがクッキリ映える様になりました。

作動部分に付着した汚れ、古いグリス類も一掃。

 

リペア&メンテナンス中、パーツ内部への砂や埃の混入を完全にシャットアウト。

s-DSC09112

ボルト、ナット1つまで、クリーニングアップ。

クリーンな状態からリペアポイントを分解することで、ボルト、ナットにストレスを掛けず、ロックを解除しボルト&ナットのピッチを保護します。

全ての部位に対しクリーンな状態から分解します。

 

これが私たちのリペア&メンテナンスに取り掛かる第一工程のクリーニングアップです。

私達メンテナンスする側も気持ち良くリペア&メンテナンスに掛かれます。

 

各部のクリーニングアップの特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09035

細部までクリーンな状態からメンテナンス工程を進めていきます。

クリーンな状態から作業を行う事で、ボルト、ナットまた再使用パーツにダメージを与える事の無いメンテナンスが行えます。

 

再使用パーツの保護と美しさを両立させるメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09169

各ギヤ現状の画像です。

s-DSC09168

タイミングベルトとギヤの接触面が錆で侵食されている状態。

錆の発生で、タイミングベルトが紙やすりで削られる作用が発生しています。

その為タイミングベルトが攻撃され、指定交換時期までタイミングベルトがもたない状態。

 

錆は、腐食生成物です。

少しでも残っていればその部分から錆は加速度的に侵攻します。

完璧に錆を除去し、再発を完全にシャットアウトしていきます。

s-DSC09170

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09175

メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC09176

1つ1つのパーツを確実にリセットします。

これでタイミングベルトを攻撃する脅威もなくなり、キッチリとしたバルブタイミングのセットアップも可能になりました。

また、ギヤを錆させていた主原因ポイントも根本からリペア。

 

このようなメンテナンスの積み重ねで、より高いパフォーマンスを引き出します。

また、美しさにもこだわります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09159

画像右がタイミングベルトのニューパーツ。

画像左が使用許容範囲を超過したタイミングベルト。

 

タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも3年 (3年で0kmの走行でも交換)

また3年経過しなくても、前回の交換から2万キロ走行した場合。

どちらか先に達した時点で交換が必須です。

 

ただし、油脂の漏れや他の諸問題がおこっている場合は別です。

s-DSC09165

画像左の使用許容範囲を超過したタイミングベルトは劣化が促進し非常に危険な状態。

 

よくタイミングベルトが切れたという言葉を聞きますが、コグドベルト自体が切損する場合はほとんど無く、ラバー製の歯がポロリと欠損してしまう事を、タイミングベルトが切れたと表現されています。

使用許容範囲超過、水濡れ、オイル漏れ、外界に露出している部分が多い等、さまざまな要因で劣化が促進し、ラバー製の歯が欠損しバルブクラッシュを引き起こしパワーユニットに多大なダメージを与えてしまいます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09161

タイミングベルトニューパーツの画像。

私たちは、純正の新品であっても長期に在庫されていたタイミングベルトは使用しません。

また、低価格のOEMパーツも使用しません。

 

私たちは、パーツ管理の行き届いたタイミングベルトのみ使用します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09153

画像左が、装着されていたタイミングベルトテンショナーベアリング。

画像右が、ナカムラエンジニアリング オリジナル タイミングベルトテンショナーベアリング。

 

画像左の装着されていたベアリングのアウターケースに発生している錆。

また、ベアリングシールも劣化し、内部のグリス漏れが発生しています。

このような状態では、タイミングベルトの寿命を縮めてしまいます。

ロックしてしまうと、タイミングベルトに急激に負担が掛かり、最悪、バルブクラッシュを引き起こしてしまいます。

 

近年、安いOEMが色々と出ていますが、粗悪なものも多数有ります。

逆に良いものも有りますが、粗悪なパーツと良質なパーツの見極めが非常に重要ですね。

s-DSC09157

ナカムラエンジニアリング オリジナル テンショナーベアリングset。

 

オリジナルで製作しているタイミングベルトテンショナーベアリングは、アウターケースは無垢材より削り出し製作。

錆の発生を完全にシャットアウトする亜鉛メッキ処理を施工。

ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。

国産最高級ベアリングを使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。

タイミングベルトへの負担を最小限に抑えます。

 

オリジナル テンショナーベアリングを使用する事により、エンジン回転も非常にスムーズになり、タイミングベルトへの負担も著しく軽減。

全ての問題を完全にクリアしたタイミングベルトテンショナーベアリングです。

 

オリジナルパーツを使用し諸問題を完全にリセットします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09182

1つ1つのパーツを、独自のクオリティーでメンテナンス。

このようなメンテナンスの積み重ねで、より高いパフォーマンスを引き出します。

また、普段は全く見えないところまで徹底した美しい仕上げを追求します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09186

全ての下準備が整ったパワーユニットに、精度を確実に取り戻した個々のパーツを、独自のノウハウを盛り込み組み込み。

1台1台手作業で、どれだけ効率的に動力性能を発揮できるかにこだわり組上げます。

 

機能性や、精度を完璧に仕上げたパワーユニット。

また、徹底して美しい仕上げを追求します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09140

スパークプラグの交換。

画像左が、使用限度を超過したスパークプラグ。

画像右が、燃焼を更に促進させるため、蓄積したデータから選択したスパークプラグ。

 

フルインジェクション化に伴い、今では余り気を使わなくなったスパークプラグ。

3年以内、または走行2万キロを目安にパーツそのものを一新する事が必須。

s-DSC09141

スパークプラグは、点火プラグはシェル 碍子および中心導体(中心電極及びターミナル)で構成されています。

点火プラグは燃焼室を貫く形で配置される為、シリンダーで発生する圧縮圧力や熱が外部に漏れないような密閉構造を持ち合わせているパーツ。

 

モータースポーツの世界では、エンジンのセッティングに応じて適切なプラグ熱価を選択する事が必要になります。

点火プラグの電極と碍子脚部は、燃焼室の内部で大きな影響を受けています。

極と碍子脚部の焼け具合は、燃焼室内部の燃焼環境を直接示す目安となる為、点火プラグを取り外した際には電極と碍子脚部の焼け具合を目視する事で、 その点火プラグがそのエンジンのセッティングに対して適切か否かの判断を下す事が可能となり、セッティングに応じて選択し直す場合も有ります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09143

ニューパーツは、燃焼を更に促進させるため、蓄積したデータから選択したスパークプラグです。

 

新品のプラグであっても、製造誤差などにより必ずしもギャップが全数一定に揃っているとは限りません。

エンジンの種類によっては、プラグの熱価などは全気筒同じであっても、気筒毎に異なる電極隙間を要求するものも存在する為、装着の前に電極隙間を測定して調整します。

 

電極隙間の測定及び調整後のスパークプラグ。

組込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09410

オイルフィルターの交換。

フランジ内部のクリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09418

クリーニングアップ後の画像です。

クリーンな状態からオイルフィルターを、基本締め付けトルクで確実にロックします。

 

私たちが行うごく通常の交換工程です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09115

リペア&メンテナンスに伴い分解したタイミングベルトカバーを、単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。

s-DSC09118

s-DSC09119

通常オーナーが目にする事のない部分には汚れが蓄積しています。

s-DSC09120

s-DSC09121

s-DSC09123

s-DSC09122

使用許容範囲を超過したタイミングベルトのラバー粉、また漏れ出していたオイルが、タイミングベルトの駆動と同じ形状で随所に付着しています。

ニューパーツに付着しない様、クリーニングアップを行います。

 

同時に、クリーンな状態からクラックチェック&メンテナンスも行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09187

タイミングベルトケース メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC09190

s-DSC09191

細部までスッキリ クリーンな状態を取り戻します。

s-DSC09192

s-DSC09194

s-DSC09198

クリーンな状態から各部のメンテナンスを実施。

s-DSC09195

効率にとらわれる事なく、1つ1つのパーツを独自のクオリティーで仕上げます。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09257

全ての下準備が整ったパワーユニットに、独自のクオリティーで仕上げた個々のパーツを組み込み。

1台1台手作業で、どれだけ効率的に動力性能を発揮できるかにこだわり組上げます。

s-DSC09259

私たちが行うリペア&メンテナンスは、クルマではなく芸術作品を生み出すという意識で、丹念に仕上げます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09298

パワーユニット搭載前に、車輌側エンジンルームのクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

現状の画像です。

s-DSC09303

s-DSC09306

s-DSC09295

エンジンルームを細部までメンテナンス&クリーニングアップしていきます。

s-DSC09311

s-DSC09314

s-DSC09323

s-DSC09326

付属パーツに至っても、全てメンテナンス&クリーニングアップを行います。

s-DSC09331

パワーユニット脱着時のみ可能な、車輌側エンジンルームのメンテナンス&クリーニングアップ。

細部に至るまで、徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施します。

 

独自のクリーニングアップ方法で、付着した汚れを細部まで一掃しクリーンな状態を取り戻します。

またメンテナンスも実施していきます。

変化振りを……

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09351

エンジンルーム メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

s-DSC09374

s-DSC09381

s-DSC09370

ユニット脱着時のみ可能なクリーニングアップ。

細部まで、こだわったクリーニングアップを実施。

s-DSC09359

s-DSC09372

s-DSC09386

s-DSC09388

付属パーツのメンテナンスも完了。

シャシーやボルト、ナット1つまで丁寧にクリーニングアップを実施。

s-DSC09394

私たちは、細部まで独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを行います。

どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスをご提供します。

 

クリーンなエンジンルームにパワーユニットを搭載していきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09495

全てが整った車輌にパワーユニットを搭載します。

 

メンテナンス&セットアップまた、クリーニング実施後のパワーユニットをメインフレームへと。

搭載にも、フェラーリ パワーユニット脱着専用の油圧リフトを使用。

s-DSC09498

s-DSC09526

s-DSC09507

フェラーリ パワーユニット専用リフトでコントロールし、車輌へと搭載します。

 

生産ラインオフ時の装着誤差。

また、永年の使用で発生しているズレ。

組み込みは、基本搭載位置へと修正しユニットを搭載します。

 

この様なメンテナンスの積み重ねで車輌の基本ベースを底上げします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09536

全ての見直しを図り、車輌フレーム側と、サブフレームをドッキング。

基本搭載位置へと組み込み完了です。

 

分解時、各パーツ単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので細部までスッキリ。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09612

オーナーが大切にされている車輌。

車輌への乗り降りからメンテナンスに至るまで細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。

 

トルクレンチを握っているエンジニアの手。

手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。

爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすればオーナーは不安もいだかれる事でしょう。

 

私たちのサービスはそこから始まります。

s-DSC09558

トルクレンチで最終ロック。

トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。

 

通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。

これを防ぎ、規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込んでいきます。

 

他の部位も同様です。

ボルトやナットの締め付けトルクは材質や処理の方法また、長さ等々でISO規格が設けられているほど重要なポイント。

s-DSC09615

私たちのファクトリーでは、エアーツールなど一切使用しません。

全てメカニックの手と、磨き上げられた工具によって行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09587

リペアに伴い分解した再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行います。

問題の無い再使用パーツを独自のクオリティーで仕上げます。

 

現状の画像です。

s-DSC09589

s-DSC09591

s-DSC09593

s-DSC09592

s-DSC09594

s-DSC09595

s-DSC09596

s-DSC09628

s-DSC09630

s-DSC09801

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09616

メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

s-DSC09618

s-DSC09620

s-DSC09622

s-DSC09621

s-DSC09623

s-DSC09624

s-DSC09626

s-DSC09632

s-DSC09635

s-DSC09814

単体で細部まで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施。

クリーンな状態から組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09746

メンテナンス済みのパーツを組上げる上での、細かい微調整。

最終的な合わせこみが重要です。

 

1台1台手作業で、どれだけ効率的に動力性能を発揮できるかにこだわり組上げます。

s-DSC09782

動力性能と美しさを追求したメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09903

ブレーキオイルの交換。

塵や埃が付着しているリザーバタンクのクリーニングアップから。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09908

クリーニングアップ後のリザーバタンク。
 

クリーンな状態からリザーバキャップを開け、内部への汚れや埃の混入をシャットアウトします。

全ての下準備を整えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09910

リザーバタンク内部底に、大気中の水分を吸って加水した浮遊物が貯まっています。

この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。

 

まず、加水した浮遊物のクリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09919

クリーニングアップ後の画像です。

新油は、このような透明なブレーキオイル。

 

クリーンな状態からブレーキオイルの交換を行います。

s-DSC09916

クリーンな状態から専用機器で交換。

ブレーキオイルは、私たちが推奨するF355のパフォーマンスにベストなオイルを選択し交換します。

 

 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換が必須。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09921

ブレーキオイル交換と同時に、周辺部分もクリーニングアップ。

私たちが行うごく通常のブレーキオイル交換工程です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09857

エンジンスタート前の最終チェックも完了。

軽いクランキング音と共にスムーズなアイドリング。

 

各部のチェックを行っていきます。

s-DSC09861

水温 油温 油圧 電圧 電流等々インスルメントパネルのメーター上でチェック。

メーター上の確認だけでなく、指針と実際のユニットとの誤差が無いかを、フェラーリ純正テスター SD2を車輌コントロールユニットに接続し同時にチェックします。

 

各回転域でのユニットやセンサーまた、電子制御インジェクションシステムの基本作動。

また、パラメーターチェックも全て行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00037

フロアーカウル類、現状の画像です。

通常、目にする事の無い部分には汚れが蓄積しています。

 

カウル類のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

s-DSC00040

s-DSC00044

s-DSC09803

s-DSC09804

s-DSC09806

リペアまた、メンテナンスに伴い分解した、アンダーカウルやフェンダーライナー類。

私たちの作業工程は、分解パーツを1点1点クリーニングアップし美しさを取り戻します。

 

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00109

メンテナンス&クリーニングアップ後のカウルの画像です。

細部までこだわったクリーニングアップを実施。

s-DSC00112

s-DSC00103

s-DSC09817

s-DSC09818

s-DSC09820

s-DSC09822

リペア&メンテナンス同様に、隠れた箇所ほど重要です。

クリーンな状態で組込みに備えます。

 

メンテナンスと同時に施工する独自のクリーニングアップ。

クリーニングアップは、本来の素材を熟知し蘇らせる意味で1番適した仕上げを行います。

ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行いません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06189

上記、リペア&メンテナンス前のサスペンションシステムの画像です。

s-DSC06191

サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップ。

定期的な、足回り&車輌全体のトルク管理が必要です。

 

各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。

s-DSC06192

s-DSC06190

s-DSC06205

また同時に、分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々までクリーニングアップします。

 

中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

s-DSC06195

同じくリヤセクション リペア&メンテナンス前の画像です。

s-DSC06197

s-DSC06198

s-DSC06196

s-DSC06201

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09954

リペア&メンテナンス後の画像です。

ダストや砂などをクリーニングアップする事により、各機能がよりリニアになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

s-DSC09958

サスペンションシステム ステアリングシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。

s-DSC09960

s-DSC09997

s-DSC09977

きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。

s-DSC09993

同じくリペア&メンテナンス後のリヤセクション。

s-DSC09969

s-DSC09970

s-DSC09975

s-DSC09980

こだわったメンテナンス&クリーニングアップを行います。

 

各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09018

タイヤ交換。

s-DSC09024

s-DSC09023

トレッドに亀裂が入りバーストする可能性が非常に高い危険な状態。

 

タイヤ交換には色々なポイントがあります。

単に残り溝が1.6mmに達したスリップサインに近づいた状態。

溝が残っていても長年の装着で硬化し、ひび割れてきた状態。

 

ただ、タイヤ本来のパフォーマンスを発揮させるには、タイヤによって異なりますが、3年〜5年でタイヤ交換時期の1つの目安といえます。

3年〜5年程度でタイヤのゴムが劣化しコンパウンドが硬くなり、本来のパフォーマンスを発揮出来なくなります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09798

s-DSC09788

4set ニュータイヤへと交換。

 

F355のパフォーマンスを十二分に受け止めるスペックを選択。

より一層ドライビングパフォーマンスを楽しんで頂けるスペック。

 

タイヤは、重い車重を支えている重要なパーツです。唯一路面と接し、常に大きな負荷がかかっている重要なパート。

タイヤの寿命は、様々な要因によりどの程度劣化してしまっているかによります。

一般的にはスリップサインと呼ばれる、溝が1.6mmになった際に出る警告の目印が交換時期とされています。

しかし、タイヤはゴム製品であり、日々の走行で雨や土、油などの物質と接し、また、駐車時においても直射日光やオゾンにさらされ徐々に劣化していくものです。

そういった劣化の進み具合も、タイヤの交換時期に大きく関わることを忘れてはいけません。

スリップサインではまだまだ使えるタイヤでも、タイヤにヒビや傷などがある場合は要注意です。

パンクやバーストなどの原因になったり、危険を伴う場合があります。
 

タイヤパフォーマンスを発揮させ安全にドライビングを楽しむには、スリップサインだけでなく、タイヤ全体の劣化や損傷具合も点検し、見極める必要があります。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09789

ホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

s-DSC09791

s-DSC09795

ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

クリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09823

ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

表裏共に、本来の発色を取り戻しました。

s-DSC09825

プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつ。

s-DSC09826

クリーニングアップ&メンテナンス終了のホイール。

組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09985

フロア部分シャシー現状の画像。

s-DSC09987

細部までクリーニングアップを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00013

クリーニングアップ後のシャシーの画像です。

s-DSC00016

クリーンな状態から、各部のセットアップも行いパフォーマンスのバージョンアップを図ります。

s-DSC00033

運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00074

セットアップ済みのシャシーへ、クリーニングアップ済みのクリーンなフロアーカウルを組み込み。
 

カウルの組み込みは、基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

全てのチリ合わせや、左右の均一性、ボルトロック状態の位置にもこだわり組み込み完了です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06235

s-DSC06238

s-DSC06247

s-DSC06251

s-DSC06240

s-DSC08658

s-DSC06242

s-DSC06243

フェラーリのインテリア、代表的な傾向的不具合ポイントの1つ。

樹脂パーツの溶解。

 

樹脂パーツ現品でのリペアを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC08695

リペアの為取外した全ての樹脂パーツ。

s-DSC08696

s-DSC08697

s-DSC08698

s-DSC08699

部分的なリペアでは、リペアされていない樹脂パーツの溶解が必ず起こってきます。

溶解する度にリペアしていては、費用もかさみ、また色が均一化されず、違和感だけが残ります。

 

私たちは樹脂パーツを1セクションと考え全ての樹脂パーツをリセットします。

現品を独自のクオリティーで完璧に復元していきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC09690

独自の最新の工法で現品リペア完了の樹脂パーツの画像。

s-DSC09691

インテリア全ての樹脂パーツを1セクションと考え、完璧にリセット。

s-DSC09692

s-DSC09693

私たちが行う樹脂パーツのリペアは、2度とペイントが溶解することは有りません。

 

独自に配合したペイントで、新車時の滑らかな肌触りを再現。

また、塗色は新車時の色と全く同じ。

ジェントルな色彩を再現できる塗色を独自で配合。

一気に新車時の樹脂パーツのインテリアへと復元させます。

s-DSC09694

細部まで徹底したクオリティーで仕上げた樹脂パーツ。

 

これより、車輌側装着部分のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

見えない箇所もクリーンに。

また、ラインオフ時のインテリアパーツの組み込み誤差の修正を図り、精度を高め組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00201

車輌側、装着部分のメンテナンスも終了。

下準備を全て整えリペア済み樹脂パーツを組み込み。

s-DSC00203

s-DSC00199

全てのチリ合わせや、左右の均一性にこだわり組み込み。

地味なれど重要。

s-DSC00188

s-DSC00207

s-DSC00213

s-DSC00195

s-DSC00198

独自の塗色の配合また工程で、新車時のマッドなカラーを再現。

s-DSC00194

効率にとらわれる事なく、1つ1つ独自のクオリティーで仕上げた、F355 インテリア樹脂パーツの現品リペア。

インテリア全ての樹脂パーツを1セクションと考え一気に初期化し、新車時のインテリアを復元しました。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00158

全てのリペア&メンテナンス完了。

最終チェック&セットアップへと…

 

Ferrari 純正テスター SD2でパワーユニットのリペア&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。

まず、以前の車輌セットをセットダウン。

続いてリペア&メンテナンス後の車輌に合わせセットアップします。

 

この工程が仕上がりを大きく左右します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00162

最終セットアップ。

 

Ferrari純正車両診断テスターSD2で、Tipo F129Bの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。

独自の味付けを行い、F355のポテンシャルを余す事無く引き出します。

メカニカル面も、的確な最終チェックまた、独自の味付けを行います。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC00167

独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。

s-DSC00181

s-DSC00175

s-DSC00171

s-DSC00187

分解時、各パーツ単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を復元。

 

各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

s-DSC00146

エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

s-DSC00155

s-DSC00142

s-DSC00129

s-DSC00219

全てのリペア&メンテナンス 終了のフェラーリ F355。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 493枚 (DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車輌と一緒にお渡しします。

いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

s-DSC00151

Ferrariや、Lamborghini は、どのモデルに関わらず工業製品であって美術品でもあります。

この様な車輌をメンテナンスさせて頂くにあたって、車輌に対してのオーナーの思いや、価値観を理解し、常に業務に携らせて頂いています。

車輌を常に向上させ完璧なコンディションに近づけ後世に残していく。

トラブルの解析なども常に的確なトラブルシューティングを行い、根本からトラブルをリペアし、構造を熟知した上でセットアップを行い、100%のポテンシャルを発揮できる車輌に仕上げていく。

独自のノウハウとテクニックまた、専用の最新設備で車輌のポテンシャルを余すことなく発揮させキャラクターを取り戻す。

また、何処を見ても綺麗。

隠れた所にも気遣いをする。

効率にとらわれず、1台1台の車輌を仕上げていく。

もし、僕自身の車輌なら、ここまで徹底的にして欲しい。

そういったメンテナンスを実施する車輌だと僕は思いますし、その思いを皆さんの車輌にも日々向上心を持って実践しています。

CONTACT US

お問い合わせ

ご相談・お見積もりなどお気軽にご連絡ください。
24時間365日体制にてお電話でも受付対応しております。
TEL: 0743-54-6400

お問い合わせフォーム