ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。
いつもLamborghini カウンタック LP5000 クワトロバルボーレ メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。
弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたLP5000 クワトロバルボーレを積んでファクトリーに戻って参りました。
只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。
今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。
Lamborghini カウンタック LP5000 クワトロバルボーレ 前回のメンテナンス時オーダー頂いていました
パーツ入荷しましたので早速実作業に入らせて頂く為、リフトセクションへと...
ボデープロテクターを装着。
まず、フードダンパーの交換。
Ferrari Lamborghiniのフードダンパーは突如に減推力が低下します。
ダンパー交換終了。
続いて、エキゾーストの換装。
今回換装するエキゾースト&ガスケットset
個体差に合わせ換装開始です。
バードゲージと呼ばれる角断面鋼管を複雑に組んだマルチ・チューブラー・タイプのシャシーを採用。
バードゲージはランボルギーニ ミウラ同様、マルケージ社製。
この年代のマシンは手作業での製造。
当時のランボルギーニのクラフトマンシップを存分に感じさせてくれるマシンですね。
微妙なチリを合わせ、綺麗にエキゾーストをフッットさせる為、修正を行います。
ガスケット等、最新の部材で製作しアップデート化を図ります。
仮付けを行い、微調整を完璧に行います。
微調整加工を完璧に行ったエキゾーストシステム。
マシンへと...
個体差に合わせ換装終了。
続いてユニットの電装品のメンテナンスに入ります。
プラグコードは、イグニッションコイルとディストリビューター、点火プラグを結線するためのコード。
プラグコードは点火火花の強さと安定性を直接左右する部品ですが、抵抗が余りにも小さすぎる場合にはノイズによる弊害が大きいため、電子制御式燃料噴射装置などに悪影響を与える場合があり純正品は心線にカーボンを用いてゴムで被覆されたものがほとんど。
現在広く使用されているカーボンコードでは、ケーブルの長さによって抵抗値に差が生じ気筒ごとにその抵抗値が異なることになります。
また、カーボンコードは経年変化によって抵抗値が変化するため火花エネルギーが弱くなったり、材質的にもゴムの劣化が促進し、ひび割れが発生して、リークの原因ともなります。
近年は、プラグコードを使用しないダイレクトイグニッション化が進んでいます。
スパークプラグです。
点火プラグはシェル 碍子および中心導体(中心電極及びターミナル)で構成されています。
点火プラグは燃焼室を貫く形で配置される為、シリンダーで発生する圧縮圧力や熱が外部に漏れないような密閉構造を持ち合わせているパーツ。
モータースポーツの世界ではエンジンのセッティングに応じて適切なプラグ熱価を選択する事が必要になります。
点火プラグの電極と碍子脚部は燃焼室の内部で大きな影響を受けています。
極と碍子脚部の焼け具合は燃焼室内部の燃焼環境を直接示す目安となる為、点火プラグを取り外した際には電極と碍子脚部の焼け具合を目視する事で、その点火プラグがそのエンジンのセッティングに対して適切か否かの判断を下す事が可能となり、セッティングに応じて選択し直す場合も有ります。
新品のプラグであっても製造誤差などにより必ずしもギャップが全数一定に揃っているとは限りません。
エンジンの種類によってはプラグの熱価などは全気筒同じであっても、気筒毎に異なる電極隙間を要求するものも存在する為、装着の前に電極隙間を測定して調整します。
今回換装するプラグコードは、銅多芯線の柔軟性により、振動疲労に強く、経年変化に強く優れた耐久性を持たせたアップデートパーツ。
銅多芯線の採用により優れた強度とコアーとシースの組み合わせ、またガラス繊維編組を組入れて、機械的強度を格段に向上。
最強の耐電圧特性を発揮します。
12気筒分のコードを気筒毎に機能を存分に発揮できる様に結束。
周辺部分もシッカリクリーニングアップ。
クリーンな状態からプラグコードを組み込み。
機能とともに機能美まで蘇らせます。
クランプの無いポイントには、リークプロテクターを装着。
細部にこだわったメンテナンス。
最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。
独自のクリーニングアップで新車時の自然な風合いに復元します。
各部メンテナンスと同時に施工する、クリーニングアップ。
各部の仕上げは、レザーの素材、ペイントの素材、各部の構成パーツなどなど….. 素材を熟知したエンジニアにより、部位部位に1番適した、本来の素材を蘇らす意味での仕上げが行われます。
ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行われません。
各部のクリーニングアップは全て作業の一貫と考え行います。
オリジナルに近いエクステリアでエキゾースト音は快音。
エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。
全てのカスタマイズ&メンテナンス終了のLamborghini カウンタック LP5000 クワトロバルボーレ。
こちらのMaintenance Reportには作業内容の1部のみを抜粋し掲載させて頂いています。
実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。
全て担当エンジニアが撮影致しております。
詳細な写真 101枚(CD-Rに落として有ります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のチェックポイントの書類も分かり易く作成していますのでマシンと一緒にお持ち致します。
いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。
今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。