ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
いつもLamborghini カウンタック LP5000 クワトロバルボーレ メンテナンス御依頼有り難う御座います。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
ランボルギーニ カウンタック 定期チェック開始準備の為、リフトセクションへと…
独自のチェック開始です。
カウンタック 5000 クワトロバルボーレは、1985年〜1988年まで632台が生産された車輌。
こちらのクワトロは、キャブレターがダウンドラフトへと進化した6基のウェーバーツインチョークキャブレター44DCNFモデル。
クワトロバルボーレでは、パワーユニットが2バルブから4バルブに変更。
排気量を5167ccに拡大する為、シリンダーヘッドとブロックの間にスリーブをサンドイッチ。
最高出力は80PSアップの455PS。
カウンタックのサスペンションシステムなどはほぼ、スフェリカルジョイントで構成されています。
レース車輌などに多く使用されているスフェリカルジョイント。
通常ストリートモデルは、ラバーブッシュが使用されています。
ダイレクトでクイックなステアリングフィールをもたらしてくれる反面、正しいメンテナンスを常に行なわないとメリットよりデメリットのほうが大きくなってしまうスフェリカルジョイント。
常に正しいメンテナンスを行なうことでスフェリカルジョイントを長持ちさせダイレクトでクイックなステアリングフィールが楽しめます。
このあたりの知識も大切ですね。
初期のクワトロバルボーレでは、車輌構成部分にカーボンケブラーの複合素材を採用。
1987年から車輌構成部分がアルミへと変更。
クンタッチの基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。
続いて、メカニカル関連のチェック。
年数的、指定交換パーツ。
走行距離的、指定交換パーツ。
カウンタック 各モデル毎の傾向的不具合発生ポイントのチェック。
また、車輌の使用状況や、保管状態で車輌の状態が全く違う為、的確なチェックを行ないます。
指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。
代表的な素材の指定交換パーツの1部。
1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。
2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。
3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。
指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけないと言うわけでは有りません。
的確なチェックで判断します。
車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。
メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…..書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車輌として構築されています。
車輌毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツが有ります。
ただ、これまで車輌がどの様な方法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?
オーナーがどの様に使用してきたか?
どの様な保管をされてきたか?
色々な状況でメンテナンス個所が違ってきます。
指定交換に入っていないパーツでも使用状況によって寿命が長くもなりまた、短くもなります。
車輌内部の隠れた部分まで、的確なチェックを行ないます。
定期的な確実なチェックでベストな車輌の維持が可能になります。
全てのチェックが終了したカウンタック LP5000 クワトロバルボーレ。
御連絡させて頂き、内容を詳細にご説明させて頂きます。
お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。
早速、実作業に入らせて頂きます。
メンテナンス開始です。
サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップ。
また、定期的な、足回り&車輌全体のトルク管理が必要です。
各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。
現状のフロントサスペンションシステムの画像。
現状のブレーキクーリングダクト。
また、同時に分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々まで、クリーンニグアップします。
中々オーナーが目にする事の無い部分。
また、雨天使用しなくてもダストや、砂などが付着してしまう部分でもあります。
同じくリヤーサスペンションシステムの現状の画像。
メンテナンス&クリーニングアップ開始です。
サスペンションシステム ステアリングシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。
ブレーキダクトホースもリペア。
ダストや、砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がより機敏になると共にクリーンな状態を取り戻しました。
きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。
同じくメンテナンス&クリーニングアップ後のリヤサスペンションシステム。
パフォーマンスを100%発揮させる為には定期的に、特有のメンテナンスを行なうことが必要です。
各部のクリーニングアップは全て作業の一貫と考え行います。
特別な費用等は必要ありません。
通常の一連作業の1部です。
続いてホイールのクリーニングアップ&メンテナンスへと。
ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。
4輪全てクリーニングアップ メンテナンス開始です。
ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。
4輪全てホイール内側&表側共に、本来の発色を取り戻しました。
メンテナンス終了のホイール。
組み込みに備えます。
シャシに至っても、独自のクリーニングアップ方法で細部まで完璧にクリーニングアップを実施。
クリーンな状態を取り戻しました。
クリーンな状態からシャシ全体の最終チェック&セットアップも完了。
最終チェック&セットアップ後、クリーニング&メンテナンス済みのカバーリングを組み込み。
スッキリ。
最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。
全てのリペア&メンテナンス終了のランボルギーニ カウンタック 5000クワトロバルボーレ。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の1部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影しています。
詳細な写真 40枚 及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので車輌と一緒にお持ち致します。
いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。