ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
いつもFerrari 328 GTSメンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
また、お忙しい中お越し頂き有難う御座いました。
本日は、取材にご協力頂き有難う御座いました。
発売日が楽しみですね!!
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
Ferrari 328 GTSチェック開始準備の為、リフトセクションへと移動させて頂きました。
328の心臓部は、Kジェトロ。
フラップが噴射量を制御するシステム。
全ての気筒に連続的に燃料噴射を行います。
システムに異常が無くてもセットアップで性能が大きく変わります。
機械的作動部分が多いので、経年劣化などでセッティングが変化するので、定期的なセットアップが性能を保ちます。
続いて、年数的、走行距離的、指定交換パーツ。
Ferrari 328各モデルの傾向的不具合発生箇所。
マシンの使用状況や、保管状態により、個々のマシンの状態が全く違うので的確なチェックを進めます。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの1部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返しマシンより受ける衝撃や、恒に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。 必ずしも指定交換に入っていないパーツでも使用用途や保管状態などでパーツの寿命が、長くもなりまた、短くもなります。
恒に定期的なマシンのチェックによりベストなマシンの維持が可能となります。
細部まで、的確なチェックが行われます。
Ferrariや、Lamborghiniは、300kを超え疾走するロードゴーイングマシン。
レーシングカーにナンバーを装着したマシンと思ってもらった方が分かりやすいでしょうね。
高額車であっても、決して高級車では有りません。
ハイパワーの代償にハイリスクも付いてまわります。
先程は、お忙しい中お電話にて対応頂き有り難う御座いました。
1セクション1セクション確実にメンテナンスする方法で、お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。
パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。
今回のリペアー&メンテナンスメニュー パーツ全て入荷しました。
早速、実作業に入る準備に入らせて頂いています。
フロントセクションより作業開始です。
ブロアー関連のリペア。
ブロアシャッターの交換。
左が現車に装着されていたパーツ。
右がニューパーツ。
328では、破損しているマシンが多いポイントですね。
リペアに伴う分解パーツを的確にチェクしながら作業が進みます。
こちらは、ヒーターコア。
ジョイントパイプから若干のエンジン冷却水漏れ。
コア本体は問題なしと判断しましたので、ジョイントパイプ部分を現品で確実にリペアします。
使用に十二分な機能を持っているパーツは安易に交換する事無く、現品リペアで確実に修復し再使用します。
リペアと同時に分解個所全てのチェックと同時に、クリーニングアップも同時に行います。
通常カバーリングされ見えない箇所ですが、分解に辺り全てクリーニングアップを実施します。
上記クリーニングアップ後。
分解パーツも、ただ単に組み込むのでは無く、全て徹底的に仕上げ作業を施し、完璧な状態で再使用します。
これは弊社のクラフトマンシップで、より良いマシンに仕上げる為のメンテナンスだからです。
上記、エンジン冷却水漏れが発生していたヒーターコア。
現品で確実にリペア終了です。
同時に、100%の機能を発揮する様コアー部のクリーニングアップも完了。
フロントセクション リペア&メンテナンス終了です。
同時に分解個所全てのチェック&とクリーニングアップも完了。
非常にクリーンな状態を取り戻した328フロントセクション。
1セクション1セクションこの様なリペアと同時にメンテナンスまた、クリーニングアップ方法で、マシンを復元します。
続いて、リヤーセクションのリペア&メンテナンスに入る為、プロテクターを装着。
実作業開始です。
タイミングベルト交換&ウオーターポンプOHを行なっていきます。
分解個所全てのチェックと同時に、クリーニングアップも同時に行い分解されます。
これは、砂や塵が作業中パーツ内部への混入を避ける為、またクリーンな状態で分解関連パーツの的確なチェックの為、実施されます。
分解された、現状のウオータポンプ。
フルOH開始です。
分解&リフレッシュされたウオータポンプ。
専用機器を使用し接合面などの歪みも完璧に加工修正されています。
ただ単にフルOHするのでは無く、分解パーツの加工修正し組み込む事によりメンテナンス部位のロングライフ化につながります。
マシン側ウオータポンプ接合面も専用機器を使用し、歪み抜き作業を完璧に実施。
フルOH&リフレッシュされたウオータポンプ。
マシンへと組み込み完了。
続いて、タイミンクグベルトの交換。
こちらの画像は、前回のタイミングベルト交換時装着した、弊社のオリジナル タイミングベルトテンショナーベアリング。
純正品では、グリス漏れや、錆の発生などで毎回交換を強いられるパーツです。
3年使用されていた オリジナル タイミングベルトテンショナーベアリングには、グリス漏れや錆の発生も全く無く非常にコンディションの良い状態。
オリジナル タイミングベルトテンショナーベアリングは、アウターケースは無垢材より削り出し製作。
錆の発生を完全にシャットアウトする亜 鉛メッキ処理を施工。
ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。
国産最高級ベアリングを 使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。
タイミングベルトへの負担を最小限に抑えられる事が可能です。
全ての問 題を完全にクリアーしたタイミングベル トテンショナーベアリング。
今回、チェックしましたが全く問題が無いため再使用します。
クランクプーリーに錆や、永年の使用感が発生していたので、今回現品を完璧に復元しました。
鋳造時の梨肌もクッキリ!!
クリーンな状態からタイミングベルトの組み込みも終了。
現状のタイミングベルトケース内部の画像です。
汚れや、砂などが付着しています。
新しいタイミングベルトに付着しない様、クリーニングアップします。
上記、タイミングベルトケース内部クリーニングアップ後の画像です。
確実なメンテナンスを行い組み込み終了。
分解パーツも、ただ単に組み込むのでは無く、全て徹底的に仕上げ作業を施し、完璧な状態iにします。
各油脂類は、色々と各社ラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有り、マシンモデル毎また、使用する部位また、マシンの使用用途などを全て加味し、1番適切なオイルを、弊社では選択します。
メーカー指定純正オイルが1番無難と言えば無難なのですが、全てのモデルに1番適切なオイルかと言えば疑問です。
新車時のエンジンに注入されているオイルは、メーカー指定純正オイルでは無く、初期馴染みなどなどを考慮した、ファクトリー専用の非常に高額なオイルです(一般には流通しない特殊な高性能オイル)。決してメーカー指定純正オイルでは無いんです。
モデル毎にオイルに添加されている成分内容や粘度などなど…を変更しベストなオイルをチョイスし、交換する事により、より一層マシンをベストな状態へと導きます。
フロント&リヤー現状のフェンダー内部の画像。
定期的なチェックで、必ず入庫頂いているFerrari 328 GTS。
フェンダー内部もコンディションが非常に良い状態です。
300k近くで走る、ロードゴーイングマシン。
定期的な足回りのトルク管理&マシン全体のトルク管理&各部の調整が必要です。
今回も各部の動きが機敏になる様、施工します。
また、同時に分解時にしか出来ないサスペンションシステム&ブレーキシステム。 また、フェンダー内部の隅々まで、クリーンニグアップ開始です。
メンテナンスも終了。
クリーニングアップも隅々まで丁寧に仕上げました。
6ヶ月毎のチェックで、1セクションずつ的確なメンテナンスを進める事により、常にベストな状態を保つ事が可能です。
結果的に、色々な部位を1度にリペアする事が無くなります。
マシンを常に恒常性を持たせ、美観もたもてるんですよね。
続いて、ホイールの現状の画像です。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。
4輪全てクリーニングアップ開始です。
ホイール クリーニングアップ終了後の画像です。
4輪全てホイール内側&表側共に、本来の発色を取り戻しました。
フロントセクションもスッキリ!!
サーボモーターの位置が変化してしまう作業を行なった場合、イニシャル調整が必要です。
スイッチを押してもインジケーターが消灯または、全灯しない場合はイニシャル調整がずれている場合が有ります。
単純にパーツ交換しても完治しません。
ルーフトップ収納カバーのクリップも丁寧に交換。
リペア&メンテナンス終了後の最終セットアップ。
独自のセットアップを施し328のポテンシャルを余す事無く引き出します。
エンジンセットアップも終了。
最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。
各部メンテナンスと同時に施工する、クリーニングアップ。
各部の仕上げは、レザーの素材、ペイントの素材、各部の構成パーツなどなど….. 素材を熟知したエンジニアにより、部位部位に1番適した、本来の素材を蘇らす意味での仕上げが行われます。
ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行われません。
各部のクリーニングアップは全て作業の一貫と考え行います。
全ての作業終了のFerrari 328 GTS。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の1部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影致しております。
詳細な写真(CD-Rに落として有ります)及び、今回のメンテナンス内容、また今後のメンテナンスメニュー書類も分かり易く作成しています。
いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。