ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
今回、フェラーリ F430 ナカムラエンジニアリングへと メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ F430を積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア・インテリアの傷などのチェック工程に入らせて頂きます。
ご期待にお答えするメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ F430 ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェック 開始準備の為、クリーンなリフトセクションへと…
ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェック工程へと進みます。
『ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェック』
ただ乗って走るものとしての存在の一般的な定期点検ではなく、クラシック フェラーリから伝わってくる五感への刺激を回復させるという私たちのコンセプトの下行うメンテナンスプログラムです。
ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェックの詳細はこちらまで⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/deptlist/meister-check/
ボディープロテクターの装着。
フェラーリ F430メイン ECUに、Ferrari 純正 車両診断テスター SD3を接続。
車両全体の メカニカル・エレクトロニクス機能 現状のコンディションチェック工程を進めます。
SD3でのチェックは、Errorコードのモニタリング・各部の作動状況や出力波形のモニタリングに使用するのみです。
SD3は、車両に装備される末端のパーツまでモニタリング出来る訳ではありません。
ナカムラエンジニアリングが設備する独自の解析機器で、車両末端に至るまで緻密なモニタリング チェックを行います。
Tipo F136E型 エンジンのメカニカルチェック工程へと進みます。
Tipo F136E型 エンジンのメカニカルまた、モトロニックの基本原理や構造を熟知したメカニックが細部までチェックします。
フェラーリ F430 車両全体の綿密なチェック工程へと進みます。
経年数での指定交換パーツ。
走行距離での指定交換パーツ。
フェラーリ F430 アップデート状況・国別仕様でのチェック。
また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの一部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車両より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。
フェラーリ社が推奨される指定交換パーツ。
必ずしも交換が必要とは限りません。
素材や構造を知り尽くしたメカニックが、綿密にチェックし判断します。
フェラーリ F430 車両全体のメカニカル・エレクトロニクスのチェック工程へと進みます。
各部の緻密な測定チェックを行い、各パーツが使用許容範囲内か否かの判断を基本データをもとにチェックします。
ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェックは、『ただ乗って走るものとしての存在』の定期点検ではなく、『クラシック フェラーリから伝わってくる五感への刺激を回復させる』という私たちのコンセプトの下行うメンテナンスプログラムです。
テスターを接続しリフトUPで主たる箇所のみチェックする一般的な定期点検ではなく、隠れた内部にまで緻密なチェックは及びます。
不具合箇所の特定だけではなく、新車時のコンディションに回復させるという観点から車両を綿密にチェックします。
ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェック項目の1つ。
テスト走行によるプロフィールチェック。
新車時から現在に至るまでのメンテナンス状況により、フェラーリ F430 本来のエンジンパフォーマンス・ドライビングプレジャーがどれだけ維持されているかを、各セクション毎に緻密なプロフィールチェックを行います。
プロフィールチェック後、再度リフトUP。
上記各部のチェック工程後の解析データーを下に、再度綿密なチェック工程へと進みます。
車両のコンディションは、現在に至るまでのメンテナンス状況で、1台 1台 全く異なります。
メンテナンスを請け負わせて頂く会社側の企業理念・経営理念・信条・社是・ビジョン・設備 etc…
メカニックの心得・知識・技術・センス・車両と向き合う思想・理念 etc…
簡素に書きましたが、これらの要素によって良くも悪くも、全く異なる次元の車両となります。
ナカムラエンジニアリング Concept ⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/maintenance/ne-quality/
フロント / リヤ アンダーカウルの状態。
R/H...路面とヒットしアンダーカウルが裂け開口している状態。
L/H...同様に開口している状態。
アンダーカウル 分離後のフロントバンパースポイラー内部の状態。
ヒットした衝撃で取り付け部分が数か所破損しています。
アンダーカウルの画像です。
ボルトホールの破損。
この状態では、アンダーカウルを固定出来ません。
破損したフロントバンパースポイラー取付け部分がアンダーカウル上に...
リヤ ディフューザーの状態。
リヤ ディフューザー...路面とヒットし傷付いている状態です。
フェラーリ・ランボルギーニetc..は、300㎞を遥かにオーバーする車両に日々進化し続けています。
その進化に伴い、エアロダイナミクス効果も日進月歩 著しく進化し続けています。
アンダーカウルもエアロダイナミクス効果を司る大切なパーツの1つです。
車両フロア全体を計算され尽くしたカウルで覆われ、ダウンフォース効果を生み出しています。
ただ、トラブルが発生していてもオーナーには全く分からないデメリットが在るのも事実です。
通常目にする事の無い部分にトラブルは潜んでいます。
オーナーが分からないうちにトラブルは進行し、ダメージが車両内部で拡散している場合が多々あります。
1年に1度、緻密な車両チェックを行い車両のコンディションを見極めておく事が大切です。
ウォーターポンプから多量のエンジン冷却水が漏れ出している状態です。
車両全体にエンジン・ミッション・油脂類etc...を冷却する機能が装備されています。
その中の1つ。
エンジン冷却水をパイピング・ホースによって車両全体を這い巡らせ、冷却水クールダウン専用パーツに圧送されます。
圧送を司るパーツがウォーターポンプ。
エンジン冷却水の漏れ。
突発的なオーバーヒートを誘発させ、エンジン本体に深刻なダメージを与えるトラブルの1つです。
エンジン・ミッションの微細なオイル滲み。
今回、クリーニングアップのみ実施させて頂きます。
クリーンな状態から、次回チェック時 オイル滲みの進捗状況を確認致します。
ミッションブラケットの状態。
ミッションブラケットが折損している状態です。
ミッションブラケットは、重量のあるミッションをマウントを介しフレームに固定する役割を果たします。
折損した状態では、ミッションが固定されず、至ってはミッション本体に深刻なダメージを与えかねません。
エキゾーストマニホールドの状態。
R/H L/H エキゾーストマニホールドが折損している状態です。
F430の場合700度~800度以上の排気が直接漏れ出す為、非常に危険なトラブルの1つです。
『エキゾーストマニホールドの豆知識』
エキゾーストマニホールドは複数の排気ポートに接続されるヘッダーパイプと、複数のヘッダーパイプを集合させるコレクターで構成されているパーツです。
複数のヘッダーパイプの組み合わせ方や各ヘッダーの長さに応じてエンジンの出力特性や排気音が変化します。
エキゾーストマニホールドは、排気ポートに直接接続されている為、燃焼室で爆発工程直後の排気が直接流入し非常に高温になる為、一般的には遮熱板が取り付けられています。
NAエンジンのエキゾーストマニホールドの場合、700度~800度程度までの高温に至ります。
インジケータ表示の異常点灯。
インジケータは車両の異常を即座にドライバーに知らせる役割を果たします。
① ドライバーが危険な状態にさらされる場合
② 車両が危険な状態にある場合
③ エンジン・ミッション等、作動停止・作動停止予告の場合
上記のみ点灯又は点滅します。
点灯又は点滅した場合、即座に車両を停止させる事が大切です。
インジケータ表示は車両全体をモニタリングしている訳ではありません。
非常に危険な場合のみ点灯又は点滅する警告灯です。
『ここで間違ってはいけないのは、インジケータ表示が点灯又は点滅していない場合、車両に全く問題が無いと勘違いしてしまうことです』
メカニカル・エレクトロニクスのトラブルシューティング工程へと進みます。
トラブルシューティング Concept ⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/deptlist/#troubleshoot
フロント / リヤ サスペンションシステム構成パーツの状態。
フロント サスペンションシステム構成パーツの状態。
フロント サスペンションブッシュ アップ画像です。
外部からの要因また、使用対応年数を著しく超過し劣化し切っているサスペンションブッシュ。
フロント ラックエンド・ロアースフェリカルジョイントの状態。
ダストブーツが完全に切損しています。
この状態では、ダストブーツ 切損個所から砂・塵etc...が混入します。
内部のスフェリカルジョイントを摩耗させ破損に至ります。
スフェリカルジョイントが摩耗し使用許容限度を超過した場合、走行中アライメントが常に変化し、ダルなハンドリングと不安定な車両の動きを誘発し、F430 本来持つシャープなドライビングプレジャーが感じ取れません。
フロントスタビライザーブッシュ・リンクロッドブッシュの状態。
ダストブーツが完全に破損しています。
リヤ サスペンションシステム構成パーツの状態。
リヤ サスペンションブッシュ アップ画像です。
外部からの要因また、使用対応年数を著しく超過し劣化し切っているサスペンションブッシュ。
サスペンションブッシュが劣化し機能を消失している場合、車両の基本骨格でもあるフレームやボディーに多大なダメージを与えます。
ブッシュの機能が消失している状態でサスペンション等を高性能パーツに交換しても、高性能サスペンションの能力を引き出す事すら出来ないばかりか、逆にオリジナルより遥かに悪化すると共に、車両へのダメージも更に深刻なものとします。
【サスペンションブッシュの豆知識】
サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームやボディーに入力されることを防ぐ役割。
衝撃からフレームやボディーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。
また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。
しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。
経年劣化によるサスペンションブッシュが本来の機能性を果たせない状態では、フレームやボディー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボディーまたフレームのねじれや結合部の破損など、車両の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。
見逃されがちなサスペンションブッシュ。
車両にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でボディー・アルコア社製アルミフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。
リヤ スフェリカルジョイントの状態。
ダストブーツに亀裂が生じています。
フロント スフェリカルジョイントと同時交換を行い、車両のコンディションを整える事をお勧めします。
リヤ スタビライザーブッシュ・リンクロッドブッシュの状態。
スタビライザーの機能性は、コーナーリング時において車体のロールを抑えることにあります。
車体のロールを規制することにより左右方向への荷重移動を早める為、ステアリング レスポンスが高まります。
また、ロール時アライメント変化を抑え、必要以上のロールを低減させ、コーナーリング時の車体の安定を図ります。
スタビライザー本体をシャシーにガッチリ固定する機能を果たすのがスタビライザーブッシュ。
【スタビライザーブッシュの豆知識】
スタビライザーブッシュ・リンクロッドブッシュが本来の機能を消失した場合、コーナーリング旋回時において車体を押さえ込む能力が果たせず、適切に車体のロールを押さえ込めなくなります。
サスペンションなど高性能パーツに交換しても、この様な個所の動きを確実に押さえ込まなければ高性能サスペンションの能力を引き出す事すら出来ません。
フロント ブレーキシステムの状態。
Vol.1 フロント ブレーキディスクパッド
①フロント ブレーキディスクパッドが90%摩耗した状態。
②フロント ブレーキディスクパッドが経年劣化している状態。
Vol.2 フロント ブレーキディスクローター
① フロント ブレーキディスクローターが使用許容限度を著しく超過し摩耗している状態。
リヤ ブレーキシステムの状態。
Vol.1 リヤ ブレーキディスクパッド
① リヤ ブレーキディスクパッドが70%摩耗した状態。
② リヤ ブレーキディスクパッドが経年劣化している状態。
【ブレーキディスクパッドの豆知識】
ブレーキディスクパッドは、残量だけでなく、劣化の見極めも重要です。
ディスクパッドは、10〜20程度の複数の複合材料で成型されています。
パッド複合材料の経年劣化も進みます。
劣化が進むと本来の制動能力が著しく低下するだけではなく、亀裂が入り危険な場合すらあります。
Vol.2 リヤ ブレーキディスクローター
① リヤ ブレーキディスクローターが使用許容限度 上限まで摩耗している状態。
【ブレーキディスクローターの豆知識】
ディスクブレーキは、ブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドをブレーキローターに押付け、その摩擦力によって制動力を発揮します。
ブレーキローターには、摩擦熱に強く放熱効果が高い素材が求められることから、鉄製のものが主に使用されています。
アルミニウム製は軽量ではありますが耐久性や熱変形において劣るため、使われることは極僅かです。
F1やスーパーGT、FIA競技車両などのモータースポーツや航空機では、炭素繊維強化炭素複合材料を原料としたブレーキローターが使用されています。
炭素繊維強化炭素複合材料製ブレーキローターは、適切な温度域内で使用しないと本来の性能を発揮せず、ブレーキローターの割れや異常磨耗などを発生することもあります。
ブレーキローターは使用に伴って磨耗するので、定期的に交換や研磨が必要です。
日本車ではブレーキローターは廃車まで一度も交換しないケースも少なくありませんが、欧州車では多くのモデルがパッド交換の2回に1回程度のサイクルでブレーキローターの交換を要求されます。
近年のフェラーリに採用されているローターは、一台分で300万円程度と非常に高価なセラミックスなどを付加することによって、市販車にも使用できるように改良されたブレーキローターです。
こちらのフェラーリ F430のブレーキローターはスチール製。
F430からオプション設定でカーボンセラミック・ディスクを選択出来るようになりました。
サイドブレーキシステムの状態。
サイドブレーキシステム装着部分のアップライト側が割れ欠損している状態です。
オーバートルクで締め付けられアップライトが割れ欠損しています。
割れた為、針金でサイドブレーキシステムを何とか取り付けようとされたのでしょう。
オーナーが見えない箇所に手抜きが行われている車両を近年多々見受けられます。
車両のコンディションは、現在に至るまでのメンテナンス状況で、1台 1台 全く異なります。
メンテナンスを請け負わせて頂く会社側の企業理念・経営理念・信条・社是・ビジョン・設備 etc…
メカニックの心得・知識・技術・センス・車両と向き合う思想・理念 etc…
簡素に書きましたが、これらの要素によって良くも悪くも、全く異なる次元の車両となります。
ナカムラエンジニアリング Concept ⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/maintenance/ne-quality/
インジケータ異常点灯のトラブルシューティング工程へと進みます。
ナカムラエンジニアリングが設備する解析機器を使用し緻密なモニタリングチェックを行います。
解析データを緻密に融合させた独自の解析を行います。
解析データーを論理立て検証しメンテナンスメニューを組み立てます。
このプロセスが非常に重要です。
トラブルシューティング Concept ⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/deptlist/#troubleshoot
フロントタイヤの状態。
① 摩耗によるスリップサインが表示されています。
② タイヤのトレッド・サイドウォール全体に経年劣化による亀裂が起こっている状態です。
リヤタイヤの状態。
① 摩耗によるスリップサインが表示されています。
② タイヤのトレッド・サイドウォール全体に経年劣化による亀裂が起こっている状態です。
【タイヤ交換時期の豆知識】
タイヤ交換には色々なポイントがあります。
①単に残り溝が1.6mmに達したスリップサインに近付いた状態。
②溝が残っていても長年の装着で硬化し、ひび割れてきた状態。
タイヤは傷や深いひび割れなどが入ったまま走行すると、タイヤ自体のバーストなど重大な損傷にも繋がるので危険です。
また、通常①②の状態に達しないと交換しなくても良いと思われています。
しかし、タイヤ本来のパフォーマンスを発揮させる為には、3年〜5年でタイヤ交換時期の1つの目安といえます。
3年〜5年程度でタイヤのゴムが劣化しコンパウンドが硬くなり、本来のパフォーマンスを発揮出来なくなります。
この項目も交換の目安にする事が好ましいでしょう。
車両全体の装備システムの基本作動チェック工程へと進みます。
インテリア 樹脂パーツ塗装の溶解。
コックピットルーフパネルの経年劣化による剥離。
ワイパーラバーの経年劣化による収縮。
ナカムラエンジニアリングへと...初めてご依頼頂くコレクションカー・USED車両 etc...に推奨するメンテナンスプログラム
welcome service
〘ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェック〙
私たちがしっかりと見極めることで、最大限の性能や機能を回復させるプログラムです。
ナカムラエンジニアリング メンテナンスプログラム マイスターチェック
Concept / Works / Price⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/deptlist/meister-check/
ナカムラエンジニアリング メンテナンス プログラム マイスターチェックが終了したフェラーリ F430。
私たちが推奨する1セクションを確実に整備・メンテナンスを行う為のメンテナンスメニュー。
ご予算に応じ最良のメニューを作成しご提案させて頂きます。
ご予算に応じ、私たちが推奨する最良のメニューを分かりやすくご説明させて頂き、ご承諾頂きました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
フェラーリ F430 整備・メンテナンス開始準備の為、クリーンなリフトセクションへと...
フェラーリ F430 整備・ メンテナンス工程へと進みます。
ナカムラエンジニアリングが行う緻密なメンテナンス工程と、エンジン精度・美しさを追求するメンテナンスをご覧下さい。
私たちは、大人のロマンを形にするメンテナンス ファクトリーです。
ボディープロテクターの装着。
フェラーリ F430 L/H ブレーキシステム 整備・メンテナンス工程へと進みます。
余りにもずさんな処理が行われているリヤ L/H ブレーキシステム。
近年このようなずさんな対応が非常によく見受けられます。
分離後のリヤ L/H アップライト。
オーバートルクで締め付けられ割れたのでしょう。
サイドブレーキキャリパー取り付け部分が欠損している状態です。
人為的にアップライトに穴を開け、サイドブレーキキャリパーが針金で縛られています。
自転車でも人命に関わります。
手抜きどころではなく論外の処理。
メンテナンスを請け負う側の資質が問われます。
画像右がニューパーツのアップライト。
画像左が装着されていたアップライト。
比較すると、サイドブレーキキャリパー取付けの欠損部位が鮮明に分かって頂ける画像です。
アップライト 交換工程へと進みます。
アップライト交換後の画像です。
私たちは、全ての過程において徹底した精度と美しさにこだわります。
再使用する全てのパーツをクリーニングアップ・メンテナンス。
徹底した機能性と美しさを追求します。
全てに最善を尽くすメンテナンスを終えて初めて車両に装着します。
トルクレンチでの最終ロック。
通常のレンチでは、締め付け不足による緩み・締め過ぎによる破損・あるいは締め付けの個人差によるばらつきが生じます。
ナカムラエンジニアリングでは、全てのボルト・ナットにトルクレンチを使用します。
常に校正したトルクレンチを使用し正確なトルクでセットアップする事が非常に大切です。
これは、全ての工具に共通する事ですね。
トルク管理。
とても重要なことなんです。
エアーツールなど一切使用せず、全てメカニックの綺麗な手と磨き上げられた工具によって行います。
自動車工場で連想しがちな機械音など全くない。
このような環境のもと一切妥協なく完璧に仕上げられていくのです。
ナカムラエンジニアリング品質です。
フェラーリ F430 ウォーターポンプ交換に伴い油脂類の抜き取り工程へと進みます。
車両のオイルは、大きく分けて2種類に分別できます。
① エンジン・ミッション・デフetc…の潤滑を目的としたオイル。
② ブレーキ・クラッチ・F1マチック・パワーステアリングetc…の油圧システムオイル。
オイル交換の目安は、『性能が劣化したら…』と、言葉では簡単に言えますが、オーナーはオイル性能が劣化したという自覚症状を感じる事が難しいですね。
オイル性能の劣化はゆっくりと進行するので分かりにくいものです。
オイル性能は、保管しているだけでも時間の経過とともに劣化が進行します。
空気と触れる事で酸化してしまうのが主な理由。
高温になるとより酸化しやすくなります。
劣化したオイルを使用し続けると、エンジン・ミッションetc…に深刻なダメージを与えます。
日本を代表するスーパーGT。
予選と決勝レースの間にオイル交換を行う程、オイル管理には気を遣っています。
エンジン冷却水
【エンジン冷却水の豆知識】
エンジン冷却水は、エンジンオイルと同様、重要な役割を果たす油脂です。
主成分はエチレングリコールという化合物と水で構成されています。
高温なエンジンを常に冷却する役割を果たしています。
また、ラジエーター・エンジンブロックetc…の金属構成パーツに錆の誘発を防ぐ役目や、消泡性能etc…も兼ね備えています。
エンジン稼動時には、常に高温にさらされる為、エンジン冷却水も劣化します。
エンジン冷却水には、様々な化合物が含まれています。
他のオイル同様、使用期限に達するまでに交換が好ましい油脂の1つです。
コレクションとして保管している車両でも、ナカムラエンジニアリングが推奨する交換時期での交換をお勧めします。
ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。
一度締め付けたガスケットの再使用は致しません。
クリーンな状態から規定トルクでロックします。
エンジンオイル
『潤滑系オイルの使用期限・主成分・添加成分・粘度』
使用期限は、オイルが精製される時点での主成分により異なります。
主成分・添加成分・粘度に応じて、使用期間・使用許容限度が設定されています。
使用期限・許容温度を1度でも超過したオイルは、エンジンメカニカルにダメージを与えます。
車両により使用するオイルの選択が重要です。
ナカムラエンジニアリングでは、主成分・添加成分内容・粘度etc…を、使用する車両に応じて変更します。
フェラーリのメンテナンスに携わらせて頂くには、必要最小限の基礎知識の1つです。
ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。
一度締め付けたガスケットの再使用は致しません。
クリーンな状態から規定トルクでロックします。
オイルフィルター
【オイルフィルターの豆知識】
エンジンオイルに含まれた、金属粉・ダスト・スラッジetc…を取り除く機能を有するオイルフィルター。
特筆すべきは、金属粉。
金属粉は、エンジン内部全ての構成パーツを傷つけ研磨作用まで及ぼします。
エンジンブローを誘発させる要素の1つです。
オイルフィルターの濾過能力を上げ過ぎると油圧上昇・目詰まりetc…のトラブルを誘発させます。
濾過能力は、ある一定のポイントで抑えられています。
その為、オイルフィルターが全ての金属粉・ダスト・スラッジetc…を取り除く事は不可能となります。
また、オイルフィルターの機能が低下し目詰まりを起こした場合を想定しバイパス機構を備えています。
フィルターが目詰まりし、エンジン各セクションへのオイル供給ができなくなり、エンジンが焼き付く主原因となるからです。
但しこの構造はあくまで非常用であり、エンジンオイル交換に伴い、2回に1度のフィルター交換が必要です。
高回転を多用している車両など毎回の交換が必要となります。
1つ1つのパーツには、全てに裏付ける意味があるんです。
オイルフィルター分離後の取り付けフランジ クリーニングアップ工程へと進みます。
Vol ①
クリーニングアップ後の状態です。
塵1つないクリーンな状態からオイルフィルターを組み付けます。
ナカムラエンジニアリング 品質です。
ウォーターポンプ交換工程へと進みます。
トラブルを抱えているウォーターポンプ。
Tipo F136E型 エンジンより分離後の画像です。
ウォーターポンプ ニューパーツ。
ナカムラエンジニアリングでは、トラブルパーツは全てオーバーホールを前提に考慮します。
今回オーバーホールに必要なパーツ価格を積算した結果、ニューパーツへの交換が好ましいと判断しました。
ウォーターポンプ分離後のTipo F136E型 エンジン側の状態です。
クリーニングアップ・メンテナンス工程へと進みます。
Vol ①
クリーニングアップ・メンテナンス後の画像です。
精度回復工程を行う事により寸分の誤差なく組み上げる事が可能となります。
エンジン精度を飛躍的に向上させる非常に重要な工程の1つです。
表面に出ない部分だけに、手抜きの行われ易い工程です。
Vol ②
私たちは、全ての過程において徹底した精度と美しさにこだわります。
全てに最善を尽くすメンテナンスを終えて初めてエンジンに装着されます。
上記工程は、ナカムラエンジニアリング メンテナンス プログラム マイスターチェック 整備工程に全て含まれます。
詳細はこちらまで⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/deptlist/meister-check/
エキゾーストマニホールド交換工程へと進みます。
Vol ①
エキゾーストマニホールド分離工程へと進みます。
分離後のエキゾーストマニホールド。
ニューパーツのエキゾーストマニホールドの画像です。
Vol ②
エキゾーストマニホールド分離後のTipo F136E型 エンジン
700度~800度以上の排気が直接漏れ出し汚れ切っているTipo F136E型 エンジン。
エンジン・ミッション等は、熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。
数年経過すると締結面の誤差も生じてきます。
ニューパーツ組込み前に、誤差を修正し接合面の基本精度を回復させます。
Vol ③
精度回復工程へと進みます。
私たちは、全ての過程において徹底した精度と美しさにこだわります。
お客様が見えない部分に至っても、このこだわりに変わりはありません。
Vol ④
エキゾーストマニホールド組み込み工程へと進みます。
精度回復工程を行ったTipo F136E型 エンジンに、エキゾーストマニホールド組み込み工程後の画像です。
精度回復工程を行う事により寸分の誤差なく組み上げる事が可能となります。
エンジン精度を飛躍的に向上させる非常に重要な工程の1つです。
このプロセスが、ナカムラエンジニアリング 品質です。
ナカムラエンジニアリング メンテナンス プログラム マイスターチェックに伴う、サスペンションシステムのクリーニングアップ工程へと進みます。
クリーニングアップ工程へと進みます。
Vol ①
クリーニングアップ後の状態です。
埃一つないクリーンな状態まで仕上げます。
私たちは、全ての過程において綿密なクリーニングアップにこだわります。
お客様が見えない部分に至っても、このこだわりに変わりはありません。
ホイールのクリーニングアップ・メンテナンス工程へと進みます。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。
4輪全てクリーニングアップ・メンテナンスを行います。
Vol ②
クリーニングアップ・メンテナンス後の状態です。
ホイールのクリーニングアップ・メンテナンスは重要な工程の1つです。
タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。
ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつなんです。
お客様から全幅の信頼を得てメンテナンスを請け負わさせて頂くナカムラエンジニアリング。
このような細かな見えない箇所に、企業の責任があると私たちは考えます。
Vol ③
フロア・シャシのクリーニングアップ工程へと進みます。
クリーニングアップ後の状態です。
フロア カウル・デフューザーのクリーニングアップ工程へと進みます。
Vol ④
クリーニングアップ後の状態です。
Vol ⑤
クリーニングアップ・メンテナンス済みパーツ組み込み後の状態です。
全てに最善を尽くすメンテナンスを終えて初めて車両に装着します。
組み込み工程においては精度と機能性を追求し行います。
このプロセスが、ナカムラエンジニアリング 品質です。
メンテナンス メニュー実施に伴うクリーニングアップ・メンテナンス。
上記工程は、ナカムラエンジニアリング メンテナンス プログラム マイスターチェック Concept ・ Works ・ Price に全て含まれます。
詳細はこちらまで⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/deptlist/meister-check/
ナカムラエンジニアリングが有する多種多様な専用機器でのチェック・セットアップ後、テスト走行によるプロフィールチェックで検証します。
このプロセスが重要なんです。
最終チェック・セットアップ終了後のTipo F136E型 エンジン。
ナカムラエンジニアリングは、全ての過程において精度・機能性・仕上がりの優美さにこだわります。
これを具現化するには、優れたメカニックの知識・センス・最新の設備が必要不可欠です。
エクステリア・インテリアの最終仕上げに至っても、メンテナンス同様こだわります。
ナカムラエンジニアリング 品質です。
全ての整備・メンテナンス終了のフェラーリ F430。
実施した全てのチェック・トラブルシューティング・整備・メンテナンス工程の分解写真。
また新旧のパーツ画像。
全て担当メカニックが撮影しています。
詳細な写真 344枚をDVD-R 1枚に保存しております。
また、今回のメンテナンス内容・今後のメンテナンスメニューを分かり易く作成させて頂いております。
今回、ナカムラエンジニアリングへとメンテナンスを御依頼頂き、誠に有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。
フェラーリを、今一度蘇らせる。
詳細はこちらまで⇒https://www.nakamuraengineering.com/services/maintenance/ne-quality/
ナカムラエンジニアリングは、大人のロマンを形にするメンテナンス ファクトリーです。