今回も、Ferrari F360 チャレンジストラダーレ マイスターチェック及びタイミングベルト交換ご依頼頂き誠に有り難う御座います。
随時画像アップさせて頂きますので宜しくお願い申し上げます。
ナカムラエンジニアリング特別メンテナンスプログラム マイスターチェック開始させて頂きます。
マイスターチェックの内容ですが、基本的に、テスターの接続機能の装着されています車輌には、一番最初に車種にことなりSD1-SD2-SD3の各テスター設備させて頂いておりますので、接続させて頂き、今までのトラブル内容を車輌本体より読み出しプリントアウトさせて頂き、その内容を今度は多々御座います各機器を使用させて頂き
ピンポイントに絞り込みトラブル内容を的確に搾り出します。また、テスター接続機能ついております車輌また、テスター接続機能装着されていない車輌も、同等に、次にフェラーリ社指定の使用年数的なパーツ及び走行距離的なパーツを全て計測及びチェックして参ります。
次に個々の使用状況で、車輌の状態が色々御座いますので、車輌状況を全てチェックさせて頂きます。その上で、
上記を含む内容の不良パーツなどを全て洗い出し、その結果内容をお見積もりさせて頂きお客様にお伝えさせて頂きます。
その上でお客様のご予算が御座いますので、ご予算の中で、車輌に2次的な影響を及ぼす箇所などを、私共で優先順位を考えさせて頂き、ご予算の中で出来る限りのベストメンテナンスをお客様のご了解のもと、作業させて頂きます。
車輌に恒常性を持たせていくメンテナンスを施工させて頂きます。また、マイスターチェックの結果、広く浅くメンテナンス作業しても、車輌は、今後100%の能力を発揮致しませんのので、ピンポイントで深く一部の箇所
だけを徹底的に作業させて頂く方が車輌には、良いですので広く浅くでは無く一部の箇所を徹底的にメンテナンスさせて頂き、ご予算に合わなかった箇所は、全て納車時に書面にて書き出しお客様と、私共で2通製作させて頂き、お互いに車輌状況の次のメンテナンス箇所を共有させて頂きます。
また、一番大切なのは、只今の車輌状況がどのようになっているかをお客様が把握して頂きます事が一番大切な事です。また、次にご入庫頂きました時には、前回の残りの作業を、また、ピンポイントで、作業させて頂き、最終的に新車状態に出来る限り近かずけさせて頂き、車輌本来の性能を発揮させるのが私共の狙いです。
これが、マイスターチェックの基本内容です。
多くのお客様は、色々な店舗で中古車を、ご購入され、乗り出し前に、一度全てのチェックを.....と、言うお声と、
永年に渡り所有されておられる、大切な車輌を一度チェクして欲し......とのお声を
多々賜らせて頂き、開始させて頂きましたメニューが、
ナカムラエンジニアリング特別メンテナンスプログラム マイスターチェックです。
各部 チェックの為、フロアーカバーリング類を取り外して参ります。
F360 チャレンジストラダーレのアンダーカウルは、チャレスト専用の超 軽量のカーボン製のアンダーカウルなんです。
カウルを取り外せば色々な事が分かります。
外見から見ても分からない部分が満載です。
エンジンの冷却水の漏れが発生致しております。白い部分はエンジンの冷却水が、熱で乾くとこの様な状態になります。また、現状も漏れが発生致しておりますので、緑のエンジンの冷却水がその上にも付着致しております。
エンジンオイル ミッションオイル ブレーキオイル クラッチオイル パワーステアリングオイル エンジン冷却水などなど.....
カウルが装着されておりますので、中々オーナー様が早期に漏れを発見するのは困難です。オーナー様が気が付かれる時点は、このカウルに溜まりきり、カウルから、こぼれ出した時点でないと中々分からないと思います。
その時点では、かなりの漏れが発生していると思っても過言ではないでしょう。
2次的な不具合を招いてしまう前に、キッチリとしたメンテナンス。
早期発見 早期治療が大切です。
エンジンアンダーカウル及びミッションアンダーカウルを取り外させて頂いた状態です。
この状態より各部 指定交換パーツの個々の計測やチェックをさせて頂きます。
続いてフロントセクション アンダーカウルからも上記同様のチェックをさせて頂きます。
続いてエンジン セクションです。
こちらも上記同様のチェックに入らせて頂きます。
この車輌は、現時点で走行11000km。
さて、Ferrari純正車輌診断テスターにて、車輌のメインコンピューターと交信開始です。
今回 F360モデナ チャレンジストラダーレ には、弊社設備させて頂いております、Ferrari純正車輌診断テスターSD2スペシャルバージョンと、Ferrari純正車輌診断テスターSD3が適合致しますが、今回は、Ferrari社の指定ファクトリー以外では、作動致しておりません Ferrari純正車輌診断テスターSD3を使用致して車輌診断開始させて頂きます。
360含むFerrariには、車輌とSD3との交信時には、ノートパソコンは、必要有りませんが、あえて装着させて頂いております。
Ferrari F430からのFerrari及びマセラティーは、こちらのFerrari純正車輌診断テスターSD3でないと車輌と交信出来ません。
こちらは、Ferrari純正車輌診断テスターSD3を使用し、各セクションの不具合箇所(ERRORコード)を全て車輌側コンピューターより検索しチェックさせて頂き、また各 セクションの作動状況を全てのセクション チェック致してまいります。
また、不具合箇所(ERRORコード)の関連箇所や、各セクションのパーツの作動状況を必要なセクションごとにプリントアウトをしていきます。
こちらが、SD3 サービス ファクトリーネーム。
各セクションの不具合箇所(ERRORコード)及び、パーツの作動状況をSD3で確認させて頂きましたので、これより各セクションの不具合箇所(ERRORコード)のトラブルシューティングに入ると共に、フェラーリ社指定の使用年数的なパーツ及び走行距離的なパーツや、各モデル事の傾向的不具合箇所や個々の車輌使用状況における各部のチェックに入らせて頂きます。
ご予算の中で今回御相談の結果、決定させて頂きました各 メンテナンス箇所のパーツ揃いましたので、只今より実作業に入らせて頂きます。
実作業の為、再度リフトセクションへ移動させて頂きました。
2004年式 Ferrari F360 チャレンジストラダーレ 新車時より4年経過致しておりますので、タイミングベルト交換必須う時期ですので、タイミングベルト交換より実施させて頂きます。
360のタイミンクグベルトは、室内のサービスホールより交換できますので、かなり安価に交換できます。
4年もしくは、2万キロどちらかが経過致しました時点での交換が必要です。
随時作業進行中です。
ウオーターポンプ オーバーホールの為、エンジン本体より脱着させて頂きましたエンジン側の画像です。
タイミングベルトと、ウオーターポンプは同時の作業が1番良いです。
また、タイミングベルト交換時には、テンショナーベアリングの交換は必須うです。
F355より、タイミングベルトに張力を保つ為のテンショナーが油圧テンショナーに変更になっておりますので、油圧テンショナー交換履歴の無い車両は、同時に交換をお勧めします。
テンショナー油圧抜けなどが発生致しますとタイミングベルトを交換実施していても、バルブクラッシュを引き起こしてしまいます。
最低タイミンクグベルト交換の2回に1度の割合で交換が必須うです。
こちらが、ウオーターポンプを分解させて頂きました画像です。
画像 左下のベアリング内蔵のメーンシャフトのベアリングのガタが例に漏れず発生致しております。
今回、オーバーホールの為、交換させて頂きますニューパーツです。
ウオータポンプ 現品フルオーバーホール完了です。
内部の水垢は勿論の事 全てクリーニング実施させて頂きオーバーホール完了させて頂き、エンジンへと、装着完了です。
続いて、タイミンクベルト及びテンショナーベアリングの交換実施に入らせて頂きます。
こちらは、タイミングケースの画像です。
こちらも、内外キッチリクリーニング実施さて頂きます。
クリーニング実施前の画像です。
タイミングベルト テンショナーベアリング取り外させて頂きました時点でフロントケースエンジン側もキッチリクリーニング実施させて頂きます。
こちらが、エンジンより取り外させて頂きました、タイミングベルトの状態です。
ギヤになっているベルト。
この凸の部分のベルトと山の間に、4年経過致しますと、今回4年で走行距離が1万キロ程度ですが、この様に亀裂が入ってしまいます。
この凸の山の部分が亀裂により飛んでしまう事を通常タイミングベルト切れと言われております。
だから、弱いのがわかって頂けると思います。
こちらは、新車時から4年間 装着されておりました、タイミングベルトテンショナーベアリングです。
雨天乗らなくても、材質が余り良くない為、純正品では、通常の大気中の湿気で、この様に錆が発生してしまい、タイミングベルトを痛める場合も有ります。
さて今回交換させて頂きますパーツは、タイミングベルトが純正品 タイミングベルトテンショナーベアリングは、弊社オリジナルの国産最高級ベアリングを使用しアウターケースは無垢材より削り出し、錆の発生を防止するメッキ処理をさせて頂きましたタイミングベルトテンショナーベアリングです。
国産最高級ベアリングを使用致しておりますので回転も非常にスムーズですので、負担が掛かりません。
タイミングケースのクリーニング完了です。
タイミングケース表面の画像です。
砂や埃が付着したタイミングケース裏側。
見えない箇所が一番肝心。エンジンの為にもスッキリ クリーンに。
バッチリです。
汚れが本当に除去し切れればこの様に、本来の元色が蘇ってきます。
これがクリーニング。
タイミングベルト脱着後 タイミングベルト奥側のクリーニング実施ひたすら実施させて頂いております。
見えない箇所も外同様にクリーンな状態にさせて頂いております。
これが、一番手間の掛かるところですが、弊社で非常に重んじる作業です。
掃除も出来ないのに、良い整備は出来ない!!
と、言うのが私の考えです。
クリーニングも完了させて頂き、タイミングベルト タイミングベルトテンショナーの交換実施完了です。
エンジン下からの画像です。
非常に良いコンディションのF360 チャレンジストラダーレですが、クリーニングは、怠りません。
このコンディションを保ち続ける為に。
カーボン製のF360 チャレンジストラダーレ専用アンダーパネルもキッチリ クリーニング完了。
各ホイールもマイスターチェックの為、脱着させて頂きましたので、通常オーナー様が磨けないホイール内側もキッチリ4輪 クリーニング完了です。
続いて足回りやブレーキなども全て無料でのクリーニング実施完了させて頂きました。
こちらは、クリーニング実施完了後のフロントセクションの画像です。
恒に良い状態を保つ為に実施させて頂いております。
リヤーセクションの画像です。
エンジンサービスホールよりの作業全て完了致しました。
もう1カット。
続いてスロットルバルブ左右インテークラバーに亀裂が入っていた為、左右交換実施させて頂きます。こちらは、スロットルバルブ左右インテークラバーを取り外させて頂きました状態です。
画像左側が、亀裂の入ったパーツ。
画像右が、今回交換実施させて頂きますニューパーツです。
組み込み完了です。
各 油脂類の交換やセットアップ及びクリーニングを随時進めさせて頂きます。
さて、インテリアの組み込みに入らせて頂いております。
メカニックの作業箇所は、全てカバーリング実施させて頂きなかせらの作業です。
さて、全ての作業及びエンジン 足回りのクリーニング完了致しましたので、只今よりテストランさせて頂きます。
テストランも完了させて頂きました。
エンジン レスポンスが非常に軽くなりバッチリの仕上がりです。
今回、ご予算の中で御相談させて頂き作業内容 緊急を要する箇所よりベストを尽くし実施させて頂きました。
最終エクステリアの仕上げを残すのみとなりました。
さて、最終仕上げテストラン前に完了いたしておりますエンジンルームの画像です。
非常にクリーンになりました。
もう、1カット
エンジンルーム隅々に渡りキッチリ クリーニング実施させて頂きました。ヒートシールドの結晶塗装の状態も非常にクリーンになりました。
さて、最終のエクステリアの仕上げを残すのみとなりました。
明日、作業全て完了させて頂き、御連絡させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。
Ferrari F360 チャレンジストラダーレ マイスターチェック及びタイミングベルト交換 全ての作業完了させて頂きました。
今回も、ご依頼誠に有り難う御座いました。
今後とも、末永い御付き合いの程宜しくお願い申し上げます。