ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
いつも Ferrari F430 メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたFerrari F430を積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
Ferrari F430 メンテナンス開始の為、リフトセクションへと…
リフトUP。
今回ブレーキオイルの交換。
現状のフロント ブレーキシステムの画像。
前回のリペア&メンテナンス時にクリーニングアップを実施していますのでクリーンな状態を保っています。
同じくリヤブレーキシステムの現状の画像。
ブレーキオイルの交換。
ブレーキオイルの交換時期はオイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。
サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。
通常のストリートでの使用また、乗らなくても1年毎の交換をお奨めします。
ブレーキオイルは吸湿性が高く大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり沸点が下がってしまいます。
そのまま使用し続けるとハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。
これをベーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。
ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。
ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生しピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。
定期交換期間は1年での交換。
Ferrari F360 モデナ以降のブレーキオイル交換は、Ferrari純正車両診断テスターで通信しながらの交換。
純正テスターを使用せず無理に交換するとABSの構造体ソレノイド機構に負担が掛かります。
破損してしまうと非常に高額なパーツ。
Ferrari純正車両診断テスターでの交換が必要です。
クリーニングアップ後のフロントブレーキシステムの画像です。
今回もブレーキオイル交換に伴いダストや、砂などをクリーニングアップ。
きめ細やかなメンテナンスを随所に施します。
同じくリヤサスペンションシステム。
続いてホイールのクリーニングアップ&メンテナンス。
4輪全てクリーニングアップ メンテナンス開始です。
ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。
4輪全てホイール内側&表側共に、本来の発色を取り戻し組み込みに備えます。
以上が通常のブレーキオイル交換の工程です。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。