株式会社ナカムラエンジニアリング

緊急対応ありがとうございました。

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

初めてFerrari F355の修理依頼を頂きました4年前の事を昨日、思い出させて頂いてました!!

あの日も休日でしたね。
Ferrari F355で、お付き合いさせて頂きはや4年!!
年月が過ぎるのは早いものですね。
いつも御依頼、誠に有り難う御座います。

今回も宜しくお願い申し上げます。

最初の不具合が、Ferrariの不具合の中でもトップ3に挙げられる致命的な、タイミングベルト切れでしたね。

高回転時に切れ、ピストンとバルブの接触がかなり激しく、数セットのピストンと、コンロッドまでダメージを受けていましたね!!

Ferrariの最初の洗礼としては、酷過ぎましたね!!
やはり、交換履歴が有ったとしても、超 重要ポイントは、手にされたオーナー自身が、メンテナンスしないと怖いですね!!

今回の不具合。
クラッチ関連のトラブルシューティングに入らせて頂いております。

先程は、お忙しい中お電話にての、ご対応誠に有り難う御座いました。

チェックの結果、クラッチ油圧の問題では無くクラッチ内部に問題が発生いたしていると判断させて頂きました。

クラッチ部、分解了解頂きましたので、クラッチ分解完了です。

マシン側の画像です。

クラッチコンプリート分解前の現状の画像です。

カバーブレッシャースプリングが半分起き上がってしまっています。

この画像でよく分かって頂けると思います。

おそらくクラッチディスク フェーシング部分の片側が破損していると思われます。

クラッチコンプリート分解完了です。

トラブルシューティング通り、クラッチディスクのフェーシング部分が1部分解してしまっております。

クラッチディスクの画像です。

クラッチコンプリート内部に残っておりました、破損分解してしまっているフェーシングの残骸です。

フライホイールに関しましては、ヒートスポットも無く、このままの使用可能です。

通常予防的に、スラストベアリング&よくオイル漏れの発生するスラストフランジのオイルシール。

今回、パーツ入荷の関係上 再使用させて頂きます。

只今お電話にてご了解頂きましたので、パーツ発注させて頂きました。

21日のフェラーリブランチには、参加して頂ける様、最善を尽くさせて頂きます。

宜しくお願い申し上げます。

今回のトラブル。
クラッチの使用面での問題は有りません。
フライホイールの状態を見ましても、うまく使用されている事が分かります。

今回の不具合は、クラッチ残量の不足です。

クラッチは、徐々に滑りが発生してくる場合。
クラッチを繋いだ瞬間に分解してしまい走行不能に陥るケースも多々御座います。

今回は、後者の繋いだ瞬間に分解してしまったケースです。

クラッチ入荷致しましたので早速作業に入らせて頂きます。

ギリギリ セーフ!!

クラッチケース内部も全てクリーニングアップ実施させて頂き、クラッチコンプリート組込み完了!!

マシンへと........

クラッチアウターケースもクリーニング実施させて頂きクリーンな状態。

組込み&セットアップ完了。

テストランもバッチリです!!
シフトフィーリングも非常によくなり、エンジンパワーがシッカリと伝達されているフィーリング。

只今より、最終仕上げに入らせて頂きます!!

全ての作業完了です。

エクステリア&インテリに至りましても、最終仕上げ完了させて頂きましたFerrari F355。

今回も、メンテナンス御依頼誠に有り難う御座いました。

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。

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